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風呂の鏡について本気出して考えてみた

日本テレビで放送している「幸せ!ボンビーガール」にて、タレントの森泉氏が自身の手で家を建てている。DIY好きの彼女がリフォームを手がけるうちに好きが高じて家を建てることになった。

骨組みの段階からのんびりと経過を見守ってきたが、先日のオンエアでついに浴室が完成。

風呂のオプション品である鏡を付けない、と断言する彼女。ちなみに風呂の鏡は価格にして15,000円〜だという。

たった15,000円なら(※たった、というのは家を建てる予算組の中でなら15,000円は«たった»だろう)、無いよりあった方がいいのではないかと思ってしまった私がいた。

すると、森泉氏はこんなことを言うのである。

「お風呂の鏡いらなくない?あったらあったで掃除が増える」と。せっかく別荘に行ってまで掃除に追われたくないと言うのだ。

なるほど目からウロコ。

つい先程まで「無いよりあった方がいい」なんて思っておきながら「たしかに要らない」と手のひらを返した私だった。

無いよりあった方がなどと言いながら一人暮らしのときは深夜遅くに一人で風呂に入る時はいつもふしぎと鏡が怖いことがあったし(※霊感の類はないが夜に風呂に入ること自体すこし怖い)、鏡も放っておけばすぐにウロコ状の汚れが付着する。

鏡は摩耗するらしいが鏡クリーナーでピカピカツルツルに磨いたあと、強化用の防水セロハンを貼って……といっちょ前に掃除した気になっていたが、そもそも入浴中に見ているか見ていないか曖昧な鏡などあってもなくても同じなのだ。全身のボディチェックがしたければ、風呂をあがってすぐの洗面台にもほぼ全身が映る鏡がついている。はじめからこれ1台でよかったのだ。

たとえば身体の傷が気になる怪我人や なんらかの身障者の方なら話は別なのかもしれないが、わが家では必要ない。掃除の手間を増やすだけのアイテムに成り下がっていた。


部屋を見渡すと、こうした風呂の鏡的な立ち位置の家具が実に多いことに気がつく。ショッパー袋用のラックも、一見綺麗に整えているように見えて そもそも使用機会を遥かに上回る量のショッパーがあること自体どうなのだろう。クローゼット内の収納もそうだ。綺麗な整理整頓のようでも、内訳は不用品を整理整頓しているだけではなかろうか。

年内のできるだけ早いうちに、要る物・要らないも物の整頓をしてしまいたい、という決意だけはここに。あとは娘の機嫌と私の体力勝負である。


風呂の鏡。ひとまずこの発想に驚いた今日だった。

ミニマリストになりたくてなれなくて苦しい今日の私。明日はもっと部屋が片付きますように。


2020/11/26 こさい たろ


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