Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #28「THE PEOPLE'S SEAT」

THE PEOPLE'S SEAT

2019年PR部門Gold作品
Brand:UNITED NATIONS

概要

背景・目的:
地球温暖化の対策の国際枠組み「パリ協定」のルール策定を目指す国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)が2018年12月、ポーランドで開催された。
しかし、首脳陣・国の主要人物だけが環境問題に対して意見を述べるだけでは、本当の意味で問題は解決しないと考えていた。
世界の多くの人が環境問題に対して考えられる企画・機会が必要であった。

アイデア:
・議会に「THE PEOPLE'S SEAT」は国民が座る用の一つの椅子を用意
・「#TAKEYOURSEAT」と銘打って、あらゆる地域の一般の人から環境問題に対しての意見をFacebookで求め、それを実際の議会で流した

効果:
・13億人にリーチ

感想

・「一般の人の意見が「実際に見える形で」リーダーたちに届いた」というのが、客観的に分かる仕組みがすごい。
・日本でも国民発信の「#」が国のリーダーたちに届くことが多々あるが、政府側から仕掛け、意見を聞くことはないな。
・これも「見えていないものを可視化」した良い事例だと思う。
・協力してもらうために、実際に議会に席を設けたことがこの施策の一番の肝だと思う。信頼関係を築けている。

抽象化

◎見えていないものの可視化
◎信頼のための、約束的象徴をつくる。

参照



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