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自分で決めます!

Beloved ♡ さん

こんにちは!魔タリカ 741歳 、魂のR指定です!

頭の中で脳みそが沸騰しそうな、危険な暑さが続いていますが、♡ さんはご無事でしょうか。

梅雨はあっという間に行方をくらまして、今や日本はインド並みの暑さですね。とは言っても、私は本気の暑さのインドには行ったことはなく、快適な時期を選んで旅していたので、日本の暑さの方が強烈に感じるくらいです。

そんな中、さらに体温が上がりそうな話題です。アメリカの最高裁は中絶を認めた過去の判決を覆したそうです。アメリカのいくつかの州をはじめ、すでに中絶が合法ではない国で起こっていることは、中絶した医師が終身刑になったり、中絶した女性が禁固刑になったり、流産や死産で病院に行ったら、実刑30年を受けた女性の話(多くは薬物による胎児の虐待)、レイプによる妊娠で苦しむ若い女性に流産の薬を渡した教師が逮捕投獄、なんていうことです。

一方、国会でオムツを替えるジャシンダ・アーダーン首相のニュージーランドでも過去40年、中絶は唯一犯罪となる医療行為で、女性の健康に深刻な影響を及ぼす場合を除いて禁止されていたそうですが、現在は法改正により、女性たちが選択する権利を保障しています。宗教上の倫理観によって、胎内に宿った子供の人権をどう扱うのか?という問題なんだろうと思われますが、複雑ですよね。

日本にもかつては優生保護法なんていうのがあって、「不良な子孫の出生の防止と母体の保護を目的として」障がい者の強制的な不妊手術や中絶が進められた過去があります。中絶するには原則として配偶者の同意が必要ですが、そもそもそのセックスに真の「同意」はあったんでしょうか?私たちはもっと深く「NO」について探求する必要があります。

他の国では中絶は薬が主流だと知ったときは、ものすごくショックでした。日本では掻爬手術(子宮内を掻き出すやり方)で、中絶のための薬は認可されていないのです。掻爬手術はその後の不妊や不調の原因となることも多く、価格も母体への負担も薬の比ではありません。

ちなみに出産のときの分娩台というのは、16世紀フランスのルイ14世がお産を見物するために考案されたもので、中世まではお産は女性が取り仕切る現場だったのが、男性の産婆が登場するのと時を同じくしていたようです。もう何だか、カオスです。

そもそもなんで産む産まないの選択、女性の子宮や卵巣、膣を国家が規制するのでしょうか。中絶を云々する前に、最も規制が必要なのは男性のペニスの素行じゃないでしょうか。中絶が違法だというその前に、妊婦と生まれた子供たち全て国家が手厚く育てる、とか、子供の父親は一生子供の養育に責任を持つ、じゃなければ逮捕投獄だ、という法律も作るべきじゃないですか。そこまでやったら家父長制だって、捨てたもんじゃありません。

男女の平等はここから始まります。そこに本物の「男性性」が不在のままに、(主に男性たちが作り上げた)法律だけを適用し、命を守るなんていくら言っても鼻白むばかりです。男性性の代表的な概念に「攻撃」がありますが、攻撃と守護はコインの裏表で1セット、両方があって初めて統合へと向かう準備が整うのです。

ついでに言うと、シングルマザーとしての私は「母子家庭の貧困」なんて言葉が大嫌いです。なんて上から目線の家父長制マウンティングワードなんだろうと思います。それを創り出しているのは誰なんだ?と言いたくなるけど、そんなセリフは、分断を助長するだけですね。

この分断された世界に嫌気がさした新しい世代では、〈女性対男性〉から〈人間全体〉へと、DNAレベルの変容が始まっているようです。男が悪いとか女はダメだとか、ジェンダーレスな世界はそんな古臭い考えを超越して、統合へと向かう動きじゃないでしょうか。世界が経済の成長ではなく、人間性の成長に重心を移したら、本当の進化が始まるのだと思えてなりません。

自分自身を愛すること、大切にすること、それが人間性の成長を目指すことへとつながります。命の尊厳と神秘、愛することを学ばずには、本当の幸せや富はやって来ないんじゃないでしょうか。。

さ、選挙に行きましょう!ちょうどよく参院選ですね。私たちの権利を行使して、厳しい目で代弁者を選びましょう。

Love♡

Tarika



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