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成功は「自分自身」で定義する

こんにちは。みーきちです。

今日は「成功」のお話です。

最近、身の回りに「成功」という言葉があふれています。

Amazonで「成功」と検索すると、成功に関する本が「10万冊以上」も表示されます。

検索結果を見ていくうちに、私の脳は「成功」という文字を見過ぎてゲシュタルト崩壊を起こしました。

ところで「成功」とは、そもそも、どんな意味でしょうか?

Google先生に聞いてみると、成功の意味は、以下のようです。

「成功」 = 物事を目的どおりに成し遂げること。

例えば、人生における成功の定義を「20代から年収2,000万以上を稼ぎ、50歳でリタイアする」と定め、目的通りにお金をガッツリ稼ぎ50歳でリタイアしたのちに、51歳で重い病にかかり無念の死を遂げた場合、この人の人生は「成功」したことになります。

他の例で例えると、人生における成功の定義を「30歳までに結婚する」と定め、目的通り28歳で素敵な女性と結婚し、31歳で自身の不倫がバレて離婚した場合、この人の人生は「成功」したことになります。

あれ、なんだか、例に挙げた人たちは、人生に成功したのか失敗したのか、よく分からなくなってきました。

私は、人生における成功の定義を「ただ、毎日を淡々と生き抜くこと」ぐらいに考えています。

そうすれば、今の私のように、

「1浪して大学に入学。卒業後は就職氷河期にもかかわらず奇跡的に東証一部上場企業に入社。入社後めでたく結婚。しかし、数年後に過労でうつ病にかかり、やむなく会社を退職。当時の妻には愛想をつかされ離婚。職も妻も失い、1人で絶望の人生を歩んでいた中、今の妻と奇跡的に出会い再婚。今では地元の中小企業に再就職し、妻と2歳の息子と4匹の猫と共に幸せな日々を暮らす。ただし家計は火の車。」

という、一見、人生に失敗したのか成功したのかよく分からない状況に陥っている場合でも、前述の「成功=毎日淡々と生き抜くこと」という成功の定義に照らし合わせると「一応、人生には成功している」と判断できそうです。

私は、冒頭の画像に「1+1=10」と書きました。

数学を勉強している方からは「お前はアホちゃうか?」と突っ込まれるかもしれません。

数学の定義では「1+1=2」です。

しかしこれは、一般的な「10進数」を前提にした場合の話です。

「2進数」を前提にすると「1+1=10」です。
(正確には「01+01=10」)

「結局、お前は何が言いたいんだ?」と言われそうですが、私が言いたいのは、以下の2点です。

①「人の成功基準は、あくまで、その人の成功基準に過ぎない」
②「多くの人が成功だと言っていることは、必ずしも、あなたの成功と一致しない」

多くの人が「1+1=2」だ!
これが正解で、成功の絶対的な基準なんだ!
と唱えると、「1+1=10」という答えは間違っているんだと、ほとんどの人が錯覚してしまいます。

上記にも書きましたが「1+1=10」は、必ずしも間違いではありません。

あなたは「1+1=10」だ!
みんなの正解とは違うけど、私にはこれが正解で、私の成功の基準なんだ!
と唱えても良いのです。

もっと言うと「1+1=田んぼの田」だ!と主張しても構いません。

大事なのは、タイトルにも書きましたが「成功は、自分自身で定義する」ことです。

「生涯で、お金を3億稼ぐ」とか「将来、結婚して家庭を持つ」とか「引っ越したら猫と暮らす」とか「明日の朝ごはんに、卵かけごはんを食べる」など、人生の成功は自由に定義できます。

ここで注意したいのは、他人の成功の基準を、無条件に自分にあてはめないことです。

どこかの本に書いてあった「20代で結婚し、バリバリのサラリーマンで年収は1000万円以上、美人な妻と子ども3人の5人家族でマイホームに暮らし、犬を飼うことが人生の成功である。」という成功の基準を勝手に自身にあてはめ、年収300万円の30代独身男性が、ペット不可のワンルームマンションで1人「私は人生に失敗した」と自身の人生を嘆くのは、なんだかオカシナ話だなと私は思います。

ちなみに、私は先ほど、自分の人生における成功の定義を「毎日を淡々と生き抜くこと」と述べました。

そんな私はいつか、病気か事故か老衰か原因は分かりませんが、死にます。

そう考えると、この成功の定義は「最後は必ず失敗します」。

どんなに成功しても、必ず最後に、私たちは死を迎えます。

多分、死ぬ直前は「成功」だとか「失敗」だとか、「極めてどうでも良いこと」になるんじゃないかなと、個人的に考えています。

ただ、私は死ぬときに後悔だけはしたくありません。

私の密かなもう1つの成功の定義は「将来、20歳になった息子と酒を酌み交わすこと」です。

その日まで、あと約18年。

日々、「信号ヨシっ!」と車の運転時には安全確認をしながら、事故のないように、そして健康や日々襲いかかる老化にも注意しながら、その日まで頑張って生きようと思います。

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