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和ハーブインストラクターが大子町に行ったらえらいことになった【後編】

前回のあらすじ。
『お勉強頑張ったで賞』のご褒美として
袋田の滝に連れてきてもらった私。
でもまだまだ遊び足りない様子・・・

美味しい奥久慈茶を飲んでみたい!

「ねぇ、まだ行きたいところがあるの!」
車に乗り込んだところでスマホを差し出す私。
起動したナビに設定されていた場所とは・・・

奥久慈茶の里公園。

袋田の滝へ向かう道中、看板を見かけて
どうにも気になってしまったのです。
お茶=和ハーブ
もうこれは行くしかない!!

ってことで出発。
私の気まぐれにいつも付き合ってくれるパートナーには
日々感謝の気持ちでいっぱいです。

茶畑広がる田舎道を20分程ドライブし、現地に到着。

こちらの公園は、お茶の木を始めとする植物達を
ゆっくり見て楽しめる散策路が整備されているだけでなく、
そば打ちや、奥久慈茶の手もみ体験ができる施設があったり、
本格的な茶室もあるので、茶道を体験することも可能。
また、四季折々の山野草が味わえるレストランやお土産コーナーで
地域の特産品を楽しむこともできます。

煎茶をテイクアウトしました。カップがかわいい。
飲み口を開けると立ちのぼるふくよかな香り。
ひと口含むと、バランスの良い甘みと渋みが口内に広がり
さわやかな香りが鼻に抜けていきます。
美味しいお茶を片手に散歩、なんと贅沢なひとときでしょう。

落ち葉の隙間から顔を出し、足元を華やかに彩る福寿草。
春を告げる縁起物の和ハーブですが、毒があるので注意が必要です。
(フキノトウやヨモギの若葉と間違えて食べてしまい、
中毒を起こした事件もあります)

お土産コーナーで手もみ茶と新茶、和紅茶の3種を購入。
帰宅後、早速手もみ茶を頂きました。

手もみ茶
甘みが非常に強く、アミノ酸系の旨味もほのかに感じられます。
私は日本茶を楽しむ際、1煎目は普通に煎れて甘みを味わい
2煎目は渋みが欲しいので熱湯で煎れる派なのですが、
このお茶は2煎目も甘みと旨味がしっかり残ります。

道の駅 奥久慈だいごで和ハーブ三昧

奥久慈茶を買ってホクホクしながら帰宅中、道の駅に立ち寄ってみました。
ここがまさかの和ハーブの宝庫!!!
オーソドックスなお土産そっちのけで
あれもこれもと買いあさり、荷物が山盛りに😂

というわけで、今回のお土産を紹介します。

オトギリソウ。
和のセントジョーンズワートです。
『弟を切る草』という、何だか物騒な名前の由来は
『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』という
江戸時代の書物に収載されています。

時は平安時代。
ある鷹匠の兄弟が、この薬草(オトギリソウの事)を
傷ついた鷹の治療に使っていた。
非常によく効くので、周りの人々は『ぜひ教えてくれ』と頼んだが、
兄は決して教えることはなかった。
しかし、弟は薬草の秘密をうっかり人に漏らしてしまい
激怒した兄に切り殺されてしまう。
その時飛び散った弟の血しぶきがこの薬草にかかった為
それ以来、オトギリソウの花や葉には
血のように赤い斑点が出るようになったという・・・

由来の真偽はともかく、大変薬効優れた植物で、
民間伝承によると、生葉を揉んだ汁や焼酎に漬け込んだものを
切り傷、火傷、打ち身その他外傷の患部につけたり
お風呂に入れたり、煎じて飲んだりと使い方は多種多様。
ただし、セントジョーンズワート同様、
一部医薬品と相互作用を起こす可能性があるので、
現在服薬している方は、医師の判断を仰いでから
飲用することをおすすめします。

柿の葉茶。
その名の通り、柿の葉っぱを乾燥させたものです。
ビタミンCやミネラルを豊富に含み、古くから健康茶として
日本人に愛されてきたお茶。

余談ですが、私が子供の頃住んでいた家には立派な柿の木があり、
しかも甘柿だったので、1年おきに美味しい実を沢山つけてくれました。
しかし、夏になるとアメリカシロヒトリという小さな毛虫が
それはもうビッシリとわくので(名前検索注意!非常にグロいです)
当時はイヤでイヤでしょうがなかった記憶があります😅

いちじくの葉茶
栽培果実として世界最古の歴史を持ち、その栄養価の高さから
『不老長寿の果物』
とも称されるイチジク。
日本に伝来したのは意外にも江戸時代の初期で、
和ハーブとしては比較的新顔です。
ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどを豊富に含みますが
紫外線に対して過敏になる成分も含まれているので
日中飲むのは避けたほうが良いかもしれません。

金時草茶
金時草(きんじそう)という野菜の葉を乾燥させたお茶。
聞いたことのない植物だったので調べたところ
熱帯アジア原産で、江戸時代初期に渡来。
最初は熊本で栽培されていましたが
のちに石川県に伝わり、現在も栽培が続けられているそうです。
葉の裏側が紫色をしていて、お茶にするとキレイな紫になるみたい。
しかも、ブルーマロウやバタフライピーと同じく
レモン汁を垂らすと色が変わるそうですよ😊 

結論:和ハーブインストラクターが大子町に行くとお土産がえらいことになる

いや、和ハーブインストラクターじゃなくても
お土産はえらいことになりそうですけどね🤣
何せ、ツヤツヤ真っ赤な奥久慈りんごを始めとする
地域の特産品がこれでもかって位に盛りだくさん!!
お財布の紐がユルッユルになること間違いなしです😍
次に来るときはもっとじっくり町を見て回りたい💞

皆さんも茨城県にお越しの際は、是非とも大子町にお越しくださいね💕
自然の中で心身共にリフレッシュできること請け合いです!

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
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