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和ハーブインストラクターが大子町に行ったらえらいことになった【後編】
前回のあらすじ。
『お勉強頑張ったで賞』のご褒美として
袋田の滝に連れてきてもらった私。
でもまだまだ遊び足りない様子・・・
美味しい奥久慈茶を飲んでみたい!
![](https://assets.st-note.com/img/1642947264381-2OjDDUkaQW.png?width=800)
「ねぇ、まだ行きたいところがあるの!」
車に乗り込んだところでスマホを差し出す私。
起動したナビに設定されていた場所とは・・・
奥久慈茶の里公園。
袋田の滝へ向かう道中、看板を見かけて
どうにも気になってしまったのです。
お茶=和ハーブ
もうこれは行くしかない!!
ってことで出発。
私の気まぐれにいつも付き合ってくれるパートナーには
日々感謝の気持ちでいっぱいです。
茶畑広がる田舎道を20分程ドライブし、現地に到着。
こちらの公園は、お茶の木を始めとする植物達を
ゆっくり見て楽しめる散策路が整備されているだけでなく、
そば打ちや、奥久慈茶の手もみ体験ができる施設があったり、
本格的な茶室もあるので、茶道を体験することも可能。
また、四季折々の山野草が味わえるレストランやお土産コーナーで
地域の特産品を楽しむこともできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642917523521-dEJbvCTwDp.jpg)
煎茶をテイクアウトしました。カップがかわいい。
飲み口を開けると立ちのぼるふくよかな香り。
ひと口含むと、バランスの良い甘みと渋みが口内に広がり
さわやかな香りが鼻に抜けていきます。
美味しいお茶を片手に散歩、なんと贅沢なひとときでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1642920664474-mF1jAL0Pk7.jpg)
落ち葉の隙間から顔を出し、足元を華やかに彩る福寿草。
春を告げる縁起物の和ハーブですが、毒があるので注意が必要です。
(フキノトウやヨモギの若葉と間違えて食べてしまい、
中毒を起こした事件もあります)
![](https://assets.st-note.com/img/1642917015619-I7SiRDBCrM.jpg?width=800)
お土産コーナーで手もみ茶と新茶、和紅茶の3種を購入。
帰宅後、早速手もみ茶を頂きました。
・手もみ茶
甘みが非常に強く、アミノ酸系の旨味もほのかに感じられます。
私は日本茶を楽しむ際、1煎目は普通に煎れて甘みを味わい
2煎目は渋みが欲しいので熱湯で煎れる派なのですが、
このお茶は2煎目も甘みと旨味がしっかり残ります。
道の駅 奥久慈だいごで和ハーブ三昧
![](https://assets.st-note.com/img/1642947308479-qR8cJ1QOK5.png?width=800)
奥久慈茶を買ってホクホクしながら帰宅中、道の駅に立ち寄ってみました。
ここがまさかの和ハーブの宝庫!!!
オーソドックスなお土産そっちのけで
あれもこれもと買いあさり、荷物が山盛りに😂
というわけで、今回のお土産を紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1642915374418-oWFbjORYaF.jpg)
オトギリソウ。
和のセントジョーンズワートです。
『弟を切る草』という、何だか物騒な名前の由来は
『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』という
江戸時代の書物に収載されています。
時は平安時代。
ある鷹匠の兄弟が、この薬草(オトギリソウの事)を
傷ついた鷹の治療に使っていた。
非常によく効くので、周りの人々は『ぜひ教えてくれ』と頼んだが、
兄は決して教えることはなかった。
しかし、弟は薬草の秘密をうっかり人に漏らしてしまい
激怒した兄に切り殺されてしまう。
その時飛び散った弟の血しぶきがこの薬草にかかった為
それ以来、オトギリソウの花や葉には
血のように赤い斑点が出るようになったという・・・
由来の真偽はともかく、大変薬効優れた植物で、
民間伝承によると、生葉を揉んだ汁や焼酎に漬け込んだものを
切り傷、火傷、打ち身その他外傷の患部につけたり
お風呂に入れたり、煎じて飲んだりと使い方は多種多様。
ただし、セントジョーンズワート同様、
一部医薬品と相互作用を起こす可能性があるので、
現在服薬している方は、医師の判断を仰いでから
飲用することをおすすめします。
![](https://assets.st-note.com/img/1642915429851-xisoA9AqGT.jpg?width=800)
柿の葉茶。
その名の通り、柿の葉っぱを乾燥させたものです。
ビタミンCやミネラルを豊富に含み、古くから健康茶として
日本人に愛されてきたお茶。
余談ですが、私が子供の頃住んでいた家には立派な柿の木があり、
しかも甘柿だったので、1年おきに美味しい実を沢山つけてくれました。
しかし、夏になるとアメリカシロヒトリという小さな毛虫が
それはもうビッシリとわくので(名前検索注意!非常にグロいです)
当時はイヤでイヤでしょうがなかった記憶があります😅
![](https://assets.st-note.com/img/1642915405611-qIO4zU5jhN.jpg?width=800)
いちじくの葉茶
栽培果実として世界最古の歴史を持ち、その栄養価の高さから
『不老長寿の果物』
とも称されるイチジク。
日本に伝来したのは意外にも江戸時代の初期で、
和ハーブとしては比較的新顔です。
ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどを豊富に含みますが
紫外線に対して過敏になる成分も含まれているので
日中飲むのは避けたほうが良いかもしれません。
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金時草茶
金時草(きんじそう)という野菜の葉を乾燥させたお茶。
聞いたことのない植物だったので調べたところ
熱帯アジア原産で、江戸時代初期に渡来。
最初は熊本で栽培されていましたが
のちに石川県に伝わり、現在も栽培が続けられているそうです。
葉の裏側が紫色をしていて、お茶にするとキレイな紫になるみたい。
しかも、ブルーマロウやバタフライピーと同じく
レモン汁を垂らすと色が変わるそうですよ😊
結論:和ハーブインストラクターが大子町に行くとお土産がえらいことになる
![](https://assets.st-note.com/img/1642948194290-X5Ct9IqG7c.png?width=800)
いや、和ハーブインストラクターじゃなくても
お土産はえらいことになりそうですけどね🤣
何せ、ツヤツヤ真っ赤な奥久慈りんごを始めとする
地域の特産品がこれでもかって位に盛りだくさん!!
お財布の紐がユルッユルになること間違いなしです😍
次に来るときはもっとじっくり町を見て回りたい💞
皆さんも茨城県にお越しの際は、是非とも大子町にお越しくださいね💕
自然の中で心身共にリフレッシュできること請け合いです!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
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