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1on1 先に行動を変えるのは"聴いた側"

優れた面談。それは、自分と対話ができること。
上司と話すほど、自分の世界に入っていき、まるで自分と会話をしているような状態が作れたらベスト。

多くのリーダーは、1on1(面談)で行動変容するのは部下だと思っている。
けれども、理想は先に行動変容するのは上司


部下だからってコントロールしようとしてる?

ー例えばお客様とお話しているとしたらー
販売員さんとお客様、どちらがたくさん聞いているだろう?
営業マンとクライアント、どちらが多く話すだろう?

トップセールスができる人は、自分の商品の話をするよりも、お客様のお話を聞いて、ニーズだけでなくその裏側に隠れている潜在的なものまで洞察するだろう。

洞察した情報から、提案を1手だけでなくたくさん考えるだろう。

それと、1on1も同じ。

メンバーが何を考えているのか?
1on1をすることで、自己理解が深まっているだろうか?

お客様だと、お客様をコントロールしようとはしない。
変えるのは自分だと思っているから、言葉を注意深く聞きながら、言葉以上のものを捉えようとする。

一方、メンバー(部下)とのコミュニケーションはどうだろうか?
上司の方が多く話していないか?上司からの提案が多すぎるのではないか?
自分の思うようにメンバー(部下)をコントロールしようとしているのではないか?

メンバーが今悩んでいること・興味関心があることに関心をもって「聴く」

本当の心を傾けて聴いてみる。
リーダーとしてなかまとして、もっと違う「役割」を渡した方が輝くかなとか、もっとストレッチをかけた「指導」を求めているなとか、今は家庭がゴタゴタしていてプライベートの「時間」が必要そうだなとか、、たくさんのことが見えてくる。

見えてくるから、1on1が終わった後に、メンバーとチームの和が最大限になる環境を考える。役割、時間、関わり方、、、既存のルールやフォーメーションを再考する。

チームとメンバーの和の再考

面談の後に「アクション」を決めるのは、部下だけではない。
上司が「上司としてのアクション」「チームのリーダーとしてのアクション」「大切な仲間としてのアクション」を考える。

1on1で部下が行動変容していくのは、上司が先に自分の話を聞いたままにせず、輝くために試行錯誤してくれるから。

そういう上司の姿を見て、自分のためにこんなに動いてくれるなら、自分も変わりたい、協力したい、不満より行動したいと思い始めるはず。

逆に聴いたのに上司がなにもアクションを変えなければ、「話したところで変わらないし、次はもう本音は言わない」と、心閉ざすかもしれないし、知ってるのに行動してくれない上司に不信感を持つ。

課題を知ったからには結果の半分はわたしの責任

何もかもを自分の責任と捉える必要はないと思うけれど、課題を知ったのであればその結果の半分は自分の責任だという自責の念を持つことはとても大切だし、自分を律することも、セレンディピティを呼び起こすこともできる。

課題を知った後、自分に何ができるだろう?と問いを立てる。
きっと、それだけで日々の生活の中で、「メンバーの課題の手助けになりそう」がたくさん見えてくる。

聴いたからには半分は自分の責任。
メンバー(部下)が変わらないのは、リーダーの半分責任。
部下が変われば、リーダーの半分成果。

1on1で行動を変えるのは聴いた人が先
ともに仲間を良い方向に導けるヒトでありたいですね!


お読み頂きありがとうございます^_^ 読む前よりもポッと心の温度が上がったとしたら、とても幸せです。 サポートは、note内での他の方へのサポートや、コミュニケーションの時間など、note内で還元させて頂いています!