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JICAグローカルプログラムを終えて

いよいよ熊本県多良木町での研修が本日で終わりを迎えてしまいました。JICAグローカルプログラム実習生の小原です。
2ヶ月という短い期間ではありましたが、充実した毎日を多良木町で過ごさせていただけました。
今回は、2ヶ月間過ごして感じたことをお伝えできたらなと思います!

プログラム参加前の心境

私たちグローカルプログラム熊本県実習生は、それぞれの配属先に就く前にJICA九州で1週間の研修を受けていました。
その研修が終わる2日前に私は実習先が変更となり、たらぎ財団にお世話になることになりました。そのため、多良木町についてあまり知らない状態での配属という形でした(笑)

当時は、そんなことあるんだという心境ではありましたが、不安はなく楽しみの方が大きかったし、周りにもそう言っていました。
しかし、今その時を振り返ると、社会人経験がないことであったり、何をするのか、どんな活動をするのかがわからないことに関して、ほんの僅かな心配があったのかななんて振り返れます。

そんな心境で多良木町でのグローカルプログラムが始まりました。

多良木町の象徴ブルートレイン

プログラムを通して感じた多良木町の魅力


2ヶ月という短い期間しか滞在することはできませんでしたが、その中で私が感じた多良木町の魅力をお伝えしたいと思います。

みなさんに一番知ってほしい、感じてほしい多良木町の魅力は、
なんと言っても「」です。

すれ違うだけなのに挨拶をしてくれる人たち、
一回顔を合わせただけでも覚えていてくださる人たち、
ものすごくサービス精神旺盛な人たち、
町の人の名前を伝えるとすぐに「どこどこの〇〇さんね」とわかっちゃう人たち、
祭りの打ち上げの参加までwelcomeな人たちなどなど

いつも生活している地域ではあまり見うけられないたくさん人に出会うことができました。
「そんな人たちどこの地域にも意外といるもんよ」という人がいるかもしれません。でも、どこか多良木町の人たちは違うように感じてしまいます。

「何が違うの?」と聞かれるとうまく言葉にはできませんが、なんとなく言えるのはここの人たちは、みんな情に厚い人たちだと言うことです。

子供たちですら初めましての私のことを信頼して一緒に楽しんでくれるし、私が2ヶ月しかいないとわかっているのに、快く練習への参加を承諾してくれるバスケチームがあったり、そのチームの子どもたちも素直にアドバイスを聞いてくれるしと、なんか偉そうに言っちゃいますが、多良木町の人たちはとっても情に厚いんです。

ここの人たちの信頼関係が昔からあるものだからなのか、地域の特性がそうしているのかよくわかりませんが、本当につながりが強く、お互いを信頼きっているように感じました。

こんだけ書いてきましたが、正直なところ、ここの良さは来てみないとわからないことばかりです。

この「来てみないとわからない良さ」って今まではあまりいいことではないのかなって思っていました。
でも、多良木町に来てみて、この「来てみないとわからない良さ」は最大の武器になり得るなあと思いが変わりました。
だって、「来ないと良さはわからないよ!」って言われたら、どんなところなんだろうってワクワクしてきませんか?

それだけ多良木町の魅力って計り知れないし、うまく言葉で伝えられないものなんです。

空飛ぶ同期隊員

安心してください。
もちろん「人」以外の良さもたくさんありますし、感じています。
ご飯は美味しいし、珍しいものも食べれるし、お酒はたくさんあってものすごく香り高くて美味しいと「食」も存分に楽しませてもらいました。

風景も、人吉球磨を一望できる展望台や一面に広がる田植えしたばかりの田んぼなどゆっくりとした「時間」を過ごせるのも魅力の1つだと感じています。

毎日たくさん食べさせていただいた朝食

最後に、、、


この2ヶ月を通して私が多良木町に残せたものはあまりないかもしれません。
しかし、何かをやったという経験が私にとってこれからの力になると思います。
そして、多良木町でたくさんのことを学び、たくさんのことを感じることができ、非常に充実した日々を過ごさせていただきました。

協力してくださったみなさま、関わってくださったみなさまにこの場を借りてお礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

多良木町での学び、気づきを任国でも活かし続け、ここでもらったものをたくさんの方に送っていきたいと思います。そして、無事に日本に帰ってきます。
それが私にできる最大限の多良木町への感謝を伝える方法かなと考えています。
2ヶ月間ほんとうにお世話になりました。ほんとうにありがとうございました。

たらぎ財団 JICAグローカルプログラム実習生 小原 優斗


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