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Vol.7 36に彩られる世界

みなさま閲覧ありがとうございます。

VFXアーティストの卵、ほんまでございます。


ついに先週、あの映画のトレーラーが公開されましたね!!

皆さんちゃんとチェックしました??とっくに見てますか??

え?

あの映画といったらあの映画ですよ〜!!!

いやいや、知らないとは言わせませんよ!!

あの映画って、、、


GODZILLA VS KONG

画像1


に決まってるじゃないですか!!!!!!


うは笑


嘘ですよ笑


いや、トレーラーの話は本当。

世界が浮き足立っております。^^

本当に皆、KAIJU、好きですよね😍

配給会社Legendaryにおける”Monster-Universe”という位置付けになっていて、2017年公開の「キングコング・髑髏島の巨神」とも世界線を同じくした物語ということで、ただただシリーズの続編ってだけでも熱狂ポイントです。

ちなみにシリーズとしては4作目。


私自身は、シリーズは全く鑑賞しておりません(興味はあるョ)。笑

怪獣映画という意味では、Kongの本当に一番最初の映画と、「シン・ゴジラ」だけですね、しっかり見た事あるのは。

初代ヒロイン、アンちゃんの絶叫が癖になる、あのKongです。笑


さておき、とにかく先週受けた授業という授業で、この最新映画のトレーラーを観せられまくりまして。笑

しかも別に色々なバージョンのトレーラーがあるわけではないので、毎回同じ物を1週間毎日観続けているわけですね。

先生たちの方が興奮しているみたいです笑

世代的に、ゴジラだのモスラだのコングだのと色々怪獣が群雄割拠してきたのを観てきた人たちなので、感慨深いのかもしれませんね〜

おかげで私は夢にまでゴジラが参上してくださいました。

こえーんだわ。

ついでに1960’での同マッチアップ映画のトレーラーも観せられました。

パペットで頑張っているのが愛おしい。らぶ。^^

ある意味ご長寿番組ということで、年代を追うごとにVFXの進化が顕著にみられるのでね、新作が出たとあらば世界も熱狂せざるを得ん!


ともかく、トレーラーを観続けた私の感想はですね…


わろた(爆



いや、めちゃくちゃいい意味で、です、本当に。

誤解しないでいただきたい。

まあ「うっはっはっはっはっ」って声出して笑ってるんですけど。クラスの人間皆笑ってます。笑

乱闘中のカメラワークなんか最高だし、全てがかっこよく写すことに終始している映像だわあ、って感じる映像に仕上がっているように見えます!

でも、大の大人たちが、超超真剣な眼差しで、


「We need Kong. The world needs him.」

とか、

「彼女はKongと繋がれる…!」

とか言って、(引用適当か)

そんでもってBGMはラップで、

キャッチコピーは

「ONE         WILL        FALL」

そして俳優さんたち豪華。


そんなんもう、莫大な予算で遊びまくってる感がやばくて、どうしてもわらけてきてしまうんですよ😝笑


出演は、華麗なるスカルスガルド家の長男、アレクサンダー、StrangerThingsシリーズのミリーボビーブラウン、The Giftのレベッカホール、などなど。

自分が観たことある作品基準で、完全なる独断でご紹介しております笑

トレーラーではこの3人が目立っていたので、メインキャストはこの方達でしょうか?

スカルスガルド家はご兄弟がたくさんおりまして、それが揃いも揃って眉目秀麗でして…三男のビルは「It」シリーズのピエロ=ペニーワイズ役だったことが私の中では記憶に新しいです。

2作ともしっかり観てます笑

個人的にあれは怖い話ではなく、やはりスティーブンキング氏らしい、人間の心理描写が丁寧に描かれた青春ストーリーだなあ、という印象でした。

「恐怖」という事象は人間が抱える「トラウマ」のメタファーであり、単に逃げ惑うではなく、正面から向き合えるものとして描かれています。

怖いのが苦手な人でも平気な作品な気もしますが、、、まあそれでも苦手な人がいるのも理解できなくもない。

でも、ホラーとは違ったジャンルだと思います、やっぱりそこはスティーブンキング氏なので。普通にお勧めできます!

皆さんは観ましたか?^^


さておき、その一家の父なる方は、ステラン・スカルスガルドという方で、MCUで言うとAvengersやThorシリーズのヒロイン・ジェーンのお師匠さんである教授役をされている、かなりの大御所名優さんです。

最近ご出演の映画だと、「異端の鳥」が気になってます。

かなりハードな話ではありますが、しっかり受け止めたい、そんなことを思って見るタイミングを図っております。

息子さんたちは皆俳優さんですし、ご令嬢はご令嬢方でモデルさんがいらしたり、本当に本当の華麗なる芸能一家、それがスカルスガルド家です。笑


レベッカさんは、「The Gift」という映画で拝見しました。

わりかし胸糞な映画です。

これも好き嫌いが別れるかもしれません。

私はそういうの好きな方なので前のめりで鑑賞します笑

この映画に関しては言うほど胸糞ではないとは思いますが、観終わっていい気分にはならないでしょうね…ハッピーにはなりません😅


胸糞ということで言うと、自分がこれまで観た中で一番胸糞だなと思った映画はなんだろう…

単なるディストピアや救われない話とも違うんですよね、胸糞ジャンルって!

ディストピアはもうそういう話だからそういうもんだし、救われない話は登場人物の心理状態が鍵になるので考察しがいがあるし。。。

胸糞は、なんというかひたすらに、「あああああぁぁぁ・・・」とか「うおおおおおいいいっ・・・」っていう言葉にならないオノマトペな感想になりがち。笑

うーん、今の所は「第9地区」ですかねえ。

まずもって主人公が「善い人」としては描かれてませんしね、当たり前かー

でもすごい好きです、ニヒルで笑

あとは、「レボリューショナリーロード」かなあ。

「タイタニック」カップルが再共演してますが、全く違った空気になってます。

ただ、鑑賞当時は、なんで?と思うことばっかりで、あまり好きになれませんでした。

でも個人的に響くセリフがいっぱいあって、それだけで、観た甲斐あった〜!ってなりました!

「タイタニック」のようにお綺麗な物語ではない生きづらさを抱えた二人を観たい方、おすすめです。笑


ともかく。

レベッカさんの印象は特に良くも悪くもない、って感じでした、「The Gift」の時は。

なんだかすんなり演じているようには見えなかったです、、、演技のことは何もわからないのですが…なんとなくです、なんとなく。

しかし実は、「The Gift」の前にはMCUの「IronMan3」にご出演されてるんです!

その時は特になにも思わず、ただ綺麗な人だなあと思ってたので、なんか相性でもあるのかもですね。

なんにしろ、素敵なキャストさんであることは間違いないです!


ミリーボビーブラウンは、「StrangerThings」シリーズで有名ですね。エルちゃん。

私もしっかり全シリーズ視聴済みでございます。


まだまだシーズン1しか出てなかった時は、もちろん中毒性が既にあってかなり楽しく観させてもらっていたのですが、最後の、あからさまにまだまだ続くよ感出してきたのがちょっと嫌で、シーズン3出るまで全く観ませんでした笑

でも、シーズン3までちゃんと続いて、しかも進むごとに世界の熱狂度がヒートアップしてるってことはやっぱり面白いんだな、と思って、なんとなく見はじめたら、見事に中毒が復活しました笑

早く次のシーズンが観たいぜ。


いやあ、あの年代設定とか、スティーブンキングっぽいちょいとニヒルなファンタジー感とか、もうどストライクなんですよ・・・音楽も最高。

愛を語ったら止まりませぬ。皆同じですよね笑


あ、俳優さんといえば、我らが小栗旬さんも、ハリウッドデビューを今作で飾っていることで話題になってますね!

トレーラーにもちゃんと写ってますよ^^

本国用のトレーラーなのに、ちゃんとシングルショットを頂いてるって結構すごい気がします。

というわけで、ハリウッドのお家芸(?)、莫大な予算で遊びまくる怪獣映画、GODZILLA VS KONGのトレーラー、ぜひ爆笑とともにご覧ください!↓↓

Youtubeコメント欄は、

「Godzilla's out there, and he's hurting people, and we don't know why.」

というセリフを拾って大盛り上がりです!!

いや、先に危害加えたの人間やん。

って刺さるコメントもちらほら笑

シリーズの中でも、ゴジラという存在のマインドがしっかり伝わっているようで、何よりです^^


ちょっと色々話が飛びまくった後にいうのもアレですが、この映画の日本公開日は現時点で発表されておりません

(➡︎無事に公開日決定いたしました!21/5/4。これに伴い、日本版トレーラーも公開中です!Twitterにリンク載せました!(21/2/13追記))

本国の劇場と、HBOというアメリカ大陸の配信サービスでの一斉公開予定ですが、どちらにしろ生粋の日本住民は今のところ見る術なし。

合法かつ有効なVPNを駆使すればHBOの登録はできるかもですが、、、

ちなみに私はVanartsの授業のためにVPN設定してもらってますが、おかげさまでNetflixはカナダ仕様でございます。

HarryPotterとかLord of the RingsとかMCU、ジブリとかも観れます😲

日本にいるくせにかなり贅沢な仕様。

が、Disney+は地域ごとにユーザーを特定しているらしく、VPN使用中はアカウント認証してもらえません…

Netflixはそういう意味で、ユーザーの管理が上手いなぁと思います。さすが。

HBOはどちらのタイプなんでしょうか?


結構話が散らかりましたが、映画関連の話はしりとりのように、数珠繋がりで色々紹介できる自信があります。笑

映画に詳しい人あるあるかな?特技と言ってもいいのか迷う。

例えば今回で言えば、ミリーボビーブラウンで始まってアレクサンダースカルスガルドにたどり着く話が、Godzilla vs Kongの話抜きでできます!笑


でもなんか、こういうネタやってる人たくさんいそう。



さて、前回は課題の紹介が途中で終わっておりました。

今回は、前回の続き、および各授業の学期末の課題や新しく学んだことなどを紹介していこうと思います!

(前回の記事はこちら↓↓)



③Photoshopで何かをぶっ壊した画像を制作する。【Photoshop】

だがしかし…


こちらはPhotoshopの課題ですが、この授業に関してはこれが最後の課題でした!

お題がアバウトなことからも分かる通り、元となる画像を用意し、とりあえずそこをPhotoshopによって破壊し尽くせばOK。

なぜ破壊かというと、VFXの仕事は8割方、何かを破壊することが目的だから

これ、先生が言ってました。確かにそうでしょうな。笑

とても楽しい課題になると思うよ!!

とも言われました。


確かに、VFXというのは映像の世界観を拡張するために使われる技術。(と私は思っている)

現実世界での破壊行為はもちろん許されませんが、映像の中では関係ありません。

むしろ破壊が映像を盛り上げる重要な要素になったりしていますし、物を破壊する自由度は無限大です。

普段できないことができちゃうのがVFXの大きな要素



とはいえ、私には少しモヤモヤしてしまうものも。

VFXを駆使して破壊行為を映像化するにあたって参照されるものとは、何でしょうか?


もうわかりきっていると思いますが、、、

そう、実際の戦争・紛争やテロの現場です。


特にMattePaintingに繋がるPhotoshopでは、3Dソフトのようにシミュレーションはせず、色々な画像を貼り付けたり組み合わせたりと駆使するわけですから、参考資料が非常に大事になっていきます。


今回先生が授業内で例示したのも、ネットに転がっていた、世界のどこかで起きた破壊行為を写した写真を使って加工する作業でした。



別に、戦争はよくない、とか、心が痛む、とか、そんな上っ面な感情を吐露するつもりは全く無いです。。。

どうしたって、私は私が生きてきた世界しか知らないわけで、どれだけ資料を見せられても、思いを馳せても、私はその立場には生まれ変われないし、そこには限界がある。

ひどいと思われようとも、自分が本当に見たことがないもの直面していないものは、すぐ目の前の日常に埋もれてしまうのが、私の現実です。

そんな中で、確実に世界の誰かの日常である戦争や破壊行為に、良し悪しだの、悲しいだの、手放しで言えるわけもないです。



話が少し飛びましたが、じゃあ私がモヤモヤしてしまったのは何かと言うと、

世界に確実にいる「誰か」が巻き込まれた破壊の現場を、エンタメに昇華させたと知った時、その「誰か」はどうやってそれを受け止めるというのだろうか、、、とふと思ってしまった、という話です。

素直に楽しめやしないし、笑えないよなあ、と。


もちろん、戦争の中で数々の科学技術は飛躍的に向上し、我々は今この瞬間もその恩恵を受けていて、

数々のテロが繰り返されてきた中で、破壊のシミュレーションはより一層ブラッシュアップされてきたわけで。

これに関しては本当に皮肉な事実ではありますが、忌むべき存在なくして我々の世界は成り立っていない、というのも事実です。



じゃああんたが好きなアクション映画なんか最悪じゃん、と思われるかもしれませんが、

少なくとも作品として作られるものは、その具合がどうであれ、作り手に伝えたい思いや物語があるのが大事な動機で大前提で、それを最大限に表現するための方法の1つとして破壊行為を参照し用いたのだ、と私は個人的に理解しています。

真偽はわからないけど。

なので、仕事で必要ならば、私はやる。こじつけだろうとも。


が、今回の課題のように、自分が作るプライベートな課題でぽいっとリアルな資料をやすやすと使うのはなんか嫌だな、、、とモヤりました。

今回の課題に関しては伝えたい想いなどというマインドは関係なく、ただPhotoshopの加工作業に慣れるのが目的。

ただ作業する自分だけのための課題に、確実に誰かが傷ついたであろう瞬間の写真を、「楽しい」とか「こうやって組み合わせちゃお」なんてあっさりした気持ちで使う気には、なんだかなれませんでした。

VFXって、リアルが何よりも大事な世界ですけどね・・・まあ、しょうもない小娘のエゴとジレンマだと思います。

何もかも、お綺麗な物事で作り上げられるわけないですからね。


でも、ネットに転がっていた紛争地域の写真を、あっさりコラージュ用に持ってくるというのは、どうしてもモヤっと…

少なくとも、どこの紛争地域なのか、なにがあったのか、現実の物語や背景を理解してから使うべきでは?と無駄に心の中で突っ込んでいました。

その写真一枚にだって、撮った人、写った人の思いがあるだろうに。

参考資料ってそういうものでしょ?


まーグダグダ言っても仕方ないですけどね…ボヤキが止まらないぃぃ



あとは単純に私の傾向として、迫力系の映画は好きでよく見ますが、あまりにも物をぶっ壊してるシーンが多いと、


とりあえず壊せば観客が盛り上がると思ってんのか…??


ってだんだん萎えてくるので、物を壊すというのがもともと好きではないのかもですねー笑💦


そういう映画自体は、普通に好きなんですけどね。

あんまり続くと、ちょっといい加減にしろよ、、、とか思ってます。笑

Marvelだって、ドラマやニュースに渡るまで1つ残らずチェックして展覧会も行くほどFreekなんですが、鑑賞中たまにふと我に返って、

いやまって壊しすぎじゃね?もうちょっと壊さないように動けないの君たち?ヒーローでしょ?

ってマジに突っ込みたくなる瞬間がやってくるんで…笑

そんなに皆破壊衝動に駆られてるの?メンタル大丈夫?

とまで思ったり。笑


物を大事にしないシーンはあんまり好きじゃないね。。。

そこそこ楽しんでいる自分もいるけどもね。。。


つらつら書いてしまったけど、まあ、単なる小娘のエゴ、という結論ししかなりませんね😓

あんまり考え過ぎても仕事できませんしね。


ともかく、そんな感じで、「楽しい課題」と言われたことには賛同しかねるわ…と超個人的にもやっとした課題でした。

課題に関係ない話ですね。


さて、

壊された物見るのなんかすごい嫌だーーー

と勝手に内心ビクビクして完成させたのがこちら。😵(元画像がプライベートエリアのため、一部伏せております。)


原型ないほどにしっかり壊してるじゃん。😮

色々と処理をまとめてしまっているので、どれが手を加えたものでどれが手を加えてないのか、分かりにくいですね…

ピアノは元画像から加工してあります!


ちなみに当初はここまでやるつもりはなかったんですが、進捗評価の際先生が、幼少期のトラウマでピアノが嫌いだ、という話から、

僕だったらピアノはこう壊すよ!!

って教えてくれたので、なるほど、と思ったのに付随してやけくそで色々壊しました。笑

ある意味、画面上とは言え物を壊すのを怖がっていた自分がいたのだな、と気付かされた部分でもありました。

まあなんか今見ると、完全に無意識ですが、あくまでも自然発生的に崩壊したであろう景色を使っている気はしますが😂


…単なる小心者なだけな気もしてきた。



出来具合でいうと、ほぼ原型をとどめていないこの感じはどうなんだろう。。。と今は思ってます。

いや、ピアノや絵画は元画像を使って加工しているんですが、ほぼ景色は貼り付けてしまっているので、元々の画像の意味無くなってますよね。

あんまりMattePaintingの意に沿ってない気がします。

gradeは悪くなかったのでとりあえずは良いんでしょうけど、意図をもう少し的確に捉えるべきだった気もします。



技術的な面で言えば、やってることは前回のPhotoshop課題と一緒。

使える写真を拾ってきてLayer処理し、CurveToolで色味や影を合わせていきました。

あと新しく取り入れたことといえば、拾ってきた画像を使って自作のBrushToolを作ったことでしょうか。

Photoshopユーザーにはなんてことない操作だとは思いますが、VFXの観点でも、炎や煙、ヒビ、などMattePainting上よく使うエフェクトも、ことごとくBrush化して集めておくと、とっても便利なんです😄

ひと筆ごとに回転させたり、サイズ変えたり、他の自作Brushと組み合わせたり。

それだけで、立派なMattePaintingに早変わり!!

私は今回ひび割れに興味があったので、それだけBrushにしました〜

ひび割れ部分はLayer処理してなかったので、動画で見るともともとあるように見えますね、失敗しました💦



MattePaintingに強い興味があるかは今の所不明。


なんてことない作業のように見えますが、実はものすごく奥深く、また非常に大変な仕事なんですよね、MattePaintingって。

詳しくは別記事で話せたらいいかなと思いますが、作業の楽しさはまだ見出せてないものの、仕事そのものより、そのプロフェッショナル具合に惹かれている自分がいます。笑


何を目指して仕事にするか、まだまだ決められません😉



④Compositingの課題。映像に全く別のものを埋め込む。【Compositing】


さて、Compositingの課題は今まで特段紹介したことはありませんでしたが、実はちょいちょい出てます。

紹介しなかったのはそれなりの理由があってですね…

このセクション読んでいただければ分かります。笑


しかし、ポストプロダクションの中でも最終作業を担うことが多い非常に大事な分野なので、自分の備忘録のためにもVFXの話題を共有するためにも、欠かすことはできないと判断し、勝手に書きます。

そもそも大事じゃない分野なんてないんですけどね。。


さて、今回の課題の目的は、ズバリ、

元の映像を全く別のものに生まれ変わらせること。

とはいえ、Compositingはこれが主な趣旨となる仕事なので、当たり前です😅

その、別のものに生まれ変わらせるために存在する数多のツールを、どのように駆使していくか、これが鍵となるわけです。


今回の課題を通して学ぶべきだったのは、

ちょっとしたGreenScreenの映像の埋め込みと、PlanerTrackerの使い方と、RotoPaintの使い方

といったところでしょうか。


Compositingって結構特殊な分野と言いますか、MayaやPhotoshopといった多くの人に馴染みの深い他のデジタルツールとは、一線を画す作業がメインになるというか…

本当は考え方や原理的にはほぼ一緒なのですが、なんというか、コンピューターへのアプローチが違うというのが、大きな違いでしょうか。

なのであんまり馴染みのない言葉にお目見えする確率も高いです。

Rotoなんちゃらとは、ってなりますよね💦


例えばMayaやPhotoshopというのは、主な目的としてModelingやMattePaintingなど、ソフトを通じて「create」していく作業が当てはまります。

無かったものを作り上げていくような。

その目的に合わせ、ソフトのUIとしても、直感的に作業できるようになっていますね。

使いたいツールを選んで、やりたい作業をやっていく感じ。

もちろんコンピュータ言語によって操作も可能なので、必ずしも直感的な作業のみ、とはいえませんが。。


こういったタイプの作業・ソフトを、我々は「リニア(線形)タイプ」と捉えています。

始まりから終わりまでが一直線のような作業形態であり、基本的には、「あの瞬間のあの作業に手を加えたい!」ということができません。

もちろん、「何個か戻る」はできますが、一度保存して再起動したらそこまでの作業は上書きされるため、上書き前の作業には戻れませんよね。

世の中に主に流通しているソフトは結構「リニアタイプ」なので、一番馴染み深いタイプのソフトだという理解で間違い無いと思います。



しかしCompositingという作業は、「create」というよりも、ひたすらに「matching」という感じ。


Compositingに至るまでに作られてきた素材、3Dモデルや背景画像やエフェクト、そういったものを全て重ね合わせ映像を作りあげる、まさに最終作業とも言えるのがCompositingな訳です。

ここで必要な作業は、お分かりの通り、「create」ではありません。


素材のちょっとした色あい、配置、陰影、を操作して背景になじませる。

そのために素材の不要部分を、そうでない部分を最大限残しながら切り取る。

素材と背景の動きを合わせる。。。。


こういった途方も無く細かい「matching」作業をしていくのがCompositingです。

「matching」って、単なる足し算じゃないんです。

配置を変えたら色味は変わるし、色を変えたら影も変えた方がいいし、素材の使える部分も変わってくるかもしれないし・・・

しかも一枚の画像ならまだしも、24枚(フレーム)で1秒の映像になる、っていうものに対して、こういう細かい作業を逐一やるわけです。


とてもじゃないけど、始まりから終わりまでが一直線、みたいな作業、できるわけないですね笑



というわけでこんな途方も無い繊細な作業をするために、我々はNukeという、リニアタイプではないソフトを主に使っています。

「ノンリニア」ってやつですね。


どういうことかというと、作業するにあたって、ソフト上でNodeと呼ばれる、いわばコマンドみたいなものをコンピューターに飛ばします

これが大きな特徴でしょう。

コマンド1つ1つに役割と名前が付いていて、これらを樹形図みたいにつなげていくことで最終形態の映像が出来上がります


冒頭のわけわからん言葉は、このNodeという存在ありきの言葉なのです😅

こんな感じ↓↓ 四角いのがNodeってやつ。

画像2

こうすることで何がいいかというと、自分がどの作業をしたのか一目で分かる!!

MayaやPhotoshopでは、まあこんな作業したな、ってことは自分でなんとなく把握していますが、記録として残っていないので、目の前の結果だけ見ても過程は見えません。

そりゃ経験も積めば、ここでこういう作業したのかな、とか容易に想像できますが、あくまで経験則による能力でしかありません。


が、自分がなんの作業をしたのか把握できるということは、なんか作業中にミスをした時にミスを辿りやすい、ということです

MayaとかPhotoshopでは、ミスが見つけづらいことが多いです。

ミスまでいかずとも、

ここをもう少しこうしたいんだけどどの作業でこうなったのか分からん

分かったけど、やり直したらそこからの作業もやり直さねば…手直しに時間がかかるなあ


ということもざらにあります。

イライラしますよね、ああいう時間は・・・


Nukeのように「ノンリニア」であると、自分がやった作業過程がそっくりそのままNodeとして残っている上、個々のNodeは独立しているためにNode変更が他のNode操作に影響することは無く、いつでも操作可能なので、時系列関係なく手直しが可能に!!!

あっち直したらこっちの挙動がおかしくなった、っていう芋づる式の手直しが必要無いんです^^(操作上の意味。出来上がる結果という意味では手直しは必要な場合ありです。)


個人的に考えた分かりやすいイメージは、絵をボールペンで書くか鉛筆で書くか、みたいな。

ボールペンで書くと手直しが非常にめんどくさい(←Maya Photoshop)ですが、鉛筆だったら消して書き直せば終了(←Nuke)ですね。

同じ!!!笑


的確なNodeさえ扱えるようになれば、使いやすいったらありゃしない。


というわけで、ちょっと一般には馴染みのないタイプのソフトなので、関わる言葉も馴染みのない言葉が多くなるんですね…

伝わってるのかなこれは…


うだうだ説明しましたが、ひとまずこうやってNodeというものをバスバス出していくと、砂漠も雪景色になるんですね。

というのだけ、お見せします↓↓笑

用語出した意味ぃ…


いや、本当に悩ましいところで。。。

こういった特徴的な用語を出さないと課題の目的を語れなかったのが、今までCompositingの課題を説明してこなかった大きな理由なんですね…

用語が分からんのに作業がどうのって言われても…ってね。

RotoとかPlanerTrackerとかの説明、興味あります…?まあ無いですよね…笑


Vanartsに通っていることで、まるで何も知らなかった私も、色々なタイプの映像加工ができるようになってます!

という事実だけ伝われば、ひとまずこの記録としては十分かなあと思ってます。

とはいえ、もし興味ある方がいたら、コメントでもTwitterでも、遠慮なく言ってくださいね!

全力でお伝えします!^^


そして季節は学期末へ・・・

そんなこんなでなんと、次回学期末に突入します〜

現在当の本人はTerm2の折り返し中です。

このタイムラグが解消される日はやってくるのか…


学期末に向けて出された課題はこんな感じ

①昆虫作ろうプロジェクト。(Insect Project)【3D Fundamentals】

②UFO Hoax【VFX Production】

③Story Board 【Art Foundation】

④CG【Compositing】

とまあこんな感じ。

昆虫以外はそこまで込み入った課題では無かったのですが、先ほど紹介したPhotoshopの課題も実は期末提出期限だったこともあり、まあ色々同時並行でやるとチリツモで大変なことに。。。

いつかの記事でもお伝えした通り、睡眠時間の犠牲がすごかったです。


別に睡眠少なくてもなんとかなる人間ではありますが、慣れない作業ばかり同時並行でこなしているということで、正解もわからないし、いつ終わるのか本当に終わるのかまじで分からない、というメンタル的な疲弊もあり。

寝てりゃあメンタルも回復早いですからね、そういう意味で睡眠が削られたのは辛かったです笑


ほとんどこの時期はランニングに行くこともなかったですし。

20分30分どうってことないと思ってたんですが、結構その時間で埋められるものはあるぞ!と思って無心で作業してました・・・

ま、嬉しい悲鳴だったということにしておきましょう〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


というわけで、次回は学期末の課題を紹介したいと思います!

他にも、映像画像の構成について新しく学んだこともあるので、そこも書いていければなと思います!

とはいえ真新しい情報でもない気もします、私が知らなかっただけなので…


ともかく、次回も読んでいただけると嬉しいです^^

コメント、スキ、などもドキドキして待ってまーす😆笑


追記:36に彩られた世界

ここ1週間ほど、塗り絵しまくってます。笑(課題やれ?)

なんだか、どうしても眠くなってしまう授業がありまして、寝るよりは100倍マシ!!!という言い訳をしてぬりぬりと。

ちゃんと目を開いて真剣に傾聴する、というのが理想なのは当然なのですが、どう考えても先生からα波が出てるとしか思えないレベルで毎回意識が飛ぶ授業が・・・あるんです・・・

一番好きな授業内容のはずなのに、なぜか心地よい眠りの世界に行き着いてしまう。

これ、本当に真剣に悩んでます。。。

自分のために、一流の先生が時間を作って教えてくれている。

とんでもない貴重な時間なのに寝落ちとは。毎回泣けてきます。。。


というわけで、苦肉の策で、ぬり絵。

もともと大学入学時に(何年前ー笑)塗り絵の本を買ったんですが、ちまちまやりすぎて一向に完成してないんですね。

空白ばっか!

色鉛筆も、それまで手にすることもなかった夢の36色セットを買っていたので、舞台は整ってる、と。

小さい頃の色鉛筆って大体12色〜24色で済まされちゃって、それ以上の本数の色鉛筆って未知の世界だし、夢が広がってましたよね〜

この感覚は万人共通でしょう!笑

今でも色とりどりのセットを見るとワクワクしてしまいます♩

というわけでめっちゃ塗ってます笑

こんな感じ↓

画像3

別になんもありませんが…見せただけ。笑

完成してませんしね。


思わぬありがたみは、

ちょっとした休憩時間にあんまり関係のないことをすることで、頭がかなりスッキリとリフレッシュされます!

これは本当に感じます。

いくら集中してても、好きな作業してても、息抜きは本当に大事。


今まで机の上の勉強しかしてこなかったので、あんまり息抜きを意識したことがなく…

机の上の勉強って、理系文系と色々あって分野が偏っていないので、あんまり息抜きの重要さに気づいてなかったんですよね。。

いや、勉強から逃避することはしまくってましたけども笑

机の上の勉強で根詰めて脳がバグる、みたいな感覚はなったことがなかったので、初めて、脳って疲れるんだ!って実感してます😲


特に全く関係ないことをすることが息抜きにはとても大事なんですね、知らなかった!

読書するのも本当に疲れが取れるので、結構読んでます^^

VFXという分野柄か、スマホゲームやったりネットサーフィンやるのが一番最悪。

使ってる脳の部分が同じなのか、何も休まらないです笑

ストレスが増えるだけ。

というわけで、36に彩られた世界に、日々救われているのでした。いろんな意味でね。


今回はこんな感じでおしまいです!

なるべく律儀に更新していきたいところですが、色々優先事項があるので、どうなるか…

そもそもどれだけ需要があるのかも分からないので、急ぐこともないかな、なんて笑

需要もそうですが、文章が読みづらいとか、読みたくない書き方だな、とかいうことが知りたいです、個人的には…笑

文字が多いとか、もっと画像が欲しいとか…


何か聞きたいこと知りたいこと、映画でもVFXでもなんでも、何かあったらコメントくださいね〜✨

スキ、もモチベーションになるので、もし押してくれたら嬉しいです!

それでは!あでゅ〜👋




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