高校生の君へ #3
当時高校生だった息子ユースケに宛てた片道書簡をここに載せようと思う。
たった一人に送った文章。あなたに響く言葉はあるだろうか?
1月16日(月)
ようやく冬らしい季節になってきた。
「九州各地で一番の寒さ」という見出しが西日本新聞に載っていた。積もらなかったけど、こちらでも少し雪が降った。
ユースケが住む神戸はどうだったろうか?
冬は暖かいほうがいいと思うかもしれないけど、早く寒くなれと願う人たちもいる。季節商品を商う人たちだ。
例えば冬ならストーブなどの暖房用品、夏ならエアコンや扇風機など。
冬は早く寒くなってほしいし、夏は早く暑くなってほしい。季節の半ばを過ぎてからではもう遅いのだそうだ。そうなると季節商品は買わず、みんな我慢してしまうものらしい。商売上がったりとはこのことである。
私自身仕事を通してこのことを教えられた。世の中には自分の常識とは違う常識で動く人もいる。面白いな。
視点を変えてみると面白い発見がほかにもいろいろありそうだ。
※片道書簡が生まれた経緯はこちらをどうぞ※
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