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ゆるいプラスチック・フリー生活をめざす

こんな本を近所の図書館で借りてきた。

原題は「Life without Plastic」
カナダのケベック州に住む夫婦が、プラスチックの代用品のオンラインサイトを立ち上げたことからはじまり、身の回りのプラスチック製品の解説や、それらの代用品についてのアイデアが書かれた本。

プラスチックひとつとっても…、

ポリエチレンテレフタレート
ポリエチレン
ポリプロピレン
ポリ塩化ビニル
ポリスチレン
ポリウレタン
ポリカーボネート
エポキシ樹脂
アクリル
ポリアミド
ポリテトラフルオロエチレン
メラミン樹脂 など

どれも聞いたことがあるが、イマイチ違いがわからないものもある。

本にはこれらプラスチック製品がいかに日常にあふれていて、プラスチック使用による環境問題への警告の内容も含んでいるが、どちらかというと、プラスチック使用による人体への影響について言及されている。

少し自分と考えがちがうかなと思ったのが、ポリエステル繊維などのプラスチック衣類を、なるべく着ないことと書いてあったこと。

人によっては、素材が体にあうあわないはあるかもしれないけれども、せっかくリサイクル素材から作られたポリエステル繊維やナイロンで出来たような服も消費者が買っていかないとビジネスが続かない。

天然繊維と思われているコットンも調べてみると、水や殺虫剤が大量に使われていて、天然素材だから、オーガニックだからと必ずしも自然にいいというわけでもないみたいだ。

フリースのようなポリエステル繊維は、洗濯すると細かいプラスチック繊維ができてしまうので、水に流れると環境によくない側面もあるらしい。

けっこうお高いけれども、細かい繊維が流れてしまわないように、今度こういうのを買ってみようかしら。

海外のYouTubeチャンネルみたいな気合いの入ったゼロ・プラスチックやゼロ・ウェイスト生活を目指すのは非常に大変であり、繰り返し使えるプラスチック製品をまだ使えるのにプラスチック排除のために捨ててしまうのもなんだかもったいない。

まずは一回使用で終わっちゃうプラスチック製品を使わないようにしていこうと思う。

それにしてもあらためてプラスチックだらけの生活であることに気づかされる本だった。

便利なものを使わないようにしていくのは時間がかかるだろう。

まずはできる範囲のゆるいプラスチック・フリー生活から。