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X-Lite、初めての日本はどうだい?

みなさんこんにちは。
今年の1月に休暇で帰国しましたが再び帰国しているKです。
今回は初めての飛行機での自転車輪行、それと愛車のROSE X-Lite06の日本での初走行のお話を書きます。
お時間あれば最後までお付き合いください。


初めての飛行機輪行

電車での輪行は日本にいた時から何度もしていましたが飛行機輪行は今までしたことがありませんでした。
2018年に南ドイツに住んでいた際に当時の愛車のオルベアを日本から持って来ましたがその際には他の人にお願いして日本から持ってきてもらいました。
その際に使用した輪行箱はQBICLE社のバイクポーター スタンダードです。

キャスター等が付いていないため持ち運びには適していません。
価格が比較的安価な事、思ったより丈夫な素材で作られているので初めての海外輪行にはお勧めです。
使用しない時には折りたたんで小さくすることも可能です。

今回の輪行バック

2020年の夏に購入したもののコロナ真っ最中で海外渡航がほぼ禁止されていた為に3年間出番がなかったSCICON社のAEROCOMFORT 3.0 TSAを使用しました。

価格は10万円ほどでかなり高額です。
しかしほぼ解体することなく輪行できるのとキャスター付きで移動も簡単にできるので海外旅行で自転車を持っていきたい人にはとてもおすすめです。
自転車収納後にはヘルメットやシューズも積み込めるようになっているのでこれ1つで衣服以外の自転車関係の装備をほぼ全て積み込む事ができます。
私の持っている3.0 TSAシリーズはディスクブレーキ対応モデルですが1つ古いモデルはリム専用らしいのでそこは注意が必要です。

欠点はかなり大きいので保管場所の確保が難しい事、袋だけで約8kgあり思った以上に重いので箱から取り出すのが大変な事です。
動画を見ながら詰めましたが理解するまでにかなり苦戦するので何度も動画を見ながら作業することがおすすめです。

私が何度も見た動画は以下の2つです。

30分ほど悪戦苦闘した後になんととか収納する事ができました。

子供なら簡単に入れるくらい大きい

いざ日本

普段はデュッセルドルフ国際空港を利用しますが荷物紛失を懸念して直通で帰国する必要性があったためフランクフルト国際空港を利用しました。
(2023年6月現在、デュッセルドルフからは日本行きの直行便がない)

ケルン経由で新幹線に乗ってフランクフルトまで

今回利用した会社はルフトハンザです。
航空券を購入する際に特殊荷物預け入れを申請する事で通常の預け荷物とは別に自転車を預けることができます。
3辺の合計が280cm以下、総重量が20kg以下である事が条件です。
預ける際に追加料金を支払うとの事でしたがルフトハンザは2つまで荷物を預ける事ができるため無料で預けることができました。

自転車としばしのお別れをして14時間のフライト後、無事に再会することができました。

ドイツでもかなり丁重に扱ってもらえたのがすぐに分かるくらい外傷がなかった。

今回到着した空港は羽田空港。
品川駅から新幹線に乗れば実家がある静岡県までは約1時間半で行くことができます
それにしても長時間の移動はやっぱり疲れますね。
更にこの日から梅雨入りだったようで到着時には雨が降っていました。
『せっかく持って帰ってきたのに全部雨とか勘弁してほしいの』
そう思いながら実家へ帰宅しました。

初めての日本走行…の前に

今回の帰国理由は6月4日に山梨県にて行われる富士の国やまなし 第19回 Mt.富士ヒルクライムに参加するためです。
初めての日本でのイベント、更に初めてのヒルクライムレースなので記録よりも完走を重視するためにスプロケットを普段使用しているシマノULTEGRA 11-28Tから105 11-34Tに変更しました(105 11-34Tはいつものお世話になっているKEIMASA から譲ってもらいました)
しかしながら付け替えるための工具を持ち合わせていなかったので30分ほど自転車を押して歩き私の街にある数少ない自転車屋のサイクルベースあさひへ行きました。

なんで乗らずに押して行ったかって?

実家に空気入れがなかったからです。
携帯空気入れは待っていましたがアレ結構疲れるのでやりたくなかったんですよ(笑)
という事でお店へ歩いて出向きました。

本来なら予約をしないと付け替えてもらえないそうですが運良く予約が入っていなかったので持ち込んですぐにスプロケットを付け替えてもらえました。
ついでに空気も入れました。

初めての11-34Tですがペダル周りが軽すぎて慣れるまでに少し時間がかかりました。

帰国初日から私としては精力的に動き次の日に備えて…ビール飲んで寝ました。
毎回時差ボケに悩まされるので今回もパワープレーで乗り切ります。
日本のビールやっぱり美味しいです🍺

ようやく初走行

ようやくX-Liteの初走行の日です。
初日は軽く静岡県沼津市にある千本松公園近辺を走ってきました。
ここを自転車で走るのはおそらく約4年ぶりです。

自宅から40分ほど走って千本松公園へ到着します。
沼津市から吉原市までの片道約18kmを結ぶこのコースは行きは左手に、帰りは右手に海を眺めながら走る事ができるとても景色の良いサイクリングコースです(車も時々来るので注意が必要)
途中改装中で道を外れることがありましたがほぼ海沿いを走りながら久々にこの道を堪能しました

数年前まで当たり前だった光景を久々に見ることができた

初日は48km程走りました。
昨年は長野県の乗鞍岳今年の初めは茨城県の霞ヶ浦と比較的交通量が少なく安全なルートを走っていただけに久々の1人での公道走行は少し大変でした。

ちなみに、このコースですがとある場所にかなりの頻度でドラムの練習をしているお兄さんがいます。
日本に住んでいた時は走る度に見かけていましたがこの日も変わらず練習している姿を見て少し嬉しく思いました。

7年ぶりの箱根

2日目も運良く晴れてくれたので…自宅でのんびりしていました。
昼過ぎに物理的に重い腰を上げてまた走る事にしました。
この日は週末のイベントに向けての練習として箱根を上る事にしました。
最後に箱根を上ったのは…おそらく7年前です。
あの時は夜に上ったので景色は全く覚えていません。
のんびりのろのろ1時間かけて約800mを上りました。

安全の為に歩道を走行したがその歩道が全く舗装されておらずかなり大変だった

その後は少しだけ神奈川県方面へ行き芦ノ湖を遠くから眺めて帰りました。
今まで車では何度も芦ノ湖を通る機会はありましたが全て夜だったのでしっかりと眺める事ができたのはこれが初めてです。

遠くからだが初めて眺めた

帰りの道はドイツ以上に路面がガタガタしていたので慎重に下山しました。
久々に高い場所から私の街を見ましたが相変わらず綺麗な街並みだなと思いました。

初めての富士山

3日目は帰国前から予定していた通り、早起きをして静岡県御殿場駅まで輪行をした後に山梨県の籠坂峠を経由して週末のイベントの為の下見をしてきました。

御殿場からはずっと上り、ここが頂上でしばらくはずっと下り坂が続く

初めての富士山の麓ですが盛大に迷子になり道ゆく人達に片っ端から道を聞いてなんとか料金所まで辿り着くことができました。
(地図を確認するという選択肢が全く出ないくらいには迷子になってあわあわしていた)

かの有名なスバルライン

自転車は通行する為に200円かかるそうです。
直前でお金を両替していたので問題無く通過する事ができましたが一歩間違えたら再び坂を下りてコンビニまで行き、両替した後に再びここまで上る羽目になっていたかもしれません。

とりあえず走り始めました。

走ってみた感想

一言で言うと長過ぎて飽きました。
約1時間半以上永遠と上り続け斜度が下がったかと思えば一気に上がり、ヒーヒー言いながらひたすら上り続けると言う全く楽しくない時間を過ごしました。
もともと上りが得意ではないので本当にただただ大変な思いをしながら走っていました。
初めての富士山は約1時間46分でした。

五合目はかなり寒かった

前情報として五合目は寒いとは聞いていましたが、予想以上に寒く上半身が強張り少し危ない状況で下山する事になってしまいました。
イベント当日はしっかりとした対策をする必要がありそうです。
それと同時に下山する際の注意すべき箇所を確認しながら走りました。
所々道が悪く『うん、これは思ったより危ない場所が多いな』と思いながら慎重に下りました。
慎重に下ったとか書いてますが何を思ったのか、1箇所だけ全力で下りました。
その際の速度は時速約75km程。
体重があるので簡単に速度が出ます(ドラ○もん体型だと思った人、夢に化けて出るので名乗り出てください)
大体を頭に入れることができたので当日はなんとかなりそうです。

帰りは行きに楽して下った坂道をヒーヒー言いながら頑張って上りなんとか帰りましたとさ。

綺麗な富士山を見れて満足

終わりに

帰国してから幸いにも3日続けて走る事ができました。
程良く走り込む事ができたので私としてはかなり満足度が高い練習になったと思います。

それと気づいたのはドイツより日本の公道の方が思ったより危ないという事でした。
車の自転車や歩行者に対しての意識の面もありますが最も印象的だったのは自転車が走る脇道にやたらと小石が転がっている事です。
静岡だけかな?と思いましたが山梨も同じだったのでおそらく田舎はどこもそうなのでしょう。
あれを定期的に取り除くようにしないとこの先小石につまずいて転倒なんてことにもなりかねないのであれはどうにかしてほしいですね。


今回もここまで読んでいただきありがとうございます。
半年ぶりの日本、そして愛車であるX-Liteの初めての日本での走行はかなり有意義な時間でした。
普段この自転車でドイツ後を走っているのに日本を走っていると考えるとちょっと不思議な気分でした。

次回は今年の目標として設定していた富士ヒルクライムについて書きます。

ではでは🤟

久しぶりの山中湖は綺麗だった

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