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【南米旅行115日目 part2】犬に噛まれた後に病院に行くも、たらい回しにされるの巻 〜ボリビア スクレにて〜


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①Cristo de las Americas


Carmenに連れられて、まずは一番近い所にあり、かつ24時間やっているCristo de las Americasという病院に行ってみた。Carmenの家から徒歩15分ぐらいの所にある。


Cristo de las Americasの外観
URGENCIASの言葉通り、急患外来は24時間受け付けている。



早速質問してみるも、肝心の狂犬病ワクチンを打ってくれる動物関連専門の病院、Zoonosis SEDES Ch.は夜間診療はやっておらず翌日でないと受け付けてくれないとのこと。ちなみにCristo de las AmericasとZoonosisは目と鼻の先にあり、徒歩10秒足らずで着く。


Zoonosis SEDES Ch.の外観
営業時間は平日8:00-14:00、土曜日9:00-10:00のみ




この病院で今すぐできる応急処置は背中の傷の消毒だけだった。
記憶が曖昧でちゃんとした金額は覚えていないが、確か80Bsぐらい(≒1,500円)
というかそもそも、私の入っているSafety Wingという海外保険では公共の病院しか適応されず、Cristo de las Americasは私立病院なので保険対象外で治療できないと言われてしまった。。やばい、保険の適応病院なんて1ミリも頭になかった。日本を出る前に入った保険の詳細なんて覚えてるはずもなく、結局何もできずに一つ目の病院を後にすることになってしまった。


②Hospital Gastroenterológico Boliviano-Japonés


二つ目に訪れたのはHospital Gastroenterológico Boliviano-Japonésという病院。日本とどういう関係があるのかは分からないが、何故かJaponésという名前が付いている。(多分、Av.Japonという名前の道沿いにあるからJaponésと付いているだけかも)
ちなみにここもCristo de las Americas、Zoonosisととても近い所にあり、たらい回しにされるのは全く嬉しくないけどある意味はしごしやすい。


Hospital Gastroenterológico Boliviano-Japonésの外観



結論から言うと、ここでも治療は受け付けてくれなかった。
Safety Wingの保険が適応範囲内か否かという問題以前に、そもそもこの病院は内科専門だったのだ。
後で分かったことだが、この病院の名前は
Gastroenterológico=胃腸科専門医
なのでそりゃ犬に噛まれた傷なんて診てくれないよなという感じだ。


③Hospital Santa Barbara


二軒続けて治療できないと言われ、途方に暮れて最後にやってきたのがHospital Santa Barbara。こちらはCentroから近い所にあり、Gastroenterológicoから徒歩10分ぐらい。


Hospital Santa Barbaraの外観



結論から言うと、最初は拒否されたがCarmenが必死で説得してくれた末に、何とかこの病院で応急処置を受けることができた。結局この病院が公立なのか私立なのかはもう覚えていないけれど、最終的に渋々傷の消毒に対応してくれた。傷の消毒代はBs30(≒580円)


でも外国人に対する治療を納得してくれるまでにはかなり時間がかかった。
仮にこれがボリビア人だった場合同じような態度を取るのかどうかは分からないけれど、受付の人たちからは全くやる気が感じられなかった。こちらがいくら説得しても、知らぬ存ぜぬを突き通された。目も合わせようとしてくれず、私たちの対応が面倒臭くなったのかスマホをいじり始める始末。
正直Carmenがいなければ、病院を三軒もはしごして最終的に傷の消毒をするまでには至らなかったように思う。本当に彼女には感謝である。


傷の消毒代30Bsの領収書


ようやく病院の中に通されて治療が始まった。
治療と言っても傷口に消毒薬を塗るだけで、もう自分で持ってきた消毒薬は塗ったし正直意味あるんか?と内心思ったけど、せっかくここまで来たしたった30Bsやし、まあやらないよりはマシかという気持ちで治療を受けた。


私が案内された所は、入院患者と診察室が同じフロアにあった。
仕切りなどは一切なく、他の患者さんがベッドに寝ている姿が丸見えである。他にも医療用品などが雑然に置かれているのを見ると、正直医療レベルは低いんだろうなと感じてしまった。


治療が始まるなり医師から色々と質問を受けた。



今日はどんな症状で病院に来た?
どんな犬に噛まれた?
飼い犬もしくは野犬?



Carmenは診察室には入れないため、これらのやり取りは全て彼女の通訳なし、ダイレクトで医師と話した。元々語彙力はほとんどない上に、この時点で深夜1時ごろ。スペイン語の質問に対して自分の脳内で変換してスペイン語で正確に答える気力は正直ほとんどなく、それでも何とか残った力を振り絞って医師の質問に対して拙いスペイン語で答えるしかなかった。脳がうまく回らず、まさに満身創痍状態。うげー。


Santa Barbaraでもらった診断書



ちなみに、治療時に医師に撮影してもらった背中の傷がこれ。
そこまで酷いものではないけれど、一応閲覧注意です。






↓↓↓






犬に噛まれた背中の傷
これだけ見るとなんて事ない傷だけど、とにかく狂犬病が怖い


中に着ていたウルトラライトダウンがザックリ破れてしまった
(外側に来ていた服は無事)



それでも何とか治療を終え、ようやくCarmenと帰路に着いた。
多分家に帰ったのは深夜1時半〜2時ごろだったと思う。
シャワーを浴びる気力もなく、そのまま泥のように眠るしかなかった。


最後に訪れたSanta Barbaraでも、翌日Zoonosisに行くように勧められた。
果たしてZoonosisにワクチンはあるのだろうか?


↓↓↓南米旅行116日目に続く↓↓↓




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