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【南米旅行137日目 Part2】ボリビア TupizaのATMで現金が引き出せない!?

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早朝4:40にTupizaインし、午前中に乗馬ツアーを終え、さあメシでも食おうかと意気込んだが、その前にやらないといけないことがある。
翌日から始まる4日間のウユニツアー代をVoy Toursに前払いしないといけない。ボリビアは基本カードが使えないので、毎回ATMで現金をおろす必要がある。私はSucreである程度現金をおろしてきたから問題なかったけれど、Monikaは持ち合わせの現金がなくお昼の前にATMに行く必要があった。


が、このATM散策ミッション、予想以上に難航してしまったのである。
Tupizaは小さな街なのでATMが極端に少なく、3〜4ヶ所しかないのだ。しかもやっかいなことに必ずしも常にATMがちゃんと機能してくれる訳ではない。この時も御多分にもれず、彼女は全てのATMで何枚かカードを試してみたが何度やってもカードが戻ってきてしまった。


TupizaにはATMが計3〜4ヶ所しかない。
もし現金の持ち合わせがなくてこれらのATMも使えなかった場合、一貫の終わりである



結論から言うと、ウユニに来る前にLa Paz、Sucre、Potosíなどの比較的大きな街で多めに現金をおろして来た方が絶対によい。もうウユニは目前というところまで来たにもかかわらず、ここに来て現金が引き出せずツアーを諦めなければいけない、なんてことになったら目も当てられない。



これは多分海外、少なくとも南米ではあるあるなのだがカード自体は問題ないはずなのに、何度やってもエラーが出てきて全く引き出せないという現象がしょっちゅう起きる。

実際に私も、ブラジルのパンタナール、ボリビアのスクレで同じ楽天カードを何度試しても現金が引き出せなくて困ったことがあった。スクレではATMを5〜6軒はしごしても一向に機能せず、


銀行にお金は確実に入っているはずなのに。カードの磁気不良か?
楽天カードをメインで使っているのにもしかしてこのまま使えないままだったらこの先どうしよう?

と一瞬不安になったが、旅行の後スクレに帰ってきてもう一度同じATMで試してみたら何故かすんなりと引き出せたのでなんじゃそりゃとなったことがある。つまり海外のATMは本当に気まぐれで、24時間365日いつでも確実におろせるとは限らない。カード自体によほどの問題がない限りATMのせいにして問題ないと思う。笑


海外のATMでキャッシングできない時の対処法は以下の通り。


  • 対応言語が複数ある場合、言語を変えてみる

  • 引き出し金額を変えてみる。海外のATMには大量の現金がない場合が多いので、金額を減らしてみると成功する確率が高くなる。

  • 別のカードで試してみる


実際に、Monikaが一度英語表記で何度やっても引き出せなかったBANCO UNIONのATMで、数時間後にスペイン語表記で試してみたら驚くほどあっさり成功したのだ。言語を変えたら引き出せるなんてどんなバグやねんと思わずつっこみたくなったが、とにかく設定を変えてみるなりして何度も試行錯誤してみるべきやなあと実感した瞬間だった。また、別のカードでやってみると引き出せるパターンもある。こういうことがあるから、やっぱり海外に行く際はカードを複数持って行く方がベターなのである。


ただ、ATMに何度もカードを抜き差しするとスキミングの可能性があったり、勝手に吸い込まれる恐れがあるので本音を言うとATMの使用は最低限の回数で抑えたいところだ。


BANCO UNION
TupizaにあるATMの中では一番規模が大きい


MonikaがBANCO UNIONでもう一度トライしようとした時、一人のにーちゃんに突然スペイン語で「君たちも現金引き出せないの?」と話しかけられた。さらには「もしかしてVoy Toursで明日からウユニのツアー予約してる?」とも。彼はVoy Toursで私たちが国籍などを書いた書類を見ており、ツアーの中に日本人がいるということを知り、アジア人の顔立ちをした私を見て「恐らくこいつらも同じツアーに行くんだろう」と判断したんだろう。


よくよく話を聞いてみると、ドイツ人の彼(Dominic)も現金がなかなか引き出せずに困っており、Monikaと全く同じ状況にいた。実はTupizaはアルゼンチンとの国境近くにあり、彼もこの日にアルゼンチンから到着したばかりとのこと。
しばらく彼とスペイン語で喋っていたのだがめちゃくちゃ流暢だ。聞けばスペインのバレンシア地方で五ヶ月間留学していたのだとか。たった五ヶ月でこのレベルまで喋れるようになるのかー。もうスクレで勉強し始めてから二ヶ月経とうとしているけれど、一向に上手くなりそうな気配がない。笑


その後DominicもMonikaも何とか現金の引き出しに成功し、Voy Toursへツア代を払いに行った。ツアー参加期間は8月27日〜30日の四日間。乾季で水がないこの季節は、五人参加で一人1,150Bs(≒24,000円)。
人数が多ければ多いほど安くなるので、もし時間に余裕があるようなら事前にツアー会社と連絡を取って少しでも人数が多い日に日程を合わせた方が断然オトクだ。まあ、ぶっちゃけ多少値段が高くなってもウユニならそれ以上の価値はある。


2人と5人では値段が倍も違う。
事前にツアー会社に払う費用以外に、現地で220Bsほど現金支払いが必要になる。


無事ツアー代金の支払いを終えた後、買い出しに出かけることに。
ツアー中は基本的に三食+軽食、水込みだが念のため自分でも水、スナック類、フルーツ、コカなどの軽くつまめるものは持って行ったほうがよい。
なんせTupizaからウユニまでの道中に目ぼしいものを売っているお店なんてほぼないのだ。17時ぐらいから食糧探しを始めたけれど、なかなか欲しいものを全て売っているお店が見つからない。地方都市ということもあるのかこの時間ですでに閉店ガラガラというお店もチラホラ。結局少し買ってはまた次のお店へ、というように色んなところを回る羽目になり結構時間がかかってしまった。


Tupizaのmercado central
まだ夕方なのに、食べ物を売っているお店はほとんど閉まっていた


最後に赤ワインを買って宿へ帰還。
しかし、買った後でワインオープナーがないことに気づく。笑
思えばこの日は4:40にTupizaに着いてから一睡もせずBeaと喋りまくり、午前中はお馬パカパカ、昼間はひたすら歩き回るというなかなかドMな一日を過ごしてしまった。いくら体力がある方とはいえさすがに疲労困憊である。


宿へ帰ると、Beaが同じ部屋にいた。彼女は一日中寝ていたようだがまだ体調はすぐれないようだ。この日はMonika、Bea、私の三人が同じ部屋に泊まった。帰ってからもひたすらスペイン語で色んなことを喋りまくり、今思えばまだ旅の序盤で体力も気力もあったんやなあと思う。
結局この日は21:30ごろに爆睡した。


この宿のイチオシはシャワー。
ボリビアの宿にしては珍しくちゃんと熱いお湯が出る。笑
ウユニツアーではまともにシャワーを浴びることができないので、ここでしっかり身を清めよう


貼っつけるタイミングを失ったので、最後に午後16時ごろに食べたお昼のピザをお送りします。
しっかしヨーロッパの人たちはほんまにピザ好きである。笑


ピザM:50Bs ピザS:35Bs


レモネード:7Bs


↓↓↓南米旅行138日目に続く↓↓↓

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