【南米旅行138日目】2022年8月27日 ウユニ塩湖ツアー1日目〜乾季ver.〜
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いざ!!ウユニ四日間のツアーへ出発!!
6:15ごろ起床。この日は7:30にドライバーがホステルまで迎えに来てくれることになっている。サッと身支度をして軽く朝食を済ませてから、宿泊代65Bsを支払い宿を出ると4WDが目の前に止まっていた。
車内にはすでにもう一人のツアー参加者がいた。ベルギー人のCelineだ。
全員の荷物を車の上に乗せ、水や現地で食べる全ての食糧を積み込み朝8時にTupizaを出発。ウユニにたどり着くまでに食糧を調達できるような場所はないので、宿やレストランで作ってもらう食事の材料は全て買って持って行かないといけないのだ。
ボリビア人のガイドWillbell、スイス人のMonika、スコットランド人のDarren、ドイツ人のDominic、ベルギー人のCeline、そして私の計6人でウユニ四日間ツアーは幕を開けた。
実は塩湖だけじゃない!ウユニツアーは見どころいっぱい
結論から言うと、Tupizaからのツアーに参加した場合、実際に一面塩に囲まれた誰もが想像する「ウユニ塩湖」を見ることができるのは三日目の夕方と四日目の午前中のみだ。いくつもの通過ポイントを経てようやく最終目的地に着くことになるのでウユニにたどり着くころには結構疲労困憊になっていると思う。ただ単に塩湖だけを見たいなら、地図を見たら分かる通りウユニの街から直接塩湖に行った方が早いのだが、個人的にはTupizaから少しずつ北上して最後に塩湖を見た方が感動が大きいのではないかと思う。
私自身もウユニと言えば塩湖しか知らなかったのだが、実はそのクライマックスにたどり着くまでの道中にもめちゃくちゃ見どころがある。何なら個人的には塩湖よりその他のスポットの方が気に入ってしまったりする。笑
とにかく撮影スポットがたくさんあるので、一日に何回も車を降りて撮影し、終わったらまた車に乗って次の場所に移動して、というのを四日間繰り返した。これからしばらくはただ画像を貼っつけるだけの記事になってしまうが、簡単に見どころを紹介していきたいと思う。
San Antonio de Lipezという小さな村で昼食
12:00ごろ、San Antonio de Lipezという小さな村に到着。
ここでしばらく昼食を取ることになる。また、2Bsでトイレに行けるので忘れずに行っておいた方がよい。
名もなきどデカい岩に大興奮!
13時ごろに昼食を終え、車で30分ぐらい走り謎の遺跡群にたどり着いた。
この四日間で似たような岩のカタマリは散々見ることになるのだが、それぞれ微妙に形や大きさが違って面白い。初日の個人的ハイライトはこの名もなき岩たちだ。写真を見てもらったら分かると思うのだが、なぜかどの岩もてっぺんだけ裁断機で一斉に切ったみたいにザックリ途切れている。ガイドさんによると風や雨、雪などにより自然にこの形になったらしい。それにしてもどういう過程を経て今この場に存在しているのだろうか。
考えても永遠に解けない疑問だけれど、とにかく不思議で興味深い。
ボリビアにもあった!?ミニマチュピチュを歩く
夕方16:30ごろ、fantasmaという別の小さな村に到着した。
ここにはミニマチュピチュと呼ばれる小さな集落群がある。この時点で筆者はまだペルーに行っていないので実際どうかは分からないが、写真で見た本物のマチュピチュを想像する限り、確かに言われて見ればそれっぽく見えなくもない。独特な家群を眼下に捉えつつ、少しずつ下まで降りて行くことに。ちなみにここには無料のトイレがあるので、忘れずに行っておこう。
ミニマチュピチュを出発し、時刻は18:00ごろ。丁度日の入りの時間で夕焼けの光が植物を黄金色に照らし、どこを見渡してもひたすら綺麗な光景が広がるばかりだ。一方自分自身の体調はというと、そろそろ日が沈むということもありいよいよ肌寒くなってきた。また同時に少しずつ頭痛が始まった。
午前中は特になんともなかったけれど、さすがに標高が高くなってきたせいか身体が対応できなくなってきたようだ。このタイミングで念のため高山病予防薬「sorojchi pills」を一錠飲んでみた。劇的にすぐ効果が出るというわけではないけれど、できれば具体的な症状が出る前に飲んでおいた方が無難。
Quetena chicoで一泊 夕食まで気長に待とう
朝8時にTupizaを出発してから約11時間半、19時半ごろにようやく初日の宿に到着した。Quetena chicoという、人口600〜700人ほどの小さな村だ。昼間は日が出ているのでまだ耐えられる寒さだったが、夜にもなると一層冷え込む。一日目の夜が一番寒く、宿に着くなり暖炉に火を起こしてもらいみんなで暖を取った。
おもてなしとしてまずはお茶とお菓子を出してくれた。
この次に夕食が出て来るのかと思ったが、なかなか出てこない。どれだけ待っても出て来ないのでこの日の夕食はお菓子だけか?と思ったほどだ。ボリビアだけでなく基本的に南米はご飯が出てくるのが比較的遅めなのだが、ボリビアは特に高地にあるので食べ物に火が通るまでに時間がかかるのだ。
ウユニには食料のストックがないので私たちが持ってくる材料が届いて初めて調理開始できるという環境だし、何より彼らののんびりとした性格上あまり急いでご飯を作るという考え方はない。昼間の疲労がたまっているので早く何か胃に入れたいという焦る気持ちを抑えつつ、ここは彼らの習慣に合わせて旅仲間と気長に待とう。合間に旅仲間とお喋りするのもよし、外で星空観察をするのもよし。この日は晴れていたので満点の星空が見えた。
ボリビアの冬はとにかく寒い。はたしてちゃんと寝れるのか!?
夕食を堪能し、星空観察も楽しんだところでさあ休もう!と言いたいところだが問題はここからだ。なにしろめちゃくちゃ寒い。
当然部屋に暖房などないので、とにかく着込めるだけ着込んで寒さをしのぐしかないのだ。気温は2-3度ぐらい。日本でこの気温の中暖房なしで寝るという状況がなかなかないので、エアコンのありがたみを改めて実感させられた。一応ユニクロのヒートテック2枚とウルトラライトダウンを着てはいたけれど、それらの文明の利器ですらほとんど効果を実感できないレベルだ。今回、私は長旅で荷物になるのでダウンを持ってくることができなかったけれど、特に冬の時期に来る場合は防寒対策をしっかりした方がよい。
そこまでの重装備を用意できないという場合は現地調達も可能だ。
私はスクレでアルパカ製のセーターと手袋を買った。これも現金と同じく、Lapaz、Sucre、Potosíなどの大きめの都市であらかじめ用意しておこう。
気休め程度かもしれないが寝袋もあった方が確実だ。自分で用意するのが難しい場合は事前にツアー会社に借りることもできる。宿で毛布を多めにもらうこともできるが、数に限りがあるのでできるだけ自分で万全な対策をしておいた方がよい。とか言いつつ私はそこまで寒くないやろとタカを括り、他のみんなは素直に寝袋を借りているのに私だけ借りずに来てしまった。笑
なんせ熱いお湯が出ないからシャワーを浴びることもできないし、当然こんな辺鄙な所で携帯の電波も入らないしWiFiもない。という訳で寒い中暖を取ることも携帯をいじって気を紛らわせることすらできない。
もはや寝ることしかやることがないのである。
こんなクッソ寒い状態で、はたしてちゃんと寝ることができるのか?
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