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人生最悪の飲み会

今から一年くらい前の話だ。

僕がまだ施工管理(現場監督)をやっていた頃。現場の着工が終わりが見えた頃、現場の一番トップの人がおつかれ会をやろうと言った。僕はお酒が好きだったので快くOKを出した。現場が遠く車で片道38キロを毎日1時間半かけて通っていた僕は現場のトップ(上司と次から言おう。楽だし)の人がホテルまで手配してくれた。なんて優しいんだろう。すごく感謝した。

飲み会当日。同じ現場の新入社員が研修で現場にいなかったので飲み会のために「駅まで迎えにいってくれんか?」と上司が2000円渡して来た。
おいおい、そんな事上司命令だったらお金貰わなくてもやりますよ?と思ったがちゃっかり受け取った。新入社員を迎えに行き飲み会を行う某居酒屋〇〇からと言う所に向かった。飲み会は大体10人弱で行った。みんなでビールで乾杯!!

しかしここから地獄が始まった。

普段冷徹沈着の無口で仕事に熱心な上司がお酒入ってから真逆の性格になって現場とのギャップに驚いた。こんなアニメやドラマみたいに変わる人いることに驚きだった。僕の肩を組み「太田ぁ〜ちゃんと飲んでんのか?」と言ってきたので、「はい!楽しく飲ませて頂いてます!!」と答えた。しかし「いや、おめぇ飲んでねぇよ、飲め飲めー」とお酒を渡して来た。
僕は酒が好きだけど弱い。しかし無下にするわけにはいかない。グビっグビっと飲んだ。頑張った。
すごく気持ち悪い。飲み過ぎた。

上司はさらに上機嫌になり、僕と新入社員くんの事を言い始めた。「お前らはもっと頑張らないといけない」だの「全然頑張ってない」だのここでは書けない説教の内容だった。新入社員くんは隙を見て違う人に「タバコないですね。買ってきます。」と30分くらい帰ってこなかった。逃げやがったな新入社員!!ターゲットは僕一人。地獄の時間だった。

飲み過ぎ+人権のない説教=吐き気

僕はただ話を聞いて笑って受け答えした。相槌もたくさんして、出来る限り明るく接したが、それに対しても「お前は話を聞いて活かそうとするフリをする節がある」と言われた。
節がある選手権だったら結構上位に食い込めるほどの言葉だと思う。
新入社員が帰ってきて、お開きかと思いきや二次会のカラオケに強制参加。救われぬ僕当時21歳。

カラオケでは上司が勝手に米津玄師のLemonを入れて「お前歌えや太田」とマイクを渡して来た。全然知らない。邦楽ロックが好きな僕はヤバいTシャツ屋さんとかをいれて欲しかったが...
雰囲気でLemonを歌ったら、「下手だなぁ」と上司に言われた。ムカついたが我慢して盛り上げた。序盤で見せたお金を渡したあの上司はもう出会う事はないだろう。はしゃぎすぎた上司は途中から寝ていた。そして地獄は終息へと向かった。

この事件以降会社の飲み会には一切参加しなかった。だから若者は飲み会に参加しなくなったり上司とのプライベートに踏み込むことはなくなったのだろうと思った。全員が全員こんな感じの上司じゃない事はわかっているが一定数マウントをとってきたり[パワハラ、アルハラ]をしてる人がいる。嫌なら嫌と言ったほうが自分の身を守るのは一番かもしれない。

to be continued

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
少なくともこんな人がいると思うので思い出しながら書かせていただきました。
読みにくく、拙い文章ですが本当にありがとうございました。ではまた。

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