フグタ社長業務日誌『夜の反省会』
フグタ社長業務日誌(巻1-9):10月7日(日)
土曜日(10月6日)は一日中、家にいた。会議で英語のスピーチをするので、本当はその練習をする心算だった。ところが実際は、昨日秘書(息子だ)と行ったイタリア料理店で、少しワインを飲みすぎて二日酔いである。これが失敗の基となった。
本日7日6:47、日曜だというのに早朝叩き起こされて自宅を出る。7時過ぎの「のぞみ」に乗らなくてはいけない。京都に行くのだ。仕事だ。観光ではない・・。
10:16、会議場着。わが社が協賛しているイベント「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」に出席。英語で開会スピーチを行う。
若い頃2年間アメリカ駐在をしていたこともあり、みんな私が英語ぺらぺらだと思っている。私もそのつもりでいた。ところが5〜6分の挨拶だったが、ほとんど原稿棒読みで、途中で何回かつっかえたりもした。少しショックを受けつつ帰京。
秘書(息子だ)が「野沢の家に帰るんだったらシンヨコ(新横浜のことを若い人はこう言う)でも近いんじゃない?」というので、帰りの新幹線は、東京駅まで行かずに途中下車する。まあ、あまり変わらなかった。
夕方、紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で、昔から色々お世話になっている学校の先生と会う。先生はつい先ごろ米国から戻られたところである。
あれこれ渡米談を聞いているうち、ふと先生が仰る。
「そういえば今日、英語でスピーチされたそうですね。うまくいきましたか」
「ええ、まあ・・」と、私は慌ててごまかそうとしたが、「聞いてあげますから、もう一度やってごらんなさい」となった。
それから思いもかけず3時間半ばかり、みっちり反省会。
22:58、グランドプリンスホテル赤坂発。(先生が帰られてから、とばっちりでこっちも説教されました・秘書注)。同11時21分、自宅着。
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