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フグタ社長業務日誌【あと1話】『三連休で』

このシリーズは2007年9月~2008年9月までの1年間にわたる、福田康夫総理の「首相動静」を基にしたフィクション(パロディ)です。
※いよいよ9月、局面は最最終盤へ。退任までの慌ただしい動静を追いかけます。さてフグタ社長の命運はいかに・・・?。(巻10は自2008年8月1日~至9月X日)

フグタ社長業務日誌(巻10-8):9月15日(月)

 13日の土曜から月曜(15日)まで三連休。どこへも出かける予定がない・・。ずっと社宅だ。
 
 決してヒマなわけではない。女房に言われて朝から晩まで荷物の整理、引越準備をする。社長専用住宅なので、今月末には明け渡さないといけない。

 読みかけの雑誌やら、料理屋の出前のメニューやら、会社から持って帰った書類だの・・。整理していると、中国の取引先の社長から預かったメモ紙が出てきた。

 6月の日付だ。生産委託していたギョーザ工場の毒物混入の真相が書いてある。失くしたとばかり思っていた。それで公表しなかった・・。今更なので、なかったことにする。そっと、シュレッダーにかけた。

 農水部長のオオタ君(女房の親戚筋である)からのお中元は、のし紙を破いて捨てる。処分すべきゴミが、山のようにある。

9/13(土)~9/15(月)3日間の社長動静は全く同じ。もう誰も来る用事もない。喪中のようである(秘書より)
 午前8時現在、朝の来客なし。
 午前中は来客なく、書類整理などして過ごす。
 午後も来客なく、書類整理などして過ごす。
 午前0時現在、来客なし。              以上

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注:
特にありません。
※『フグタ社長業務日誌:三連休で』は、ブログ『tanpopost』に2008年9月16日 付けで掲載したものです。

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