タイパーアドカレ2022振り返り

こんにちは。タイパーアドカレ主催のたのん(@tanon_710)です。

みなさまのご協力のもと全23(+3)記事が公開されたタイパーアドカレ2022ですが、現在、最優秀記事の投票を専用のGoogle フォームにて行っています(投票期限は1/7 23:59までとなります)。

ぜひこちらの投票にもご協力いただきたいのですが、とはいえアドカレには様々な記事が投稿されており、なかなかその内容を振り返るのも大変だと思います。
…というわけで、今回もアドカレの全記事を振り返る「振り返り記事」を作成しました!
各記事の簡単な説明とひとことコメントを掲載しています。

それでは、さっそくはじめていきましょう!

-1週目-

・1日目「e-typing英語腕試しを攻略!」(たのん)

タイトルの通り、エタイ英語の腕試しにフォーカスし攻略法やお題の当たり外れについて述べた記事です。
誰にとっても最良のお題というものは存在しないとは思いますが、自分にとっての最良のお題を見つけるための参考になればよいなと思います。

・2日目「毎パソで成功する確率を上げるための考察と工夫」(白狐さん)

毎日パソコン入力コンクールにおいて1位に輝いた経験のある白狐さんによる毎パソ対策・攻略記事です。
白狐さんはタイパーの中でもスコアやパフォーマンスの安定性を重視している印象がありますが、そうした思考の背景に毎パソの経験があるのかもしれないなと感じました。
大局的なアドバイスだけでなく、実践的なテクニックや本番のイメージをするのに役立つ情報も述べられており、毎パソにトライする際に参考になる内容になっていると思います。

・3日目「10年ぶりにガチでタイピングやったら圧倒的全一になったwwwwww」(おかぴらさん)

かつてタイプウェルオリジナルですべキーZAなどの記録を残していたおかぴらさんによる「Typing (is) Nonsense」の挑戦記録をまとめた記事です。
どれくらいの練習量を経て、どのような記録の変遷を辿ったかというストーリーは、単純に読み物として面白かった、TiNの記録更新を目指すにあたっての道しるべとしても役に立つ内容になっていると思います。

・4日目「オタクが推しについて語るだけ(ウィッシュミーメル編)」(たのん)

サンリオオタクがキャラクターについて語るだけのシリーズ第3弾です。
よくも悪くもオタク感情全開の記事になっているので合う・合わないがあると思いますが、ウィッシュミーメルは本当にかわいいキャラクターなのでぜひよろしくお願いしたいです(?)

・5日目「タイパーインタビュー16:えふさん」(かり~さん)

かつてはTODのエキスパートとして名を馳せ、現在も活動を続けているかり~さんによる「タイパーインタビュー」シリーズの第16弾となる記事で、今回はエタイかなの歴代記録を保持しているえふさんへのインタビューとなっています。
強い人が強い人になるまでの過程を垣間見られることには、そうした過程を再現できるかはさておき、強い人へのある種の幻想を手放すきっかけになるという意味でありがたいことだなと感じます。

・6日目「37歳のおっさんがSixTONESのオールナイトニッポンを初めて聞いた話」(おはようさん)

タイピングなどの普及活動に取り組むおはようさんによる、ジェネレーションギャップについての素直な感想をまとめた記事です。
自分もなるべくタイピング界隈の流行りを追うように気を付けていますが、それでも若い世代の見ている世界をそのまま見ることはできないので、根本的な難しさがあるなと思っています。

・7日目「タイパー界に来てよかったこと」(星凪/seinaさん)

先日の毎パソで全国1位に輝いた星凪さんによるタイピング界隈での経験の振り返り記事です。
中1ですでにタイピング歴8年弱という事実にも驚かされますが、半年でウェザタイのレベルが4.8から9.5に上がったという記述には驚きを通り越した感情が生まれました。
タイピングを通じて他人と関わる機会が増えコミュニケーションが苦でなくなったというエピソードも綴られていて、星凪さんの成長を感じられる内容になっていると感じました。

-2週目-

・8日目「愛するNationalについて」(めたるさん)

複数人のタイパーで1つの曲を打ち繋ぐ「歌詞タイピングリレー」などの企画に携わるめたるさんによるNationalの推し記事です。
めたるさんがレトロなものやガジェットに興味を持つようになった理由に分野は違えどすごく共感できました。
また、日常にあるNational製品の探し方にも触れられており、どこかに泊まる機会があればぜひ探してみたいなと思いました。

・9日目「子どものころの未解決な思い出」(pogiさん)

「108万打鍵チャレンジ!」などの企画に携わっている愛されキャラ(?)のpogiさんによる、不思議なエピソードをまとめた記事です。
さまざまな面白エピソードを持っているpogiさんですが、今回の記事も期待を裏切らない内容で、個人的にはどことなくオカ板の雰囲気を思い出したりしました。

・10日目「2022年の雑記(タイピング関係無し!)」(TEA_Rさん)

若手タイパーのTEA_Rさんによる今年の振り返り記事で、10日目はタイピング以外の話題についてまとめられています。
様々な趣味に取り組み興味の幅を広げていくTEA_さんの姿勢はぜひ見習いたいなと思いました。
個人的にはIMEがポンコツすぎるエピソードがお気に入りです。

・11日目「Twitter投稿を添えて振り返る、2022年のタイピング記録」(TEA_Rさん)

若手タイパーのTEA_Rさんによる今年の振り返り記事で、11日目はタイピングの話題についてまとめられています。
タイピングの頻度が下がるにつれて実力がゆるやかに落ちていくというのは自分自身経験があるので共感しながら読んでいました。
こうしてあとから振り返ることができるという意味で、自己ベストのリザルトに限らず、日々の記録をTwitterなどに残しておくことの大切さを感じたりもしました。

・13日目「5歳の我が娘にインタビュー」(おはようさん)

おはようさんによる「タイパーインタビュー」シリーズのパロディ記事で、おはようさんのお子さんにインタビューをした様子が音声で掲載されています。
どの音声もおはようさんとお子さんとの仲良しなやりとりにほっこりしますが、特に「ストレッチマン」のやりとりが個人的にはお気に入りです。

・14日目「ブラインドタッチなしのタイピングについて」(れんこんさん)

「自称ブラインドタッチ最速なし」のれんこんさんによる、非タッチタイピングについての考えをまとめた記事です。
練習の際に手元を見て打つことの有用性はときおり話題に上がりますが、高いレベルで実戦に非タッチタイピングを取り入れているのはすごいなと思いましたし、特に、e-typingでも非タッチタイピングを選んでいることに驚きました。

-3週目-

・15日目「ELECOMのキーボードのあの名機を5台持ってるPGの自キ活2022年」(柏崎ワロタロさん)

柏崎ワロタロさんによるキートップやマウスのアタッチメントの自作の過程をまとめた記事です。
タイパーアドカレではあまり見られない自作キーボード関連の記事でとても新鮮に感じました。
また、より快適な動作を目指しデバイスに手を加える姿勢も、共感できて面白かったです。

・16日目「成長できなかった1年で気づけたこと」(pogiさん)

pogiさんによる、この1年でのタイピング練習への気付きをまとめた記事です。
リザルトの数字を鵜呑みにしないこと、指の疲労と脳の疲労を分けて考えることなど、目新しい考え方が述べられていて面白かったです。
特に、指のひっかかりを無視して脳内での打ち切りを優先する練習法は試してみたいと思いました。

・17日目「陸上競技のルーツから、競技と現実との関わりを読む」(テルさん)

競技者と開発者の両方として活動されているテルさんによる考察記事です。
今回は陸上競技がテーマに取り上げられており、競技がルールにより厳密化されていく過程や、競技と現実の関わり方について述べられています。
個人的に、テルさんが記事中で用いている「現実接点マーケティング」という概念とその重大さに共感を覚えました。

・18日目「多言語タイピングにおけるギリシャ語の強化」(dqmaniacさん)

多言語タイパーとしてInterstenoなどに取り組んでいるdqmaniacさんによるギリシャ語攻略記事です。
配列の検討から言語への習熟過程、そしてさらなる多言語への挑戦までを、緻密なデータとともにまとめられており、読んだだけでギリシャ語タイピングが上達した気持ちになりました。

・19日目「TW憲法Eノーミス縛りをして得たこと」(パルキーさん)

古参タイパーのパルキーさんによるタイプウェル憲法ノーミスの挑戦記です。
ノーミスを前提としたタイピングでのメンタル面のコントロールや、ミスが生じる可能性を減らすための打ち方の意識の工夫など、実践的なアドバイスが多くなるほどと思いました。

・20日目「毎パソ全国優勝までの道のりと今、タイピングのe-sportsについて」(isseiさん)

かつて毎パソで全国1位を経験し、「タイパー甲子園」の運営などの活動もされているisseiさんによる自身のタイピング歴の振り返り記事です。
isseiさんが練習を積み重ねついに全国1位を手にするまでの過程が臨場感たっぷりに描かれていて面白かったです。
また、大会運営者としての顔を持つisseiさんのタイピングのeSports化への考えも参考になりました。

・21日目「一緒にキー入力ハッカソンを運営しませんか?」(テルさん)

テルさんによる、テルさん主催のキーボード入力を題材としたハッカソン「Keyboard Input Hackathon」の運営メンバー募集を目的とした紹介記事です。
これまでありそうでなかった、文字入力まわりの様々な界隈を一挙に集めてしまおうというイベントで、すでにタイパー界隈からも数名の方がイベントへの参加を希望していたりもします。
自分も運営メンバーとして協力させていただくことになったので、ハッカソンに参加するしないに関わらず、イベントの様子だけでも見守ってもらえると嬉しいなと思います。

-4週目-

・22日目「ある方にインタビューしました」(isseiさん)

isseiさんによる、毎パソ全国1位経験者であるれいらさんへのインタビュー記事です。
全国大会優勝に至るまでの練習の過程や、タイピングを通して身につけた能力など、1つの趣味・習い事としてタイピングに取り組むことの意義を感じられました。
インタビューでも触れられていますが、個人的にも、毎パソが学生だけでなく、より広く開かれるようになるといいなと思います。

・23日目「約1年tinで修行した後にすべキーやった結果wwwwwwww」(おかぴらさん)

おかぴらさんによるすべキーへの2ヶ月間の挑戦をまとめた記事です。
すでにTiNにおいて60秒切りという圧倒的な結果を残しているおかぴらさんですが、その実力ですべキーに取り組むとどうなるのかを知ることができて面白かったです。
また、個人的にかつてのタイプウェラーたちの日記を読んでいるような気がして少し懐かしい気持ちにもなりました。

・24日目「Typerary - 文学作品をタイピング練習できるサイトを作成しています」(白狐さん)

白狐さんによる、自作タイピング練習サイトの制作過程をまとめた記事です。
すでに数多くのタイピング練習サイトや練習ソフトがあるなかで、どのような方針を定めどのように差別化を図るか、という点が丁寧に述べられていて面白いなと思いました。
個人的に、美佳テキストの文章を暗唱できるくらいまで自然と覚えてしまったということもあり、練習の課題として文学作品を取り上げることで、文学に自然と親しめるのではないかなと思います。

-番外編-

・「対戦型タイピングゲームにおける戦略について」(たのん)

タイトルの通り、対戦型のタイピングゲームにフォーカスし、対戦時の戦略や心構えについて述べた記事です。
言語化が上手くいかず、戦略面や相性差といった要素とメンタル面の要素をはっきり切り分けられていないのですが、それでもこうした考え方を文章に起こしておくことに意味はあるのかなと思っています。
一部の考え方は昨年自分が書いたTODの攻略記事と重なるところがあるので、ぜひそちらもご覧ください。

・「深そうで深い中国語タイピングの世界」(なろつぬろぶしさん)

なろつぬろぶしさんによる、入力方式や練習サイトなど中国語タイピングの世界を網羅的に取り上げた記事です。
漢字の入力方式として、ピンイン(発音記号)を打つものと漢字のパーツを打つものがあることは知っていましたが、中国語のIMEでは入力の高速化を図るために入力の一部を省略しても適切に補ってくれる、というのは初耳で面白いなと思いました。

・「Let's108万打鍵チャレンジ!」(pogiさん)

pogiさんによる、今年で開催3回目となるタイピングイベント「108万打鍵チャレンジ!」の紹介記事です。
イベントの概要だけでなく、イベントが生まれたきっかけについても述べられていて、改めて懐かしい気持ちになりました。
昨年自分が書いたイベント開催の経験談でも触れているのですが、実は最初の「108万打鍵チャレンジ!」は企画発足から1週間で開催に至っているので、イベント開催にも挑戦してみてほしいなと思ったりもします。