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空腹を忘れて楽しむ京都モダン建築祭

京都といえば歴史ある神社仏閣が有名ですが
京都にも明治から現代までの歴史があるわけで
その歴史の中で建てられてきた建築を堪能できる「京都モダン建築祭」というイベントがあるのです!

この記事はイベントに参加してきた私の日記のようなものです。

この日は朝寝坊して出だしがグダグダだったうえにちょっとしたトラブルがあって12時に京都に着く予定が結局13時半になってしまいました。。。
しかも天気は雨。
心が折れかけた状態からのスタートです。


京都モダン建築祭とは

京都で守られてきたモダン建築が期間限定で公開されるイベント。
去年スタートした新しいイベントで今年で2回目の開催です!
見学するためには有料のパスポートを購入する必要があって
期間は10日間ほどあり、全期間回れるパスは¥4,000で1日のみのパスは¥2,000
普段は公開されてない建物が見られる貴重なイベントです!

八竹庵

料亭かな?と思うような落ち着いた外観

こちらは中京区にある豪商「四代目 井上利助」が大正15年に住居兼商談の場として建てた建物。

和風な外観からは想像できない洋館がいきなりドンっ

入り口は狭くて少し入りずらい雰囲気。
しかし入って一瞬で世界が変わる!

こちらで入館料を払います

格式の高い建物によくある折り上げ格天井。そこから下がるシャンデリアがキレイ✨
ここは只者じゃないぞ。私の勘がそう言っている。

広くはないけど中庭があって、紅葉の時期はとてもキレイだそうです🍁
が、残念ながらこの時はまだ1割くらいのみ。

2階のサロン

心折れかけてたけど一気にテンション上がる!単純!来てよかった〜
ゆっくり堪能して写真もたくさん撮ったので後ほど記事にします

旧寺江家住宅 店舗と母屋

こちらは昭和10年の建物。染色業を営んでいた寺江家の店舗と住居だったそうです。
現在も現役で使われている建物で、人も多くてあんまり写真撮れなかったからうまく説明できないんですけど
入ってみるとずっとずーっと奥に続いていて靴をはいたまま天井の高ーい台所を通り庭や離れに続いていました。

台所の天井
建物内から見える庭

まさかあの外観からこんな空間に繋がっているとは
外からだと普通の洋風の建物だけしか見えないから想像できなかった…
本当の意味で奥が深い。
店舗と住居を兼ねた町家なんだけど、表だけ洋風の建物になっているという近代的な町家だそうです。
京都の歴史がそのまま反映されてる建物なんですね

その後、地下鉄で東山まで移動。
大正5年に「竹中精麦所」として建てられた「時忘舎」という現在レストランとして利用されている建物へ。
こちら写真NGですので省略。

京都府立図書館

こちらは明治42年の建物。
この外観は残して中は近代的な図書館になってます。
なので図書館の利用者ならみんな入ることができますが、建築祭パスを持っていると普段は入れない外階段と当時使われていた家具を見ることができます。

外階段を上がってみると貴重な建物をめっちゃ近くで見ることができました!
この位置じゃないと見れないほどの装飾だけど、これが全体の雰囲気に影響してくるんだろうなぁと勝手に解釈。

外階段を上がってすぐの扉は貴賓室の入り口だったそうです。

そして当時の家具たち。
猫耳がかわいい椅子。
真ん中のは足が折れてしまったので煉瓦で代用しているそう。壊れてるのをそのまま展示してて和む☺️

手あぶりつきテーブル。
真ん中が火鉢になってて手を温めながら本読んでたんですね。
うっかり本を落としたら大変だ

京セラ美術館

こちらは昭和8年の建物。1933年なので今年でちょうど90周年!
ということで記念のお祭り?というかマルシェが開かれていて食べたり飲んだり食べたりと賑わってました。

入ってすぐのホール
ホールの天井

ホールは東京国立博物館に似た造りで広くはないけど天井が高くてステンドグラスがキレイ。
手作業ゆえの色ムラが味わいと温かみを感じます。

2階の貴賓室

こちらも折り上げの格天井。
何もない部屋だけど格式高い緊張感のある空間です。
警備員さんが目を光らせてたってのもあるけど…

フランソア喫茶室

この日寝坊して朝からほとんど何も食べてなかったことに気がついたのが17時。
なんか食べたい。せっかくならと向かったのがこの「フランソア喫茶室」
こちらは昭和9年の建物。

社会主義運動に尽力した「立野正一」が創業し、前衛芸術や反戦などの意見を交わせる場所だったそうです。

空きっ腹にチーズケーキセット

他のお客さんが映らないようにということで写真撮ったけど
これで店内の雰囲気伝わるかな?

店内中央はドームになってます
壁面

ステンドグラスや赤いベロアの貼られた椅子などなど
とにかく素敵な内装なんですが撮影できなかったので実際に行ってみることをお勧めします。

終わり!

出だしグダグダで心折れかけの状態からスタートしたんですが、なんだかんだ楽しくてお腹空いてるのにも気づかず楽しんでました。

今回京都のモダン建築を巡ってみていろんなところで耳にした名前がありました。
その名は建築家「武田五一」
大体の建物を巡って説明を聞くとこの名前が出てくるんですよ。
また「武田五一」か〜って。
名前は知ってたんですがこんなにも京都の近代建築史に重要な人だったとは。
この「武田五一」を説明すると長くなるのでまた別の記事にします。

実は第一回開催の去年も参加しててその時はまた違う建築を巡ったので後ほど1つの記事にまとめようと思います!
書くこといっぱいやな💦

ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次の記事も読んでいただけると幸いです😊
それでは!

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