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「旧三笠ホテル」の記憶

こんにちは!3度の飯よりレトロ建築が好き!!ヒトミです。

1年中いつ行っても楽しめる人気の観光地「軽井沢」

その軽井沢に旧三笠ホテルというとても美しいレトロ建築があります!

今は残念ながら工事中のため閉館していますが、また公開が始まったらぜひとも訪れてほしい建物です!!


「旧三笠ホテル」とは?

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軽井沢が観光地として注目されはじめたのは明治19年のこと。

宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーがこの地を訪れた際に美しい自然や気候を気に入り家族や友人達と夏に避暑に来たことが最初と言われています。

その後だんだん国内外から避暑に訪れる人が増えていき、明治30年ころには別荘やホテルなどが建てられるようになります。

そんな中、この旧三笠ホテルは明治38年に建てられた設計も施工も日本人が行った日本初の洋風ホテルです。

美しい外観

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赤い屋根とダークブラウンの外壁が紅葉の色合いと馴染みます(*^-^*)

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そして白い窓の格子が印象的でとても美しく、当時は「軽井沢の鹿鳴館」なんて呼ばれたりもしたそうです!

試行錯誤?の内装

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こちらがロビーなんですが、入口から入って廊下を右に進むという少し変わった場所にあるんです。

実はこの部屋は食堂だったらしいのですが、建物の入口付近にロビーを設けるスペースが無かったためこの部屋をロビーとして使うことになったそうです。

なんといっても設計も施工も日本人なんでね、そういうこともあります。

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でもそんなロビーでこんな繊細なシャンデリアがお出迎えしてくれます。

廊下の照明もガラスが分厚くで温かいです。

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天井もよく見ると自然のままの木が使われて森の中にいるようで癒されます。

実はこの建物に使われている木材は全て日本のもので、海外から来る人々に日本の木の温もりを感じてもらいたくてこのデザインにしたのかもしれないですね。

時間を忘れる空間

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内装はどこを見ても「賑わっていた」というより「静かな時を過ごしていた」様子が感じられるようでした。

自然の中で落ち着いた時間に癒されるのは100年前から変わらないみたいですね(^-^)

この旧三笠ホテルには軽井沢が昔から避暑地、休養地として愛されてきた記憶が詰まっています。

そんな変わらない魅力を感じてみてはいかがでしょう?


ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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