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理系院生就活の年間スケジュール

はじめに

この記事では、24卒の理系修士である僕の就活体験の振り返りとそこから得た学びをまとめています。僕と同じような特に地方の修士の方々の就活の助けになれば幸いです。
この記事はあくまで体験記です.全てにおいて僕自身のバイアスがかかっている可能性があります.ご注意ください.

筆者について

地方国公立大学院の新M2です。情報を専攻してます。
大層な学歴もガクチカもないどこにでもいるただの院生です。

就活スケジュール

M1:5月~7月 就活開始

GWを開けた頃から就活スタートしました。
業界は特に決めず企業説明会で気になったところやLabbaseでスカウトが来た企業にとりあえず出してました。

なんとなくでES書いたり面接準備したりでバタバタしてましたね。夏インターンへの応募の中でES作成・面接に慣れていたことが、その後の本選考でなんだかんだ役に立っていた気がします。

M1:8月~9月 夏インターン

GWで応募し、通過したインターンへ参加しました。色々参加しましたが、実際の現場で2週間課題解決に取り組むOJTのインターンに参加したことが大きかったです。この経験は,自己分析と社会人に求められるスキルの言語化に大きく役立ちました。詳しくは後述します。

M1:10月~12月 秋冬インターン

夏で落ちていた企業のインターンの中からいくつか応募しました。
夏インターンとは異なり、手を広げすぎず自分の就活の軸にしっかり合わせて企業選びをしていました。夏インターンで得た経験をもとにES内容をブラッシュアップする機会をこのタイミングで持てたことがなんだかんだ良かったです。

M1:1月 早期選考ラッシュ

夏インターン経由やLabbase経由の早期選考の企業を受けていました。
第1志望の企業の面接に合わせて他の企業の面接を設定し、緊張してても話せるよう準備を進めていました。

この時期にキャリアセンターを利用し、面接の練習を複数回行っていただいてました。本番の面接でいろいろな企業のめちゃくちゃ偉い人達と話せるのは疲れますが、それはそれで面白かったのを覚えています。

M1:2月 就活終了

夏インターンに参加させていただいていた第1志望の企業から内々定をいただくことができたため就活を終了しました。

得られた学び

長めの夏インターンの経験

インターンを通じて、自分の強みを相対的に評価・発見できたことが秋以降の就活にとても大きな影響を与えたと感じています。全国から集った僕の何倍も優秀な人たちにいい刺激を受けると同時に、その中でも自分が誇れる強みはなんだろうと考えて相対的に評価できたことが何よりの収穫でした。

そして、本音軸での就活軸をはっきりさせることができたのも良かったです。なんとなく「都会がいいな~」ではなく自分の許容できる生活感はどこまでなのかを実際に体験することで働きたいエリア・業界を絞ることができました。

必ずしも夏インターンである必要はありませんが、周囲と相対的に自分を評価できる場所、特に大学などとは違う場所でそういったコミュニティに参加する経験はとても重要なのかもな~と今になってそう思います。

企業が求める人材の解像度を上げる

夢ややりたいことが現時点でなかなか見つからなくて困ったときには、自分のやりたいことや好きなことに加えて、相手の企業が求めている人材は何かを考えていました。

まず、夏インターンや座談会などの経験をもとに、自分がターゲットにする企業がどういう業種で、どのような成長フェーズにあるのか、今後補充したいと考えているポジションは何かを考えます。

そこから、自分の強みを合わせていくことで地に足がついたES・面接につながりました。また、自然とその中で自分のやりたいことも見えてきて思考が整理できました。

自分の専攻に縛られすぎない

研究内容や知識をそのまま活かせる企業ではなく、研究活動を通して得られた能力は何かを掘り下げた上で、それが活用できる業界・企業はなにかを考えて視野を広げるのも一つの選択肢かな、と思います。

例えば、「解決法を調べる力」や「問題の根本的な原因を捉える力」は研究活動をする上で必ず必要となる能力です。それらの能力とその能力をどういった過程で身につけたかの言語化の精度を上げてその上で、企業を探してみると少し視野が広がりました。

自分の技術力が生きた経験の重要性

就活を終えて、大学で学んだ技術をもとに何かプロダクトを作る経験をもっと沢山しておけばよかったと反省しています。教科書的に学んだ内容をアウトプットする経験を積んでおくことで、技術力の向上に繋がります。

また、実際にモノを作る上で大切な考え方や、システム開発の流れがどんなものなのかの理解を早めにしておくことが就活時でも生きてきます。

決してレベルの高い開発である必要はありませんが、そのような経験をしているかどうかは面接の中でもかなり聞かれました。友達と一緒にプロダクトを作ってコンテストに出したとかあればとても素敵だと思います。

最後に

今回は僕の体験記をつらつらとまとめさせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。



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