今年気になった本をいくつかメモとして残しておく。 「愛という名の支配」は自分にとって救い…
ある彫刻を見て、ふと涙が流れたことがある。 左肩が山のように盛り上がり、わずかに首を傾げ…
先日、夜中に目が覚めて、薄明るい天井をぼんやりと眺めていると、『菜食主義者』(ハン・ガン…
イトイ圭の『花と頬』を読んだら、しばらく前に読んだ柳美里の『フルハウス』のことを書きたく…
4.9 展示を見ている。役者たちが演技をしている中を歩いていくような展示で、建物の中心を大…
『散歩する惑星』を見た。 シュールなブラックコメディとして描かれているらしいが、何か重い…
何かを失くした。おそらく、作品が入ったスーツケース。どこで手放したかすら記憶になく、いち…
そのときは教師をしていた。扉のない開放的な体育館で、ワークショップをしている。身近なもの…
魂のありかについて考えることがある。 感情や思考、意志はそれのみで独立して動くことはなく…
ハン・ガン「そっと静かに」を読んでいる。まだ2/3を読み終えたくらい。 作家にとって、音楽…
『叫びとささやき』を観た。 テーブルにこぼしたワインがじわじわと広がって染まっていくのを…
作家、ハン・ガンにはよく歩く人、という印象がある。『すべての、白いものたちの』では、まだ…