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迷ったら、風の歌を聴け@インド・ラダック

どうも、世界を旅するうどん屋「谷村うどん」のジョンです。世界各国を出張スタイルで3年間。世界20カ国(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中東、中米)で、数千人以上の方々が谷村うどんをススりました。

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やって参りました、インド最北部にある秘境ラダック。

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中国やパキスタンの国境にも近いので、色々と問題も起こりがちな場所ですが、インド好きなら一度は行っておかないと、という場所です。数々のバックパッカーの憧れの地です。

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テンション上がりすぎて3週間くらい滞在しましたが、またしてもタイミングを見誤り、そこら中雪だらけだし店閉まってるしがっつりオフシーズンでした(笑)

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バカなのかなんなのか、自分でもよくわかりませんが、またしても過酷な挑戦へ。ラダックの街レーは標高3000m程とここで既に高地ではあるのですが、ここから標高5000mへ歩かずに車やバイクで行けるそう。バイクをレンタルし標高5000mに挑んだところ、軽く高山病も発症。道はガタガタだし、雪で滑って何回もコケて、例に漏れず死にかけました。その時の話は下記のラジオで話してます(なぜか英語のみ)

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個人的に、ラダックがなぜ秘境とよばれ旅人を魅了してきたのかと言えば、インドでありながらチベット文化圏であることだと思います。更に言えばチベット仏教のお寺ゴンパもあるし、イスラム教のモスクもあるし、ヒンズー教のお寺もあったような。インドはヒンズー教徒の割合が多いですが、ラダックではかなり少数だそうです。人々の顔立ちや日常的な食事内容もインドの他の地域とは異なります。

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ラダックは桃源郷とも言われますが、桃源郷とはまさにこのことだな、というくらい桜(?)、突き抜ける青空、雪山、村の人々の生活のセットが美しかったです。

当時の日記より
迷ったら、風の歌を聴け
 
流れに流れ、ヨガの聖地・リシケシにやってきた。ちなみに、私はヨギーではない・・・タイトルはそう、私が敬愛する村上春樹氏の処女作「風の歌を聴け」からそのまま引用である。こんな粋なフレーズが思いつくはずがない・・・    

そもそも、私はどちからというと色々考える事をするタイプだと思う。感情派より、論理派であるように思う。でも最近思う。ごちゃごちゃ考えずに、耳を澄ませ。そうすると、色々これまで気づいていなかった音があることに気づく。なんだこの音は・・・とか思って音のする方に行ってみたりすると、何やら面白いことが起こっていたりする。

というのも、ミャンマーでとある旅人の話を聞いた。その旅人は、殆ど使わないスマホ、ある程度の小額のキャッシュ、パスポートしか持たないサーファーであったらしい。そのサーファーは、ホテルの予約はせず、夜が来たら浜辺で寝る。お金が必要な場所があれば、持ち前のコミュニケーション能力でマネージャーと友達になり、無料で入れてもらう。レストランに入れば、メニューは見ず、この店で一番美味しい食べ物で私を驚かせてくれ、と言い注文するらしい。どこまで本当かわからないが、(逆にややこしそうだ・・・という印象を持ちつつも)なんて感覚的な人なんだ、と話を聞いてて思った。  

つまるところ、論理から導き出さられる確固たるものを持ち始めると、旅はつまらないのである。予想不可能な空白をこのサーファーは自ら作って旅を楽しんでいる。その空白の渦中で、どのように物事を決めるのかというと、きっとそれは直感である。直感とは、心の声であり、風の歌なのである。    

リシケシのような、山に囲まれ、ガンジス川が流れるような自然が身近にあると、思考や行動がシンプルになる。自分がシンプルであることができれば、ごちゃごちゃ考えずとも、あらゆる物事は直感から導き出されるものである。  

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レーという街からパキスタン方面に向かう山間をバイクで爆走してましたが、本当に観光地化されきっていない村人のそのままの生活がありました。そしてパキスタンに近づくに連れ、街並みや人々の様相が仏教からイスラム教に変わっていくのも素晴らしかったです。

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もはや普通の宿もないので、村に泊まろうと思ったら基本直談判ホームステイです。もう雰囲気が素晴らしすぎる。異世界にトリップしたような空気感でした。

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ラダックで餃子のような食べ物や手打ち麺づくりをしていたので見させてもらいました。その様子含め、インドで見たもの全てが下記の動画でまとまってます。自分で言うのもアレですが、貴重だと思うので正直見た方がいいと思います(笑)

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旅人の憧れの天空の湖「パンゴンツォ」。標高4000mにある珍しい湖で、中国との国境目の前。ヒッチハイクで乗せてくれた人たちとの写真。ここまでヒッチハイクで来た人は世界広しとも言えど数える程でしょう(存在しないかもしれん)。そんな場所なのです(笑)このカラフルなお尻みたいなものを触ってるポーズを知ってる人は結構インド好きでしょう。

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(日本語訳)
毎朝、目覚めと共にこう考えること。今日も生きることができ私は恵まれている、私には尊い人生がある、決して無駄にはしない。今日私は、自分自身を成長させるため、周りの人たちに私の心を広げるために、持てるすべてのエネルギーを費やそう

敬愛するダライ・ラマ師匠のお言葉が壁に書かれてました。世界中の皆がこんな風に生きられたら、なんて素敵な世界なのだろう、と思いました。美しい。

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