コラム「愛はどうやって使うの?」
プリミ恥部こと白石剛史さんの「気をつかわずに愛をつかう」を読んでみたら...
「気をつかわずに愛をつかう」は2014年に発売された、歌手で宇宙アーティストのプリミ恥部さんの対談本です。
宇宙マッサージというのは、プリミ恥部さんが行っている「愛」を使ったマッサージなんだそうです。
この本にはプリミさんが愛をつかうとはどんな事か?宇宙マッサージはどんな事をするのか、また、宇宙マッサージを受けた方の体験談などが書かれています。
この本を買った時、私も、宇宙マッサージという言葉を聞くのも初めてでしたが興味があったので買ってみました。
皆さんは目に見えないものをどのくらい信じますか?
以前にネパール料理のお店に看板の取材をした際に、ネパールの宗教観を伺ったことがありました。看板には神様のイラスト、目は3つあります。
ネパールはインドもチベットも近いため、ヒンドゥー教に仏教、どちらの教えも浸透しているそう。ヒンドゥー教の神様のお話をたくさん教えていただきました。
ヒンドゥー教では物事の真実を見極めるという第三の目「サードアイ」を大切にするそうです。
プリミ恥部さんの宇宙マッサージというものも、目に見える訳ではないけれど、読んでみて書いてある事が素敵だったので
「愛をつかう」
という事に関して皆さんに共有しようと思いました。
私はこの本を読むまで「気をつかう」と「愛をつかう」の違いがあまり分かりませんでした。愛というものを意識した事がなかった。それは家族でも異性でもそんな感覚はありませんでした。
気をつかう、という事に関しては私にとっては気をつかう、という事は思いやりのつもりだったのでそれが当たり前のことであると考えていました。しかし、今思うと私が心から望んできた事とは食い違ってきたように思います。
なんとなくですが
「気をつかう」
後には見返りを期待している気がします。逆に
「愛をつかう」
これをしてるなあと自分も実感があるときはすごく、自然と自分自身の心から湧き上がった思いです。無理する事でも相手に合わせることでもない。感じたまま、家族や恋人にも愛をつかう。
そんな事を心がけてみると、無理せず毎日を過ごせるように思います。
もちろん相手を傷つけてはいないか、話す時、行動する時は、最低限その意識は忘れてはならないと思います。それは人間同士が生きていく上で必要です。そういった事、それは気遣いというか、人間同士のマナーだと思いますが「愛つかう」という感覚がこの頃すごくしっくり来るので、私自身は毎日気持ち良く過ごせています。
「言葉」はきっと、いちばんの「目に見えない贈り物」だと思います。プレゼントを選ぶ時、相手を苦しめようと考えて選ぶ人はいないと思う。だからこそ、言葉を選ぶときは、愛をつかってみたい、そんな風に思います。
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