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不安やうつの原因は○○かもしれません

不安、うつ症状の原因はストレスとは限らない。

当院ではバイオレゾナンス医学の方法論を使いながら、食事・生活改善のアドバイスをメインにした慢性疾患の原因治療を行っています。最近は不安うつ症状思考力の低下などでお困りの患者さんが増えてきました。
バイオレゾナンス医学の診療に欠かせないゼロ・サーチというエネルギー検知器でそのような患者さんを観察してみると、必ず頭部に交感神経の緊張を表すノルアドレナリンという神経伝達物質の共鳴を強く認めます。「なぜ頭部にノルアドレナリンが強く出ているのか?」ということを、さらにゼロ・サーチで観察してみると、様々な原因が推定されます。
一方で、そのような患者さんは「この症状はストレスが原因だと思います」とよく言われます。逆に私はその言葉を聞いた際、「この患者さんの症状の原因はおそらく精神的ストレスではないだろう」と推定します。そして、その予想通り、精神的ストレスではなく、むしろ物理的な原因を除去することにより、不安やうつ症状が改善していくことが多いです。
なぜ「精神的ストレスが原因ではないだろう」と推定されるかというと、ほんとうに精神的ストレスが主な原因となっている患者さんほど、「ストレスは(ほとんど)ありません」と答える傾向があるからです。この理由は私にはまだよく分かりませんが、おそらく「自己防衛的な本能が働いて、ほんとうのことを言えない」「精神的ストレスが原因であることを認識できないほどの脳機能低下を起こしている」ということかもしれません。

精神的ストレスをゼロ・サーチで観察する方法

脳のアラーム装置である扁桃体の過剰活動をゼロ・サーチで観察することで、精神的ストレスの強さを推定します。患者さんが右利きの場合、右の扁桃体の過剰活動は過去の不快記憶が強いことを表しています。そして左の扁桃体の過剰活動は現在や未来の不安・心配が強いことを表しています。
扁桃体の過剰活動が続くと、自律神経や内分泌系の働きを司る視床下部や下垂体の機能が低下し、さらに免疫系を司る副腎の機能が低下します。つまり、過去・現在・未来に対する精神的ストレスの持続による扁桃体の過剰活動の結果、免疫機能が低下するため、慢性疾患にかかりやすくなります。また、扁桃体の過剰活動が起こると思考力が低下することもわかっています。ですので、患者さんの症状の原因がほんとうに精神的ストレスがメインなのかどうかということを推定するためには、ゼロ・サーチで扁桃体の過剰活動の有無を観察すれば良いのです。
扁桃体の過剰活動が実際に強く認められる患者さんもいますが、そういった方ほど持続的な精神的ストレスがあることを認めないか、もしくは自覚してないことがほとんどです。一方で、扁桃体の過剰活動がそれほど強くないにもかかわらず、自分の症状は精神的ストレスが原因であると思い込んでいる方が多いのです。

不安やうつ症状を引き起こす物理的な原因は?

では精神的ストレス以外で、不安・うつ症状・思考力低下などを引き起こす物理的な原因にはどのようなものがあるのでしょうか?今回は3つお伝えします。

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