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「夫婦会議® って回数やってればいいわけじゃなかった」2児パパが夫婦会議アンバサダー®️を継続する理由

毎週夫婦会議®をしていても、夫婦喧嘩をして危機に陥ることもある。

第1子が生まれたすぐの2021年から始めた夫婦会議®。その取り組みを発信する夫婦会議アンバサダー®の活動も3期・3年間取り組みさせていただきましたが、このたび4期目も継続させていただくことになりました。


改めてなぜ夫婦会議アンバサダーを始めたんだっけ?と思い、3年前の就任記事を振り返ってみました。

夫婦アンバサダー®になった理由

子どもが生まれ、生活環境が大きく変化。子ども中心の生活になり、子どものことは毎日細かく話しているけれども、夫婦について話すことがめっきり減ってしまっていました。振り返りをする時間が取れない危機感だけは共有しつつも、育児や家事を優先してできない日が続いていました。

夫婦2人での「振り返り会」を定期的にやっていたけど、子どもが生まれてから子どものこと以外で話すことが減ってしまっていたんですね。そんななか大学の友人から紹介されたのが、この夫婦会議でした。

夫婦会議をこれから使い、さらに第1子が生まれた今だからこそ、どのように夫婦関係が変わっていくのか、その過程を通して夫婦会議をお伝えできれば良いな、との思いで、エントリーを進めました。

夫婦会議アンバサダーの活動を通して、夫婦会議を利用してどのように夫婦関係が変わったのかをお伝えしたいなと思って始めたのが理由でした。

どのように夫婦関係が変わっていったのか?

3期目がスタートした1年前は、2年間の夫婦会議を通して大きな喧嘩が減ったと感じていました。

この夫婦会議®で手応えを感じ、1年目は12回、2年目の去年は10回、今年に入ってからは、毎週金曜日の夜、週に1回のペースで実施するまでになっています。
定期的に対話をすることで、夫婦の価値観のすれ違いが減り、大きなケンカは全くというほどなくなりました。

しかし…
手応を感じて、定期的に対話すればよいと思っていたのは、夫の私だけだったんですね。妻は疑問に感じていたそうです。

2023年3月。住まいに関わる大きな決断をする事柄で、私のミスで妻の信頼を失う出来事がありました。その過程で気付いた、住まいや仕事、お金に対する妻と私の価値観のズレ。話し合いができない状況になり、一時は夫婦関係を継続できかもしれないとの危機感がありました。

毎週のように夫婦会議をしていたのに、なぜ夫婦関係が悪化したんだろう。

ここで改めて、夫婦会議®とは何か?をお伝えします。

夫婦会議®とは?

「夫婦会議」とは、人生を共に創ると決めたパートナーと、より良い未来に向けて「対話」を重ね、行動を決める場のこと。
自分一人の意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創っていくためのもの。

https://www.logista.jp/fufukaigi/

夫婦は「世帯の共同経営者」であって、家族の未来を夫婦のどちらかが決めるのではなく「わたしたち」で答えをつくっていく、という考え方です。

夫婦会議®で大切にしていることは「対話」です。

日常的な「会話」や互いの意見を出し合う「議論」はもちろん大切ですが、家族のカタチが変わる妊娠・産後・育児期は、ふたりが納得できる答えに向けて話し合う「対話」の重要度が増します。

https://www.logista.jp/fufukaigi/

パートナーの価値観を尊重して、価値観の違いを受け入れながら話しをしていくことが特徴ですね。

結論を導き出すコミュニケーションの場

今振り返ると、毎週夫婦会議を行ったときは、私だけが納得のいく結論を導き出すコミュニケーションをしていたかもしれません。
今振り返ると夫婦会議を通して、妻との価値観の違いが減ってきて、きっと同じ価値観で考えてくれているだろうと思い込んでいました。大きな決断をする前に必要だった「対話」がなく、勝手に夫婦が納得した結果と結論づけて行動をしていました。

あらためて『夫婦会議®︎』の定義や意味、対話までの3つのステップを見直してみると、結論を出すことよりも、それ以上に結論を導き出すためのコミュニケーションを重ねるなかで価値観の違いを認め合う過程が重要だったんだと思います。

その後、夫婦の危機を経て、改めて夫婦で話し合いができるようになりました。夫婦関係をどのように継続していくのかを話した結果は「結論がでない」でした。思っていること感じていることをお互いすべて話し、価値観の違いを尊重しつつも、正直わからない。でもそれでもわかり合いたいと思える相手が夫であり妻なんじゃないかなと。向き合えば向き合うほど嫌いになっていくことがある。それでも向き合おうと思うのは、人生を共に創ると決めたパートナーだから。

ギクシャクとしながらも新たな夫婦のスタートが始まり、面と向かった夫婦会議はしばらくしなかったものの、前以上に思っていることを口に出して伝えられるようになりました。

そして、かしこまった夫婦会議をあまりせず、転職や移住といった大きな決断を半年の間にするよになっていました。夫婦の価値観の違いが大きく出ていた、住まいや仕事、お金に大きく関わる部分が、夫婦の危機を経て、価値観を尊重しあえるようになってきたのかもしれません。

なぜ今年も夫婦会議アンバサダー®を継続するのか

2つ理由があります。

1つめは、夫婦会議の取り組みを通して、夫婦の対話の大切さに改めて気付いたことを言語化しておきたい。また書きたいネタはたくさんあるのでそれを言語化する機会をつくりたいためです(特に今年は移住関係は書きたい)。

2つめは、長廣ご夫妻や夫婦会議アンバサダーの皆さまに支えていただいた恩を返していきたいから。夫婦会議アンバサダーでは、定期的にオンラインでのフォローアップミーティングを行っています。
夫婦の危機があった直後に参加したミーティングでは、あまりオープンに話せる内容でなかったものの、夫婦会議アンバサダーの場なら分かっていただけるかもとの安心感で相談にのっていただき、とても落ち込んでいた気持ちがすっと救われた気持ちになりました。
助けていただいた恩を、アンバサダーのみなさんや夫婦会議を知っていただいた様々な夫婦に返していきたいと思っています。

目標は月1回の発信!

夫婦会議について更に詳しく知りたい方はこちらよりご覧ください。

自己紹介
トニー(谷合俊明)
1989年生、岐阜県各務原市出身。インテリア雑貨のショップの店長を経て、創業大正12年の寝具メーカーまくらのキタムラに入社。2020年第一子の誕生を機に、まわりの子育て世帯の方にも快眠の実践方法をお伝えしたいと思い、日本快眠協会認定おねむりインストラクターに。足裏から睡眠や健康をサポートしようと、國際促進会認定足診師としても活動中。また、NPO法人G-netで、地方の中小企業と人をつなぐ支援もしている。2023年、長野県塩尻市に移住。妻、3歳3ヶ月の長女、1歳6ヶ月の次女の4人で、標高840mの山里の生活を楽しんでいる。

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