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アフターコロナにおけるデザイナーの役割と働き方セミナーを開催しました!(後編)

こんにちは!株式会社NTTデータのデザイナー集団「Tangity」のHazuki です。
今回は、2020年10月8日に開催したセミナー「アフターコロナにおけるデザイナーの役割と働き方」について、後編として「パネルディスカッション」パートを紹介します。
前編ではセミナーの概要や「講演」パートを紹介しています。こちらからご参照ください。

このセミナーは株式会社インフォバーン様と共同で開催しました。デザイナーとして働いている方、デザイナーを目指している方、またはデザイナーという職業に興味のある方を対象にオンラインで実施し、約80名の方にご参加いただきました。

概要

新型コロナウイルス(以下:コロナ)の流行を受けて、様々な環境に影響があり、働く場面においても大きな変化がみられています。
そこで、コロナによってデザイナーの役割や働き方はどう変化したのか、そしてこれからどう変わっていくのかについて、東京京都、そしてなんとイギリスという多拠点から参加いただいた他社のデザイナーさんとのパネルディスカッションを交え、様々な視点から紹介しました。

セミナーは2つの講演パネルディスカッションの3部構成で行いました。オンラインホワイトボードMiroを使ったグラフィックレコーディングも同時に行いつつ、オンラインの強みをフルに使ってセミナーを盛り上げました。

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パネルディスカッション

講演の次はパネルディスカッションです。職場環境の異なる以下の5人が、それぞれの視点からディスカッションを展開しました。

パネリスト:
浅沼尚さん(Japan Digital Design株式会社(CXO)@東京)
田中友美子さん(Curio(Head of Product Design)@イギリス)
井登友一さん(株式会社インフォバーン 取締役京都支社長/IDL [INFOBAHN DESIGN LAB.]主管@京都)
Fumiさん(Tangity@東京)

モデレーター:
野坂洋さん(株式会社インフォバーン/IDL [INFOBAHN DESIGN LAB.] Design Strategist @京都)

後編

先述の通り、今回の講師・パネリストは東京だけではなく、京都、さらにはイギリスからの参加となり、オンラインならではの物理的距離を超えた開催となりました。それぞれの環境の視点で、参加者の皆さんからいただいた質問に答える形で進めました。

デザイナーの役割や働き方の変化について改めての意見交換や、リモートワークを行う上での工夫コロナ禍で生まれた習慣コロナ後の世界でのその有効性、といったことまで幅広くディスカッションしました。

話を進めると、リモートワークの普及により、「場所」からの解放や、新しいツールの導入による作業の効率化など利点が多く上がりました。一方で、やはり全てがプラスに働いているわけではなく、マイナス面も感じていることが分かりました。

なお、こちらでご紹介する内容はほんの一部です。パネルディスカッションの全編はPodcastより配信しております。ブログ後半にてご紹介しておりますので、ぜひそちらもお聞きください♪

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コミュニケーションの問題と工夫

コロナによる影響が大きいことの1つとして「コミュニケーション」が話題に上がっていました。リモートワークになったことで気軽なコミュニケーションの場が減り、組織内での信頼関係やカルチャーの構築が難しくなっている部分があるようです。

そんな問題を解決するための、環境・立場に応じたさまざまな工夫を知ることができました。例えば、以下のような話が上がりました。

田中さんの場合
都市がロックダウンされたイギリスにて完全リモート環境下で仕事をすることになりました。そこで、職場のコミュニケーションにイギリスらしい「Pub」文化をイメージした少人数のミーティングを取り入れました。
浅沼さんの場合
企業カルチャーのデザインを担当する浅沼さんは、朝約15分のNEWS持ち寄りミーティングを開催することにしました。意識的にチームメンバーとのコミュニケーションの場を設けることで、社歴のGAPをなくすことができました。

コロナ禍で生まれた習慣と今後の有効性

コロナ禍で生まれた習慣の話題の中で個人的に興味深かったのが「しょうがない」を受け入れる寛容さがでてきた、というものです。
これまでは、きっちり確実に準備をして、相手方の時間・場所を最優先に、100%の状態でプロジェクトを進めていました。しかし今は、「コロナだからしょうがない」とお互い心に余裕ができているような気がするという話がありました。
もちろん、“手抜き“や“適当“な作業をするわけではありません。”心に余裕がある”というのがポイントです。

一方で、リモートワークが当たり前になったことで、対面での作業の必要性について改めて考えなければいけない、という話題もありました。
非常事態宣言が解除された東京では、徐々に人々は街に戻りつつあり、オフィスに出勤する人も増えてきました。しかし、リモートワークに慣れた人の中では、なぜわざわざ「会う」必要があるのかという思いが生まれました。コロナ自体も完全に収まったわけでなく、感染予防の面からも以前のように当たり前に「会う」ということが難しくなっているのが現状です。
それでも対面での作業が必要だと感じた時に、わざわざ「会う」ための明確な理由の提示が必要になっていて、ここにも課題があるというお話でした。

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全体を通して

皆さんの話を聞いていると、この複雑化する社会にデザイナーだからこそできる社会貢献があり、またそのことでデザイナーの役割と存在感が大きくなっているように感じました。
まさに「We humanize complexity」。Tangityのマニフェストですね。

コロナによる影響はとても大きく、働き方の面だけみても課題がたくさんあります。一方で、良い変化、働き方の変革があったことも確かです。私自身もこの変化を受け入れつつ、進化を続けて、よりよいサービスを提供していける存在でありたいと思いました。
今回講師やパネリストとして参加していただいた皆さん、貴重なお話をありがとうございました。

Tangityでは引き続きこのような有意義なイベントを企画していきます。
ここまで読んでくださった皆さん、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次回、お会いしましょう!

Podcast配信

パネルディスカッション当日の内容/後日談として、新たに収録した内容の2つのコンテンツをお届けします!詳細はこちら。

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