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教育移住の母、現地採用への道①

2月。
見つけたコールセンターの仕事。
でもちょっと事前に知りたい情報がある。
このサイトは相談にも乗ってくれるらしい。
問い合わせしてみた。

が。
まさかまさかの直接募集している企業へメールが飛んでしまった。
ウッソー!!!!
日本人の方から英語で返信というナゾ。
そして残念ながらそのポジションはもうマレーシアにはなく、代わりにバンコクを紹介された。マレーシアで探してるからと断ると、「うん、知ってるよ!このテスト受けてスクショして送ってね!採用情報あったら送るね」と返信が来た。
言われたままに送られてきたタイピングテストを受けて送信すると、今度は面接日の連絡が来た。
ほほー。事前に面接をしておくタイプの会社さんなのか。

面接当日。
今思えばカジュアル過ぎた格好と環境で挑んでしまった。
「今回はバンコクの求人にご応募いただき・・・」
え?
話が進んでいく。これはまずい。
「すみません」と事実確認。
バンコクは希望していないので、と断る。

せっかく面接まで来たと思ったのに。
またバンコクにやられた・・・。
狐につままれたとはまさに。
まぁそれも練習と思えばいっか。様子が分かったし。

3月中旬過ぎた頃。
同じサイトで新たな求人を発見。
しかも条件ドンピシャ!
出遅れると前回みたいに残り物求人になってしまう。
今回は逃すまいと早速応募。
返事が来て面接の日が決まる。

今回はきちんとした格好で挑まねば。
180円で見つけたユニクロの黒JKで決め、家具が映り込まないように環境セット。息子は実家に避難させ、静かな環境でいざ出陣。
チャットで簡単なロープレ。
そして話が条件に及んだ時だった。
「シフト制になってまして」
「!!??」
ちょっと待て。私がアプライしたのは定時の仕事。
さっきのロープレも仕事内容と違ってるしなんか変だ。
おかしい、おかしすぎる。
「あの・・・確認なんですが」
予感的中。
「別の方に決まっていたりすると他の求人の面接になることがありまして、おそらく・・・」
勝手にすり替えられるとかマジ??
そんなこと、あんの!!???
「あ、あぁ・・・・」
カオナシにしかなれなかった。

とりあえず最後まで話を聞いて終了。
なんかこのまま受ける感じになってしまった。
「ええええー、シフトぉぉぉ??まじかー。でもやるっきゃないか」
とりあえず胃が痛い1日は終わった。
返事が来るまでゆっくりしよう。明日ジムいこ。

と思っていたら、その日のうちに内定の返事が来た。

早くねー!!??
マレーシアの仕事のスピード感、聞いてはいたけど、これ???
採用担当から大量の添付ファイル。
さらに知らない名前の外国人からも大量の添付ファイル。
どうやらこの人が間に入って手続きのお手伝いをしてくれるらしい。
そこには青背景の写真のサンプルやパスポートのコピーの仕方、見た瞬間に見なかったことにしたくなるような英文PDFの入力フォーム。

白目。

ちょっ。
数日ノンビリするはずがぁぁぁ。
とりあえず明日ゆっくり見よ。
高校の卒業証明はもう取ってあるからモウマンタイ。

翌日。
手続きお手伝いしてくれるジェントルマンからメールが来てた。
「給料は***RMで進めていいよね?」
あ、やば!
違う部署との面接で気が動転してたせいで給料聞いてなかった。
慌てて今出てる求人の中から昨日と同じ条件の案件をチェック。
これだ。このポジションか。
おおおー、給料めちゃ上がるぅ⤴

「OK、それで進めてください~」
ルンルンで返事したら
「英語のテスト、B2レベルに上げといてね、ヨロ!」
と言われた。

ヨロじゃないよ、ケロだよ。待ってケロ。
英語のレベル、下からA1・A2・B1・B2・C1・C2なのよ?
アタス、A2。
B2ってアータ、C1のビジネス英語バリッバリの人の一歩手前よ。
A2って鼻水垂らしたビギナーだよ??
どうやってB2に上げんのよ!
無理ゲー極まりない。

書類揃っててもこれクリアしないとNG。
もう明日から英語の勉強じゃん!
内定したのに今から英語レベル上げって何・・・

→つづく



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