見出し画像

【精神科慢性期病棟】火災報知器、押したがる

消化器の上によくあるボタン。

火事を一斉に知らせることができるボタン。

その名も、「火災報知器のボタン」。


今回は、精神科入院の中でも、慢性期病棟のあるあるをお話します。


話は外れますが、やんちゃ盛りの中学生が、調子に乗って、火災報知器ボタンを押していた、

なんて経験、ありませんか?

ジリリリリーーーーー!

と鳴り響くやつです。

たななこんぶはあって、生徒指導の先生に怒られている場面も見たことがあります。

そのくらい、火災報知器ボタンは、緊急時以外は押してはいけないものです。


話は戻って。

たななこんぶ、精神科病棟の慢性期病棟にも入院したことがあります。

慢性期病棟では、社会性が少し欠けていて、カルチャーショックをしばしば受けます。

そのひとつが、火災報知器ボタンを誤って押してしまう、というものです。

ぶつかって当たってしまって押すことがないよう、透明のカバーまで付いているんですよ?

それを開けて、押してしまう患者さんがいます。

1人ではありません。何人もです。

そこの慢性期病棟にいた時の、実際に誰かが誤って押してしまった際は、

ピー! ピー!

非常口はこちらです!

パポーン! パポーン!

この音の繰り返しです。


そして、外来も含めて全館一斉に、
「ただいまの〇〇病棟の火災の知らせは誤報です」
と周知されます。

なので、急性期病棟に入院していた時も、

あ、また慢性期病棟で火災報知器、誰か押したな?

とわかるわけです。

トータル、10回くらい経験しています。

すごいのは、必ず、その慢性期病棟だということです。

絵本にありますよね?「押しちゃダメ?」って。↓↓

はい、火災報知器ボタンは、本当の火事でない限り、
「ぜったいに おしちゃダメ」です。

でも、病気によって押してしまう人もいますよー
というお話でした。

***
ご質問などお気軽にコメント・スキ、お願いします🙇
励みになっています♡
***

たななこんぶ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?