誰かと雑談がしたいフリーランスへ
この間テレビで放送されたいた『おっさんずラブ』の映画を観ていたときにふと思った。
「春田と牧が尊いことを誰かに言いたい…!」
めっちゃ面白い、尊い、かっこいい、好きだわこれ…など、ドラマや映画や漫画など観たり読んだりしていると、いつも誰かに言いたくなる。
すごくどうでもいいことだし、そもそも相手が興味がない場合もあるし、言ったところで「で?」って話なんだけど、こういう些細なことをポツリと誰かに言いたくならないだろうか。
会社員時代はそんなこと全然思わなかったのに、フリーランスになってからよく思っている。
きっと今、私がひとりで働いているからだ。
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会社員時代はいやでも些細なことを話すきっかけや場があった。休憩がてらに向かいに座る後輩に話かける、用事のついでに先輩とちょっと雑談をする。誰かと会うって雑談とセットだったよなあと思う。
フリーランスになった今、人と話す機会はあるけれど、同じ会社の人間ではないし、相手がフリーランスということもあるので、どうでもいい話をするのは時間をいただいている気分なり申し訳なくなる。
だからいつも、仕事中心の話ばかりで終わってしまうんだけど、心の中では「あの…『MIU404』観ていますか…?」「姪っ子ちゃんが背負っているリュック、いつもイーブイしか入っていないんですよ」とか言いたくてたまらない私がいる。
なんなら「天気いいですよね」「暑いですよね」って、場をつなぐための話題No.1も私にとってはしたいくらいである。
こんな些細な話を猛烈にしたくなる。
そう、雑談がしたいのだ。
こんな話をしたいがために「どこでもいいから出社したい」と3日おきくらいに考えてしまう。雑談って思った以上にパワーがあったんだなあ…。
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フリーランスとして働き出してから約3年。人と話す機会はあるし、メッセージでのやりとりでコミュニケーションは常にとっている。在宅で仕事ができることは私の性格に合っていたので気に入っているのだけど、そんな私でさえも雑談がしたくなるから不思議である。
「今日土用の丑の日ですね。うなぎ食べますか?」「無印のこのお菓子、美味しいんですよ」「やっと冷蔵庫直りました」「朝からハトがね」とか、こんなどうでもいい話がしたい。
きっと同じように感じているフリーランス多いんじゃないだろうか。雑談がしたいフリーランス、この指とーまれ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪