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入社10年の節目にコーチングを受けた話

こんにちは。TAM UX/UIチーム デザイナーの和佐(@wa_sser)です。

私が所属する株式会社TAMでは、近年HRが新設され、希望者はキャリアサポートを受けられるようになりました。

もともとTAMにはWDP(Work and Development Plan)というキャリア面談と、PGSTという目的やゴールを明確にするフレームワークがあり、上司や先輩に社外活動も含めたキャリアプランを話し合える機会がありました。
中長期で取り組みたいことはWDPで話し合えていましたし、目標に向けたアクションも実施していたので、HRが新設されたものの、あらためて話したいことってないかも?と思っていました。

そんなキャリアサポートに積極的ではなかった人が、受けてみて本当に良かった!と手のひら返しをしたくらいおすすめポイントを記事にまとめてみました。


キャリアサポートを受けたきっかけ

シンプルにHR茶園さんからお誘いただいた経緯でした。ちょうど入社10年が経ち、自身の振り返りをしたいタイミングだったこともあります。
普段だとPGST(キャリアの戦略やアクション)を見直すだけで終わるのですが、上司や先輩(と自分)以外の目線を聞いてみたいと思ったからです。
とはいえ自身について話すのは勇気がいることです。ましてや普段業務で関わっている方ではなく、何からどのようにキャリアについて話したら良いか、躊躇したのも事実です。
そこで、率直にキャリアサポートにあたりどうしたら良いか?伺いました。

コーチングとキャリアコンサルティングを使い分ける

まずキャリアサポートには「コーチング」と「キャリアコンサルティング」があり、それぞれ役割が違うことを教えていただきました。
また、対話のスタイルとして客観的に問いかける「コーチング」と、とにかく想いを受け止め共感する「カウンセリング」があり、前者は気持ちを0→1以上に高めたいときに、後者はマイナスから0へ戻したいときにおすすめです。
基本的にはどちらも傾聴。相手の立場に立って、否定せず、耳も気持ちも傾けて聴くということ。いわゆるファシリテーターではないので、相談者が主導で対話をします。

その日の状態に合わせて、手法をアレンジされているのだそう。

言葉は耳にするものの、どちらも目的は同じと思っていたので、使い分けが必要だということを初めて知りました。なかでも客観的な問いかけをしてもらえると聞き、今回は「コーチング」をお願いしました。

話したいテーマを考える

実施前に話したいテーマを用意しておくとベストということですが、現時点で大きな悩みがあるわけではないので難しい。自分のこととなると意外と分からないものです。
PGST(キャリアの戦略やアクション)で設定していたアクションのうち、自分の中であまり良い結果を得られていない課題があり、ご相談することにしました。

問いを立てるとは、解像度をあげること

コーチの質問が(いい意味で)時に非常に鋭いのです。
例えば、一緒に仕事をしてみたい人とよい接点を持つには?という課題についての対話です。

私「自己紹介の機会があってもうまく話せないんです。」
コーチ「なるほど。」
私「初対面の人と話すのが苦手で緊張してしまう。結局何が言いたいのか、どんな人なのか伝えられずに終えてしまいます。」
コーチ「うんうん、ではその人にはどういう風に見られたいですか?」
私「(どういう風に…?)一緒に何かしてみたい。楽しそうと思ってもらえると嬉しいです。」
コーチ「なるほど、ではそう思ってもらうには、どういう条件が必要だと思いますか?」
私「(どういう条件…??)」

といったように、ひとつの課題に対して、コーチは角度を変えて問いを立て続けます。話がまとまらなくても、散りばめられた言葉たちを紡いでくれて、それが壁打ちのような役割になり、自然と頭の整理になりました。
答えに詰まるということは、見えている解像度が低い状態であることを痛感します。

次にネクストアクションを決め、トライする期間をあけて、アクションに対する振り返りのコーチングがおすすめとのこと。ただし、内容や本人次第で1回きりでもOK。
私はネクストアクションに期日を決め、次回コーチングで報告することになりました。個人的には対話して終わりではなく、アクションと期日があることで気持ちも前へ動きやすかったです。

まとめ

コーチングは自分と向き合うこと

  1. 傾聴してもらえるので、変な遠慮がなく話しやすい

  2. 気づいていない潜在的な課題やネクストアクションを洗い出せる

  3. 課題の粒度を小さくし、アクションに繋げることができる

もともとWDP(キャリア面談)でキャリアを考える習慣があったことで、コーチングが受けやすかった気がします。
また上司や先輩に相談するケースとは違い、傾聴してもらえることで自然と自分と向き合う構図になり、話しやすかったです。
定期的な目標の見直しや振り返りも大事で、立ち止まってしまった時にキャリアサポートがあると、とても心強いですよね。いかに考えが凝り固まっていたか痛感しましたし、自分らしいキャリアを歩みたいと思いました。

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和佐 阿佑美 / Ayumi Wasa
UX・UIデザイナー
2013年よりTAMに参加。『広義のデザインの価値を届ける』を軸に、デジタル戦略の要件定義・ブランディングなど、領域問わずデザインでコミュニケーションのサポートに取り組む。

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