好きに生きろ、平凡大学生の俺へ(綺麗事は嫌いです)
好きに生きろ、お前よ。何を気にしてるんだ。周りがどんどん大人になっていく中で、自分だけいつまでも子供みたいで、大したことないラーメンばっか啜って、涎垂らしながらたらふく寝て、ちょっとだけ大学生風に勉強したら、すぐバカな歌をバカみたいな大声で歌って叫んで。そんなことしかしてないから不安だなんて。
でも大丈夫。お前が大事そうに抱えてる不安なんて一生消えやしないから。そして、自分がなんなのか、なんで生きてるのかなんて一生わからないまま死んでいくんだから。心配すんな。俺らの人生なんてそんなもんだ。何も分からず、分かった気になったまま死んでいく。そうそれは東京にある天下一品みたいなもんで、宮本むなしのマヨネーズみたいなもんだから。心配すんな。どうせ、これからめんどくさいことはたくさんあるし、死にたい時なんていくらでもやってくるし、心配しなくても辛いこと苦しいこと達は素知らぬ顔しておかわり無料でやってくるから。
だから、楽しいことが楽しいし、嬉しいことが嬉しいんじゃん。そうじゃないベイベー?
楽しいは慣れたら、つまらなくなるし、嬉しいは慣れたらなんとも思わなくなるじゃん。表裏一体とかいう軽い言葉では表象できないけど、そういう感じじゃん人生なんてやつは。ポケモンダイパの攻略本じゃ攻略できないよ。攻略できる人生なんてなんてつまんないんだ。
そのままで、ありのままで、生きろよあんたさ。いつだって汚い1Kで、風呂なんて3日は入らずに、変なタイ製の香水つけて、バカなシャンプーで、バカなブリーチして、石鹸で顔洗いながら下手くそな鼻歌歌って、家出ようと思ったら最寄駅の手前で財布忘れて、取りに帰ったら鍵開けっぱなしで、電気もつけっぱなしで、水も出しっぱなしで、洗濯物は溜まりに溜まって、でやっと家出て、遅刻しそうだから誰よりもすごい速さで走って、夏が過ぎて、冬も過ぎて、春になって、出会いと別れを繰り返して、気づいたら横に誰もいなくて、孤独だからとかじゃないけど塩辛い涙が出てきて、誰も慰めてくれないし慰めてなんて誰かに甘えることもできなくて、繊細で弱いくせに誰よりも強がって、気づいたら寂しい夜になっていて、つまらないラブソングを蹴飛ばして、誰よりも死にたくなって、だから無理やりジャンカラに行って、尾崎豊、ドロス、ミスチル、秋山黄色、PK shampoo、スピッツ、バンプ、Cody Lee、きのこ帝国、乃木坂、tetoあたりの好きな歌でも下手くそでリズムなんてどうでも良かった。ファルセットでなかった、半分のヘッダーだった、だけど3度下を歌いたかったから歌って、気持ちよくなってたら知らん店員に『もう時間だから出てけ』と罵詈雑言を浴びせられて、クソムカついたからそいつの顔に水ぶっかけて唾吐いて、そう言えば1時間前くらいからバイトだったこと完全に忘れてて、いつの間にかバイトとかいうのはクビになって、もちろん制服は洗わないし返さなくて、つまんない汚いラーメン屋のつまんないけどなんか泣きそうになるラーメン食って、もう12時過ぎたから丑三つ時になる前に家に着いて、もう疲れたと何もしてないのに叫んで、隣人にうるせえと怒られて、今時珍しく風呂にお湯溜め始めたけど、気づいたら布団敷いて、シコるのも忘れて、裸に近い状態で枕なんて使わずかろうじて布団は1枚だけかけて寝ていた。起きたらもう夕方くらいで、世界がすごく憎くて嫌いなやつばっかで、でもあなたを時々思い出してしまうのは何故。そんな若気の至り詰め放題歌詞みたいなことばっかり呟きながら、二度寝して、うたた寝の夢で将来の俺とか言う胡散臭いおじさんになんのために今俺は生きているのかと聞いたけど、そんなの知らねえよジジイになっても分からんわボケと突き飛ばされた、でもそのままでいいんだよお前さんは、ありのままを愛してくれる大事な人たちをどうか大切にして生きていってくれ。とか偉そうに遺言みたいなこと言いやがったから腹が立って、黙れよタコが知っとるわ綺麗事野郎め、と柄にもないことを言って、どこか知らない世界へと旅立つ。そんな夢想のような日々で。笑っちまうよなハハ
そう。迷惑をしゃぶ葉みたいにかけ放題しない程度には、好きに生きてみようと思う。2024も始まり気づいたら終わりそうだ、いや嘘か。
ちょっとだけ好きにいきたいと思う。そのまんまでありのままとかいうバカな自分に嫌気を刺しながら、最高に生きてやろうと思う、お前らの言いなりになってたまるか。ちょっとはいいけどさ、田村シュンスがそんなの許してくんないよな。しゅんすの顔は69度までやもんな。
じゃあな兄弟、また会う日まで、とりあえず元気でね。
田村シュンス
あなたがファッキン幸せでありますように