自己啓発本なんて読まなくても、大切なことはバック・トゥ・ザ・フューチャーが教えてくれる
今回、ついに解禁しようと思う。
ホントはずっとやりたかったこの企画。
企画っていうと少し大げさかもしれないけど、ずっとこの話題についての記事を書きたかった。
実は以前からちょこちょこその話題に触れた記事を書いていたし、ガッツリその話題の記事を書いたこともあった。
けれど、難しかった。
以前にそのネタを扱った記事は、
PV数120以上に対して、いただいたスキが4
というとんでもない不発弾だった。(普通は10以上スキしてもらえる)
その記事を書きあげるのに5時間以上。いわゆる”渾身の1記事”だったわけであるが、見事に爆死した。
だけど今回、ついに解禁しようと思う。
あの記事を書いてから1か月近くたって、僕は経験を積み、伝える技術にさらなる磨きをかけてきた。
今の自分なら、、、!そんな思いで再び渾身の1記事に挑戦しようと思う。
もし内容がいいと思ったらぜひスキをしてほしい。でも、「あんまよくわからん」ってなったら遠慮せずスキを押さないでほしい。
そう、今回久しぶりに取り上げるこの話題は、
映画ネタだ。
たむの発信と映画ネタ
この映画ネタこそ、僕の真骨頂! だと自分で勝手に思っている。というのも発信を始めたころは映画ネタを中心に発信していこうと思ったからだ。
映画ネタとは?
僕の発信でちょこちょこ鬼滅ネタやクレしんネタが出てくるのはそのためだ。
ちなみにがっつり映画ネタをやって不発弾に終わった記事というのは、
「自己啓発本なんて読まなくても、大切なことは映画クレヨンしんちゃんが教えてくれるゾ」という記事である。
この記事を書いて、投稿してみて思ったのだけど、
映画ネタは思ってる以上に難しい。
まず、その映画を見たことのない人にはいまいちピンとこないというところ。見た人ならすぐにわかるけれど、映画を見たことのない人がいきなり僕の記事を読んでもとっつきにくい。
だから読んだことのない人にもわかるように書かないといけないんだけれど、それがまたとっても難しい。
あらすじを書くとどうものっぺりした文章になってしまうし、そもそも「見たことない=興味ない」って場合が多いから読んでもらうこと自体が難しい。
そして2つ目は、少しうさん臭くなってしまうところ。
映画やアニメから学ぶというと、どうもフワフワした抽象的な内容になったり、僕の実体験を交えにくいため説教臭くなる。
どちらかというと、机上の空論っぽくなると言ったほうがいいかもしれない。
このダブルパンチを扱いきれず、以前のクレしんの記事で僕は大爆死してしまった。
しかし!!
今回はこの2つのパンチを扱いこなし、これを読んでくれるあなたが少しでも一歩前に踏み出せるような内容にできるよう頑張ってみようと思う。
大抵の人は映画を見終わった後に「面白かった!」の一言で済ませてしまう。せっかくいいメッセージが込められているのに。それはすっごくもったいない。
この記事を通じて、映画やアニメの見方、そして生き方までもが変わるきっかけになればウレシイ。
また、最後まで読んでくれた人はクレしんの記事も一緒に見てほしい。僕の伝える技術の進化を感じてもらって、そこに何かを感じてもらえれば!
たむ、再挑戦の映画
ってことで今回ついに映画ネタに再挑戦するわけであるが、まずは誰しもが1度は見たことのあるような映画から挑戦してみようと思う。
タイトルにもある通り今回は、
バック・トゥ・ザ・フューチャー3に挑戦する。
(以下バックトゥザフューチャーをBTTFと表現する)
タイムトラベル映画の金字塔!金曜ロードショーでも放送しまくってるから、1度は見たことのある人がほとんどだと思う。(そう信じたい)
復習&見たことない人向けに一言でBTTFシリーズをまとめると、
現在が1985年、未来が2015年、過去が1955年と1885年
この4つの時代を行き来し、マーティとドクがそれぞれの時代で自分たちの未来を変えるために奔走する。
BTTFシリーズは、タイムトラベルっていうSFファンタジー感と、その中で繰り広げられるギリギリの駆け引きがスリル満点で最高に面白い。
あまりにもファンタジー感&スリル感が強いためほとんどの人はそこに目が行ってしまい、「面白かったね」という感想だけで終わってしまう。
しかし、
それは非常にもったいない。
BTTFシリーズで一番のミソ、一番監督が伝えたかったことは物語のラストシーンにある。
もっと言うと、バックトゥザフューチャー3のラスト10分にスティーブンスピルバーグ監督が一番僕らに伝えたかったメッセージが込められてるんじゃないかって。
僕はそう捉えた。
さて、ここからざっくりラスト10分を振り返ってみよう。
ラスト10分
過去と未来の旅を無事に終え、1985年の現在に帰ってきた主人公のマーティ。
マーティは2015年の未来へと一緒に行った恋人のジェニファーを車で迎えに行った。ジェニファーは2015年の世界で気絶したため、マーティは次の時空へと向かう前に1985年の世界でいったん彼女を下したのだ。
ジェニファー「とっても怖い夢を見たわ。あなたが会社をクビになるの。」
マーティ「そ、そうなんだ、、、夢、じゃないかな、、」
するとそこに、荒くれものたちがやってきた。
「信号が青になったら、レースしようぜぇ!この腰抜け!!」
マーティは”腰抜け”呼ばわりされると、カッとなり周りが見えなくなってしまう。それで今まで何度も失敗してきた。それをわかっていて荒くれものたちは煽ったのだ。
信号が青になるまであと少し、ブゥンブゥーーーン!!!エンジンをふかす2台の車。
スタートッ!!!
キュイィィ―――!!!
信号が変わったその瞬間、マーティは猛スピードで引き返した。
マーティは煽りに乗らず、レースを断ったのだ。
そして荒くれものたちの車を見ると、、、別の車に衝突しそうになっていた。
「勝負にのってたら、僕がぶつかるところだった。」
そこでふと、ジェニファーは気がついた。ポケットに手を探ってみる。その中には4つ折りのコピー用紙。中を開くと、、、
「お前はクビだ!!」
未来のマーティに告げられた言葉を思い出し、その文字に絶句する。しかし、それと同時に、
文字が消えていった。
「お前はクビだ!!」の文字スーーっとが消えていったのだ。
その後ドクに再開し、文字が消えたことについて尋ねたジェニファーに対してドクはこう答えた。
「君の未来にはまだ何も描かれていないということさ。みんなそうだ。君らの未来は君らが作り上げる。2人で良いものにするんだ。」
ラスト10分に込められた思い
このラストに込められた思い、スピルバーグ監督はどんなメッセージを僕らに伝えたかったのか。
まず一番は「お前はクビだ!!」の文字が消えたことだろう。
この展開はそれまでのストーリー展開と異なる。
今までマーティはタイムトラベルを使って未来を変えてきた。例えば、BTTF1では1955年の過去を変えることで1985年の現在をより良いものにしている。
しかし、このラスト10分は違った。
マーティは、自分自身の手で未来を変えたのだ。
タイムトラベルに頼ることなく、自分の手で。
タイムトラベルでいろんな冒険をする中で、腰抜けと呼ばれてもカッとしないという成長を彼は見せてくれた。
そしてドクの最後の名セリフ
僕らの未来はまだまだ決まっていない。
だから、今は辛くても前を向け。幸せな未来を作り上げるんだ。
このことをスピルバーグ監督は一番伝えたかったんだと思う。
少し話がズレるが「STAND BY ME ドラえもん」でも、その時ののび太くんの意思や気持ちしだいで、未来の映像を映し出したモニターが変わるという描写がある。
「自分はなんてダメなんだ、、、」と落ち込むとジャイ子と結婚する未来、
「自分はできる!」と信じるとしずかちゃんと結婚する未来、
のび太くんの気持ち次第で未来が変わる、まさにBTTF3のラストシーンに通じる部分がある。
僕らはどう生きるべきか?
「未来は決まっていない、これからいくらでも未来を作れる」
このメッセージについてはよーーく分かった。
じゃあ、僕らはどう生きていけばいいんだろう?僕は考えた。
このメッセージを受け取っただけじゃ僕らの未来は変わらない、そんな気がした。
何が正解かわからないし、正解なんてないんだ。
けれど、ここまでの約3500字を読んでくれたあなたへ、
心を込めて伝えたい。
「この一つの選択が人生を変える」という意識を大切にすること。
僕らはタイムトラベルはできないけれど、僕らの未来はその時の選択一つで大きく変わっていくんじゃないかって。
マーティがレースにのらないっていう選択をした結果、未来が変わっていったように。
僕は大学卒業後、就職をしない。
このままコーチ&農家として生きていく、そんな選択をした。
その選択に至るまでの道のりは決して平たんなものじゃなかった。
友人、親、大学の先生、先輩農家さん、いろんな人に相談した。合わせて50冊以上の本を読んだ。毎日何時間も自分の未来と幸せについて考え込んだ。
それでも未来が見えなくて、パートナーに泣きついたこともあった。
僕は考えに考えて、卒業後はこのままコーチ&農家をすることに決めた。
この選択一つで僕の生き方、あり方、なりたい自分は大きく変わっていったと思う。もちろん僕のストーリーもだ。
こんな大きな選択でストーリーが変わっていくこともあるだろうし、マーティみたいにほんの些細なことの場合だってある。
「祖母から借りてる2枚の畑のうち、1枚を返すかどうか。」
2枚やったほうが経験的にはよさそうな感じがする。けれど、1枚に集中してその1枚を徹底的に作りこむ方がいいのか?
今の僕が直面しているちっちゃな人生の岐路だ。
他の人から見たら些細なことかもしれないし、この選択が人生にどれほど影響するかわからない。
けれど、こういった一つの選択もまた僕のストーリーを大きく変えていくことだってあるかもしれないんだ。
そのくらい、一つ一つの選択を大切にしてほしい。
これが、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズから考えたこと。
今回はそんなお話。
大爆死した記事
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