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気の感覚について

現実世界の気

現実世界で体感できる気は、漫画で表現されているものとは若干質が異なります。漫画では、体の表面からオーラのようなものが出ていたり、エネルギー弾を発射したりしていますが、現実世界の気は、基本的には目に見えません。

気功を毎日続けていると、体を流れている気の流れがスムーズになって、内臓が丈夫になり、便通が良くなったり、お腹がいつもすっきりとしていて、元気が湧いてくるようになります。スワイショウなどの気功の動きを毎日続けていくことで、気が体を流れている感覚が身についていきます。長時間同じ動作を続けていくと、だんだんまったりとした快感を味わえるようになります。

気が出ている状態

気が出ている状態というのは、人の状態をよく観察していると分かるものが有ります。例えば、一流の料理人をよく観察していると、よく気が出ている状態と、気を出していない状態の違いを確認することができます。一流の料理人が、厨房で、集中して精魂を込めて料理をしているときは、顔が精悍な感じに変わって、眼光が鋭くなり、顔立ちは、くっきりと鮮やかに映ります。

一旦厨房から離れて、休日の日とかで相手がくつろいでいるときに会ってみると、印象が違って見えてしまいます。厨房の時のオーラが消えていて、落ち着いた感じの雰囲気になっています。

他に、熱血指導者としてよく知られている剣道の先生にも気は見られます。剣道の先生は、剣道の指導をしているときと、普段の姿にかなりギャップが見られます。稽古場に先生が現れると、道場の雰囲気は急に張り詰めたような感じに変わります。先生が特に怖がらせることをしていなくても、先生の醸し出す迫力によって、場の空気は変えられてしまいます。これもやはり、気の現象が関係していると考えられます。

場所の気

環境によっても気の感覚が変ってきます。家にこもって生活しているときに、たまに森林浴にでかけると、気持ちが晴れやかになり、元気が出てきます。天気に関しては、雨ばかり続く日よりも、晴れて、青空が広がる日が多い時は、気持ちも明るくなってきます。

宴会やコンサートでみんなでがやがや騒いで楽しんでいるときの気感と、病院や葬式や墓場で味わう気感もまるで異なります。みんなが元気よくはしゃいでいる環境では、他人から元気をもらうことが多くあります。逆に暗いじめじめした環境に長時間いると、気分が陰気になったり、病気にかかったりしやすくなります。


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