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物事がなかなか継続しなかった私が、自分に問いかけるべきだった3つのこと

自己啓発本やビジネス実践本って、読んでいる時、とてもモチベーションをあげてくれます。

「こんなすごい人に、自分もなれるの!?」って気にさせてくれる。
「地道の努力もそれに近づくためなら絶対やる!やらない意味がわからない!」

と、意気込んだりするわけです。

でも、1週間もすればワクワクした気持ちはどこへやら。本を読んだことも忘れて、元の日常に戻っていました。

これ、私はとてもよく繰り返してきたように思います。(笑)

仕事で絶対に必要だったり、環境を強制するでもしなければ、本当の意味で実践できていなかった気がします。

いやー、怠惰な生き物ですね。

「意志が弱い」と言ってしまえばそれまでですし「継続のコツ」のような手段は検索すればたくさん転がっていますが、本質的に必要だったのに抜け落ちていたものに、最近気づきました。

本は著者の言葉、自分の外側からの情報

最近は、自分で決意して継続していることが1つあります。「仕事の集中力を上げる施策」なのですが、これ、今までと実践までの過程が少し違うんです。

相変わらず怠惰なので一旦できなくなった時期もありましたが、不思議と頭の中で「やりたいな〜」ってずっと思っていたりして、再開して実践したりしています。

何が違うかというと、

自分の内側から出てきた「理想像」
②自分の内側から出てきた「課題」
②自分の内側から出てきた「大変でも私がこれを継続したい理由」

この3つが、はっきりと存在することです。

本にかいてあることは自分の外側の情報です。著者の著者自身の体験から語られる、理想像や原体験、ポリシーです。本を読んでいいなーと思っても「著者への憧れ」にしかなっていないんだと思います。

集中力を高める本を例に、著者とそれを読む読者(私)の気持ちを図にしてみました。

実践で忘却していく読者の図(私) ↑

実践に入る前に、問う

本は自分の外側の情報?
自分の内側の情報が必要?じゃぁ本は読まずに、もんもんと自分の中で考えたりするのがいいっていうの?

という極端な話ではなく、『外側から得た良いと思った情報を、自分の言葉で語り直して内側と照合する』という作業が重要だと考えます。

例えば、先ほどの図にこのような問いをたてます。

- 「問①あなたは本当にこうなりたいの?」

これはわかりやすいですね。私は集中力を高めたいと思っていますが、本を執筆したいわけではありません。

もちろんできたらすごいですが、目指してもいないことに憧れてもモチベーションにはなりません。「自分は集中力を得た先でどうなりたいのか?」を考えることが必要です。

私の場合は、「ハードワークをやめたい」から「集中力を高めたい」だったので、こんなようなことでした。

・無理なハードワークをしていないと自分で思える状況
  ・22時には仕事をしていない
  ・それ以上働いてしまったあとの日々は、ちゃんと休んでいる
・穏やかに、適度に休みつつ、好きなことを我慢しない程度にバランスよく働いていること
・「ハードワークが良いこと」という価値観が変化している
・ハードワークをやめても、ハードワークしていた頃と同等の価値が出せている感覚を持つ

とても主観的ですが、こんなものでよいと思います。大事なのは、自分が心の底からこれを思っているかです。

- 「問②あなたの課題は?」

これは①に深く関連しますが、集中力をあげたいということは、現状の自分のなにがしかを改善したいということになるかと思います。何が問題で、何を改善したいんでしょうか?

私の場合は、「ハードワークをいくらしても焦ってしまう」というのが課題でした。

今までは自分の思ったように作業が進まなくても、残業や休日の仕事で帳尻を合わせたり、プラスαの仕事を業務時間外でやることで、評価されるようにしてきました。体力だけには自信があったので…。

それが、2箇所の職場で働き始めてから、時間が短く感じる上、残業での回収が難しくなりました。ハードワーク以外の武器が必要になった、というのが課題でした。

- 「問③あなたの原体験・大変でもやる理由は?」

これはとても重要です。①②がなぜ重要なのか?という理由です。

強力な原体験があればモチベーションとして強いですが、ない場合はもう少し深掘りすることをオススメします。

例えば私の場合、ハードワークしすぎてぶっ倒れたなら強力な原体験になりますが(それはそれでもちろん大変ですし倒れる前に気づいた方がよいと思いますが。。)、私はやや辛い気持ちはあったものの、まだ健康でした。

重要度や必要性について考えるとき、未来のことも考えました。

2箇所で働くかどうかは、辛いなら今後は1箇所に絞ればいい話かもしれません。

ですが、例えば子育てをするとなったとき。仕事にフルコミットできなくなるかもしれません。そうなったときに、「子育て」「仕事」の2つに引っ張られて同じようなことが起きてしまう可能性があります。

そうなったときに、自分をどのように納得させて、どのような能力を持って、どのように立ち振る舞うのが良いのか、苦しい今、考えて必要なことを実践していくことはこの先の自分にとってもとても重要だと思いました。

継続の壁を超える、強力なモチベーションの源泉

実践本を読むと、どうしても手段に目がいきがちです。

「結局何をすればいいのさ?」
「これをするとどんな効果があるの?」

①「理想像」②「課題」③「理由」がはっきりしていればいいですが、そうでない内は、とりあえず手段をやってみようというのは少々危険です。

それが自分にとても合っていて、やること自体が楽しくて仕方がないようなことも時にはありますが、大抵の挑戦にはがあります。

壁を乗り越えられるかどうかは、強いモチベーションが必要です。モチベーションとはどこからくるのでしょう?

そう、今まで話してきた「3つの問いの答え」がモチベーションの源泉です。答えが深いほど、自分の人生にくい込んでいるほど、強い源泉になります。

答えを出すにはどうしたらいいの?

人によっていろいろかと思いますが、私はこんなことをしていました。

・「なぜ」を問い続けてひたすら自分で深掘ってみる(ノートにかく)
・本を読む等のインプットを増やして、自分と照らし合わせてみる
・人に話してみる、相談してみる
・コーチングを使う

私の行動が変化した大きな要因はコーチングを使ったことでした。月に1回×4回ほど継続して受けましたが、話す度に、課題/理想像/自分 の解像度がすごい速度で上がって、自分の人生の課題がなんなのかというレベルまでいつの間にかなっていることもしばしばで、わりと衝撃の体験でした(笑)

※コーチングが何かわからない方はこちらの記事がオススメ▼

コーチングの1時間では消化しきれないことも多いので、間の期間に他の3つも積極的に行ないながらとにかく考えました。自分で内省をかなり進めたと自負しているときでも、セッションでは気づきがボロボロでてくるから不思議です。

じっくり時間が取れる人や、内省が得意な人は不要かもしれませんが、スピードを求めている人や、自分では難しいと感じていたり、新たな観点で突っ込んで欲しい人にはとてもオススメです。

最後に

「継続したいことの重要性がわからない」「そんなに大それたものじゃないよ」という方へ。

そんなに重要じゃないかもしれないので頑張る先を変えてみるのもひとつかもしれませんし、本当は重要だけど見えている範囲がまだ狭いのかもしれません。

自分を知ると「がんばる意志と覚悟」が本当にあるのか? が少しずつわかってくる気がします。

櫻本さんの記事は、RPGに例えてて面白い▲

私はcotreeをお手伝いしている身ですが、いちユーザーとしてコーチングを体験して、モチベーションの源泉を掘り起こしていくとこんなにも行動が変わっていくということに本当に驚いたので、これはぜひユーザーとして伝えたいと思っています。w

ちなみにこの「3つの問い」だの「モチベーションの源泉」だのは、cotreeとは全く関係なく私のただの体験に基づく持論です。

このnoteがお読みいただいた方のほんの少しでも一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!


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