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精神的な孤独からママを救いたい


社内の新規事業プログラムに応募しました。今日は、わたしが解決したい課題について書いてみたいと思います。

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ボランティア先の社員さんの力を多分に借りて、何とか言語化に成功。インセンティブ∞です。本当にありがとうございました。また、ママボラン内で課題設定にとても興味のあるブログを書かれていたママさんに個人的にアプローチ。1Hほどzoomでヒアリングさせていただきました。本当に、ありがとうございます😭

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乳児期で一番つらかったこと

4才はなれた兄妹を育てているわたしにとって、乳児期の子育てで一番の辛さを感じるポイントは、決断と責任をひとりで抱える「精神的な孤独」でした。

子育てって、決断と責任が求められますよね。観察し、仮説を立て、世の中に溢れる情報のなかから合いそうなものを収集し、決断。このサイクルを延々と回してます。で、そこには、もしかしたら自分の決断が子どもにとってマイナスになる可能性もある、という不安付き。たとえパートナーが協力的でも、結局は、育休をとるわたし(ママ)が主たる保育者。困りごとがあればひとりで悩み、情報を集め決断し、実行をします。ねぎらう言葉はあっても、一緒に行動してくれる時間(余裕)はない。

「誰もわたしの辛さを理解してくれない・・・。」

ここに、精神的な孤独を感じていました。


で、「これも、育休中だからだ。仕事に復帰さえすれば、精神的な孤独感もなくなり、きっと夫と同じように分担できるに違いない。」そう思い、年度途中で保育園に申し込み、復職時期を繰り上げ、逃げるようにしてフルタイムで復帰。 これが上の子のときの話。


孤独は自分でつくった幻想だった


それから4年たった今、分かったことがあります。
孤独を感じた原因は、自分自身の考え方でした。夫のせいでも、両親のせいでも、なかなか寝ない息子のせいでもなく。

当時のわたしには、「自分が母親なのだから、育休中なのだから、しっかりしなければならない」という、無意識の思い込みがありました。事前に見聞きした情報の中に、「子育ては母親ひとりだけですることじゃない」と知っていたし、自身もそう考えていたにもかかわらず、です。理性的に解釈してたはずなのに、取った行動はそれに反していた。意識してた価値観と、無意識下の価値観が乖離してたんです。根深い…。
 

思い込みが根深い理由


思い込みが生まれる要因は、幼少期のころから積み上げられたものだと思います。

わたし自身は飲食店を営む両親に育てられ、家事や子育てのほとんどはわたしの母親が担う家庭で育ちました。母がどんなに体調が悪くても、薬を飲んで、我慢してやるべきことをやらないといけない、そんな強い母の姿がすぐそばにいた。また、産・育休中で経済的な価値を生み出す労働ができていないことへの引け目も。だから、せめて夫には負担かけまい、と意気込んだのかもしれません。

夫のやり方にハッとさせられる


でね。この思いこみに気付いたきっかけは、夫でした。
 
第二子の出産に当たり、夫は約半年の育休を取り、食事作りを全面的に担当してもらいました。

すると、夫は週に一度、一週間分の献立案を紙に書き出すことにしたようで。

「ハイみんな集合!何食べたい?」

と家族を巻き込みだしたんです。

わたしだったら、ネットで調べたり、スーパーでヒントをもらったり、冷蔵庫の残り物を見たりしてひとりで決めてたので、夫のやり方は心底衝撃でした😨

正直最初は、「なんでひとりで決めてくれないの・・・」と、不満もあったけど😂笑 次第に「そっか、別にわたしもひとりでやらなくてよかったんだ。」と、ハッとさせられました。

この経験から、ママだから!といった気負いが生じて、苦手なことも無理してひとりでやってきたのだろうな、と自分を客観視でき、無意識の思い込みに気付いたんです。


2つの気付き

これらの経験から、2つの気付き。

一つ目は、意識とは反対の、無意識の思い込みがあること。手抜き、ずぼら、そんなキーワードで自分にタグ付けしたつもりでしたが、実際は自分でしっかりやりたいと思っていた。図らずも自分のやりかたに固執することで、自分の首を苦しめていた。

二つ目の気付きは、孤独の原因は自分だったということ。パートナーは、信じて頼るべく存在。自分のやりかたを押し付けてタスクの一部を委託するのではなく、やり方から結果までの責任を負う形で携わってもらえたことで、自分のやりかたが唯一無二の完全体でないし、パートナーを信頼することの底力を知れました。
 

結果、パートナーとともに家庭をまわす実感を持ったため、ものごとの進め方に柔軟性が高まり、二人目の育休では精神的な孤独をまっっったく感じませんでした。


孤独なママを救いたい

きっとわたし以外にも、「母たるもの、強くなければ」と無意識に思い込んで、孤独を感じている人がいるんじゃなかろうか。だとしたら、おこがましいけど、そんなママたちを救いたい。

家事代行などのサービスで物理的な負担は減らせても、精神的な負担は減らせないじゃないですか。「一人じゃない、パートナーを信じて頼り、一緒に育てていいんだ」という感覚を手に入れてもらうことで、日々「精神的な孤独」を感じている子育て中のママを一人でも多く救いたい


これが、わたしの解決したい課題です。


(でも・・・そこからどうする!?がノーアイディア😵‍💫)

一次審査の結果、どうなるでしょう!?こうご期待。



おしまい

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