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自分らしいものの見方はなぜ必要か

むすこ(4)は、ドラえもんにドはまり中。
毎週の放送だけじゃ飽き足りず、Amazonプライムビデオで過去のドラえもん映画をかたっぱしから見ています。

(おかげで親はテレビ見れない)

今のドラえもんの主題歌

さて、みなさんは今のドラえもんの主題歌、ご存知でしょうか?
今は星野源さんが歌ってるんですよ。どうやら2019年からみたい。「ドドドドドドドドドッド~らえもん~♪」です。

わたしが子供のころに見てたのはこっち。「こんなこっといいな♪でっきたっらいいな♪」です。どうやらこれは2005年までだったみたい!(年がばれるね笑)


「ママ、この歌、新しいねぇ~」


むすこが古めのドラえもん映画を見始めたとき、この馴染みのある、懐かしい主題歌が流れました。「こんなこっといいな♪でっきたっらいいな♪~」
・・・すると息子は、

ママ、この歌、新しいねえ~

むすこ(4)

え!?笑
いや、どっちかっていうとこっちは古いんだけどね!笑

・・・・・・

でも、過去とか知らないむすこにとっては、初めてのこと=新しいこと。うおー!これは面白い。ナチュラルな彼の視点。年をそこそこ重ねた私には全くなかった「ものの見方」に直面して、震えたのでした。


こどもとアーティストの違い

つい先日、荒木博行マスターのbookcafeで、「13歳からのアート思考」を上梓した末永幸歩さんが登場されてました。昨年読んだ本で最も影響を受けた本の著者です。(昨年、noteでも散々わめいてました。↓)

恥ずかしながらも、Voicy対談をグラレコチャレンジ↓

荒木マスター×末永さんVoicy対談

この中でね、子どもとアーティストの違いについて末永さんが言及されてたんです。(グラレコ、右下のほう)

子どもって、ルールや常識に縛られずに全身の感覚を使ってものを見てる。これを無意識にやってる。一方で、アーティストは、これを意識的にやってる。

どうあがいても子どもには戻れないけど、意識的にものの見方を変えたり、横断したりするのは出来るようになるかもしれない。そのためには、まずは今のとらわれ・あたりまえを知ることからなんだなと、ドラえもんの歌の件でむすこに教えられました。

「新しい」って、単純に最近出てきたものを指してるって信じて疑わなかったけど、それはとらわれであって、それ以外の見方もあるってこと。むすこに言わせれば、自分が知った順番でも「新しい」って言える。そんな見方もある。

そのためには、まず【「自分が当たり前だと思ってる」ことをわたしは知っている】状態(メタ認知)が必要ですよね。そこから、自分なりのものの見方がはじまる。

自分なりのものの見方が大切な理由


で、ふと気づいてしまったのです!何
・・・もしかして、自分なりのものの見方を増やすことは、多様性を認め合う社会をつくる基盤になるんじゃないでしょうか。

まるで無理やり多様性を作り出してるみたい?ですよね。
でも、そもそも誰一人同じ人間はいないじゃないですか。性別や年齢、国籍、人種でひとくくりにされたところで考え方は違う(似てることはあるかもしれないけど)。

多様性を無理に作ろうとしてるんじゃなくて、元に戻ろうってだけ。後付けではめられた枠から自由になるチャンスだと思うんです。

今、社会の既存の枠にはめられちゃって生きづらい人がたくさんいる。「べつに現状維持でいいじゃん」と言える人は、強者。自分のものの見方が唯一無二で、みんな同じように考えるでしょうってとらわれるのは危険。

ひとりひとりが自分なりのものの見方を身に付けて、他者に寛容な社会、多様性を認め合う社会になれば、今、生きづらい人たちが楽になるんじゃないでしょうか。

そんな社会、見てみたいと思いませんか。


でも、面倒くさいよね

対談中、荒木マスターは、

「でも、正直、めっちゃ効率悪くない・・・!?」

って正直に反応されてましたw 当たり前があれば、最小限のコミュニケーションコストで済みますもんね。確かに面倒。

「でも、最短ルートで花を咲かせようなんて思わないこと。ひとりひとり持ってる興味のタネ・根っこを否定せず、互いを尊重することが大切」って、末永さんは仰ってました。(そう解釈しました)

面倒くさいわりに、全然目に見える成果が出ないもどかしさとの我慢比べですね。・・・さあ、今までは完全に負けてきたわけですけど、どうかな。変われるかな。


面倒くさいし、全然花なんか咲かない。でも、根っこは伸びる。そう信じて、いつか見たこともないくらいの綺麗な花を咲かせるときを願って、面倒くささに足を突っ込みたいと思いました。

まずはこどもたちとの暮らしで、発見を積み上げよう、かな。


おしまい

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