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消えていたデジタル遺品#23

「あれ!消えてる…」

以前から整理したいと思っていた、自分が利用しているネットサービスのID、パスワード情報。

元々メモ紙に「サービス名」「ID」「パスワード」を登録した順に羅列して記録していました。

しかしあまりにも数が増えすぎて、ログインする時に目で追って探すのも大変になってきていたので、整理したいなぁと思っていたのです。

107個のアカウント

仕事で使うwebサービスを除き、プライベートで使うサービスだけでもそのログイン情報を数えてみたら、その数…

107個。

パソコンの起動パスワード、ストレージサービス、新聞電子版、SNS、買い物、アーティストのファンクラブ…
毎日何らかのネットサービスを利用しているうちに、ここまで増えていたとは…自分でも驚きます。

整理して気づいたこと

デジタルサービスのログイン情報では、こんなことを整理したいと思っていました。

①使わないサービスを退会する
②使う時に探しやすいように「買い物系」「SNS系」などジャンルごとにメモを分ける
③住所、電話番号などの登録情報が最新状態になっているか確認する

そのため情報整理するつもりで、各webサービスにログインしていくと、あることに気がつきました。

会員情報が消えてる。


コロナ禍以前は毎月のように使っていた高速バスの予約サイト。
絶対にこのID、パスワードで間違えていないはずなのに、会員登録されていないと出る。

ふと思い立ってサイトの「会員規約」を読んでみると

アカウントの有効期限
第9条
アカウントの有効期間は無期限とし、利用料は無料とします。
但し、予約登録した最後の日又は会員登録した日より起算し1年間を経ても、予約登録利用がなかった場合は、利用者の会員番号等を抹消します。
なお、非会員予約の場合のアカウントの有効期限は、予約した便の乗車日までもしくは予約キャンセルした時点で終了といたします。

高速バスのハイウェイドットコム ご利用規約

最後の利用日から1年経つとアカウントが消されてしまうものだったのです。

コロナ禍で生活スタイルが変わり使わなくなってしまったサービスでしたが、いつか使うだろうと思って大事に記録していたアカウント情報。まさか1年で消えるものだとは思っていませんでした。

こんな風で順にログインしていくと、実に19個のアカウントがサービス提供側で自動削除されていたことが分かりました。

私がメモ書きしていたアカウントにログインできるかどうか試していくだけで、107個のアカウントのうち、17%の情報が既に使えない情報であることがチェックできたのです。

デジタル情報を廃棄する作業

新しいwebサービスはどんどん試してみたくなる性分なのですが、生活スタイルの変化で使わなくなるサービスも多々ありました。
使えない情報を廃棄するだけでも、本当に必要なログイン情報が探しやすくなりましたし、何よりスッキリします。

自分自身のデジタル情報を整理しながら、同様にログイン情報の整理にお困りの皆様へどのような方法をご提案すべきか思案し、あるツールが完成間近です。

後日、出来上がったらこちらのnoteでもお知らせいたします。


【2022年4月4日追記】
デジタル遺品対策の「デジタル遺品マスターシート」が完成しました。
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