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今週の日記#21

久々に夜行バス(以下、やこバ)に乗るような遠出をした。
「やこバは体力的に若いうちしか乗れない」と、みんな口を揃えて言う。体力が無いほうなのでたしかにやこバはきついけれど、私は二度寝や昼寝のような浅い眠りが好きなので、やこバは結構好きだ。浅い睡眠がほぼ無限にできる機会だから。
やこバには必ず持っていくものがある。空気で膨らませる枕だ。枕を使わずに椅子で数時間も寝られる人って、とっても首が屈強なんだろうな、と思う。私は首が貧弱なのか、枕を使ってもなお翌日首がバキバキになる。どうしちゃったの私の首、ずっと治らなかったらどうしよう、と不安になるくらい首が硬く痛むのだ。
そんな苦しみを経験してなお、私は何度でもやこバに乗る。まだ名古屋⇆埼玉間が最長距離くらいで、水曜どうでしょうでケツの肉が取れる夢を見ていたほどの距離は乗ったことはないが、やこバにはその苦痛を凌駕するほどの大好きな要素がたくさんあるから、私はやこバに乗るのである。乗客たちの寝息さえ互いに伝わりそうなニギニギした空気感、疲れと不安と意外にすぐ来る眠気、休憩時の夢か現実かわからないふわふわした感じとどこだかわからないSAのひたすら明るくてだだっ広いトイレ、降りたときの開放感と薄暗い早朝の澄んだ空気。
なんでやこバと略して書いたかって、なんとなく語感が好きだからだ。でも文字にすると読みづらいことに気づいた。たこパ、みたいでハッピーな気持ちになる言葉のひとつだと思う。やこバ。やこバ……好きだなぁ。やこバ。

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『厭世』という言葉の意味も漢字も、どうしてこう中二病的で心をくすぐられるのだろう。

えん‐せい【厭世】
〘名〙 (「せい」は「世」の漢音) この世や人生は悪と苦にみちていて生きていることがつまらないものだと思うこと。世の中をいとうこと。⇔楽天

https://kotobank.jp/word/厭世-447817

私は中学生のときから今まで『厭離穢土』という単語が好き。中二病くさいから。
昔から国語が好きなほうで、国語辞典を引く速さにも自信があった。(国語辞典を引く速さを求められるのは小学生くらいまでだと思うけれど)最近は知らない単語を見つけて辞典を引くたびに、その単語と意味をメモ帳に書き綴るようにしている。読むだけで理解したつもりになってしまわないように。最近調べたもの、「定款」「軽妙洒脱」「招聘」「イデオロギー」「ペシミズム(これは、先述の「厭世」からの類語)」などなど。

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家のなかにてんとう虫が止まっていたので逃がしてやろうと思い、透明な瓶とクリアファイル(瓶を被せる→隙間からクリアファイルを差し込んで密封→外で解放、の作戦)を持って挑んだが、自然に慣れていない虫苦手系現代人の私はわずか1cmに満たないてんとう虫に対してすらビビり散らしてしまい、結局家族に代わってもらって、ようやく逃すことができた。

てんとう虫は天道虫とも書き、幸福を運んでくれるとのこと。私は怖がってしまったので、もうてんとう虫に嫌われたかもわからない。悪いことしちゃったな……と思うけれども、あの姿形を見てやはり虫の類とは一生相容れないなとも思った。

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見た夢のメモが出てきた。(出演・オモコロの方々)

オモコロチャンネルメンバーが廃ガソスタみたいなところで全力で振った飲み物をどれだけ飛ばせるか競争をしている。原宿が全力で振ったバナナジュースが空に弧を描いて飛びながら周りをバナナジュースだらけにしていく様を見て、雄叫びを上げる原宿、子供みたいに無邪気に喜んでいるARuFa、「原宿さんチャミスルありますよ!」と端っこから祝いの酒を持ってくる恐山

バナナジュースがもしや『大工さん忘れていったよバナナの歯磨き粉』を元ネタとした思考だとしたら、私の思考回路がオモコロに占領され過ぎていて怖いと思う。恐山の言動がギリギリ無いラインをついていておもろい。

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買い物に『熨斗』をつけてもらう機会があった。インターネット・オタクの私が「ノシ」と言葉を発すると、掲示板で別れの挨拶をしているみたいだなぁと思った。自意識過剰。

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