見出し画像

余熱でいこう!陶箱のうつわで「アボカドタマゴ」

世界はタマゴのように儚いけれど、エネルギーが加わればかたまり、時にとろりとあなたをうっとりさせる神通力かもしれなくて。なんて願いをこめながら「陶箱のうつわ」でアボカドタマゴを焼いた。


早起きすると「復活祭のおめでとう!」のメッセージがイタリアの友人から届いていた。わたしは信者でないが、郷にいれば郷の文化を客観的に見ることができ、いまは郷を離れていてもお祝いの気持ちを送ることならできる。師匠の元気な笑顔も見ることができ、友人らが折々に届けてくれる写真に和み、わたしもこちらの様子を返す。文字の羅列はいつも通りだけど、ビックリマークや絵文字で伝わらないものがあるからこそ、互いを労い、念じるように返信する。



近く迫る展示がいくつかあるけれど、ひとつひとつ、できること、できないことも冷静に考えている。身銭を削って放浪していたので、土鍋を持って世界をまわる「旅する土鍋」資金ポテンシャルは落ちてしまうかもしれないけど、情熱だけは残る。なにかに似ていると思ったら、そうだ!蓄熱や余熱がはたらく土鍋コッチョリーノだ。土鍋のように余熱でうごいてみよう。相変わらず群れをなすのは不得意だけど、人とモノと寄りそって、余熱をはたらかせようと思っている。

いろいろと育ててくれた師匠や協力してくれた友に、復活祭のおめでとうを言うくらいしかできないけれど。月のように少しずつかけても、いつかふくらみまた満月になるのだろうと思っている。


陶箱で焼くアボカドタマゴ

アボカドは半分に切り、種を取り、そこにタマゴの黄身を入れる。爆発を防ぐため黄身をようじで(家人はお箸で)プツンとさす。「箱のうつわ」にクッキングシートまたはアルミホイルを敷いて250℃のオーブンで10分焼く。(オーブントースターや魚グリルでも可)残っていた生ハムも一緒に焼き、最後に粉チーズもふったけど、もちろんそれがなくても十分おいしい。

残った卵白は、おみおつけやスープに入れたり、お菓子づくりにどうぞ。

tamamiazuma.com 





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?