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庭に転がっていた光らない宝石「むかご炊き込みごはん」

数年前から、庭にころころと黒糖あめ玉みたいに転がるものが落ちていて、虫かヘビのタマゴか?なんて思いながら、うぇっ!と飛び越えたりしていたのに、つい踏んでしまった。その瞬間、ポクっとお芋っぽさがあって、もしやむかごではないかと思いはじめたのがつい去年のこと。

ころころの発生源を探り、土に転がる大量のむかごを収穫。自然薯の栄養塊といわれるだけあって、ちょっと粘り気がある。蒸して塩をふるだけでも、小さいのにコクあり美味。

東京の小さな庭に。
輝かなくとも小さな宝石。

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土鍋むかご炊き込みごはん

土鍋コッチョリーノ
白米2合
むかご適量(上の写真くらい)
水440mlくらい
酒大さじ1
塩少々

➀ 米を洗って水切りして30分から1時間放置。
➁ 土鍋に米と洗ったむかご、調味料など全部入れて中火。
➂ 沸騰したら極弱火で15分。5分蒸らす。

※土鍋によって水量や炊飯時間は変わります。
※吹きこぼれ防止のため沸騰するまでは蓋を開けてみても大丈夫。


▶︎コッチョリーノのうつわでつくる春料理
よもぎごはん
ふきのとう味噌


あとがきコッチョリーノ

▶︎イタリア人の友が「ワタシ ハ ゲンキ、タマミハ? キッス!ハグ!」(伊語だけど)と、毎日のように誰かしらが写真やメールを送ってくれます。嘆きも説教も一切なく「タマミノ ウツワ ツカッテルヨ」(伊語だけど)と。遠くで、分身が、誰かに寄り添っていると思うとうれしい。▶︎狭い工房と庭を歩き、ふだんとあまり変わらない気持ちでわたしは毎日の仕事を進めていますが、家族の仕事や勉学の態勢は変わりました。▶︎ふだんから、ごはんづくり担当は特に決まっておらず「つくれる人」というルールがあったからスムーズなのと、ふだんから質素な食事を好む我が家は、特別変わったこともせず食べているわけで。▶︎展覧会においてはすでに暗雲が立ち込めておりますが、友人たちのうつわやコッチョリーノのうつわを使いながら陶芸界を祈るのみ。▶︎コッチョリーノの「調理もできるうつわ」で食べることが、つくづく楽しいなと自画自賛的に思いながら、食いしん坊だからこその制作に励んでいます。みなさまもお元気で。ハグ。

この記事はコッチョリーノブログを書き下ろしたものです。tamamiazuma.com


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