見出し画像

池波正太郎風 湯豆腐のススメ

急に寒くなりましたね。
たちまちお豆腐の食べ方が、冷奴から湯豆腐になりました。


今日は、久しぶりの「陶芸職人のなんちゃってレシピ」を。湯豆腐ですから、レシピというほどのものではありませんが、池波正太郎風といういわくつき。時代小説はいまいち苦手で、彼の小説も親しんできたとは言いがたいけれど、食の話だけは好きで、確か最初に読んだのは大学生のころでした。記憶の片隅に、いつも湯豆腐の描写があって、その中の大根が「おろし」だったか「削ぎ切り」だったか、はたまた「千切り」だったかよく覚えていないわけで。今回は「削ぎ切り」ですが、「おろし」もおいしいです。「剣客商売」か「食卓の情景」「食卓のつぶやき」か、どこに書いてあったろうか。ひっぱり出して読み直し、後日ご報告することにします。


とにかくお金がなかった学生時代、友人とアパートに集まってお酒を飲みながら食べるのに、豆腐と大根はうってつけでした。昆布と湯豆腐だけでもじゅうぶんなのだけれど、そこに大根を入れると、胃袋が「満〜ちたりて!」となりました。( ※ 当時、ザ・ルースターズというバンドの歌詞に影響されていたのだと思います)豆腐と大根ふたつの食感の楽しみと、そして何より甘さが増すような気がします。

ポン酢とカボスを絞っていただきました。おいしくて、生姜もネギも忘れていただきました。では、動画をどうぞ。いつも通りなんちゃってなので、分量や分数はありません。あしからず。



「あとがきコッチョリーノ」

▶︎昨日、学生時代の友人Kの陶芸展に行きました。わたしは大学の陶芸専攻のなかで最下位かもしれない劣等生だったのに、そのわりに窯たきの食事当番だけは張り切ってやっていたことが会話の中で思い出されました。(前後の学年含めて陶芸を現在も生業にしている人は優等生だったKとわたしだけであるという世の中がひっくり返るような話)▶︎窯たきの食事または誰かの下宿アパートに集まってお酒を飲んで食べるのに、コンビニは名とは反して便利なものではなかったので、安くて簡単なものを必ずつくっていました。▶︎その中のひとつが湯豆腐。なつかしいバンドの歌を口ずさみながら書きました。▶︎WEBブログからの転記。noteは「あとがき」+口ずさんだ懐かしの楽曲つき。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?