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「一文一義」はねじれ、「箇条書き」はルールが大切

目指せ WEBライター検定3級! 私の学習帳 : part 7

わかりやすい文  = 理解しやすい文


 この記事は、クラウドワークスに登録すると視聴できる ”受験前の参考動画”『WEBライター検定3級講座』を視聴した私が、重要だと感じたポイントをまとめたものです。
 加えて、動画から学んだことをベースに、私なりに調べ、噛み砕き、時には例を交えつつ、『3級取得のための学習帳』として整理してみました。
 3級取得に向け、歩きはじめた私がまとめた学習帳ですが、良ければご活用ください!


 今回の学習テーマは、いかにして分かりやすい文を書くかです。
 動画内では、”分かりやすい文を書くテクニック” として、7つの手法がピックアップされていますが、まずは「一文一義」「箇条書き」についてまとめていきたいと思います。

 動画によると、7つあるテクニックのうち、この「一文一義」と「箇条書き」が何よりも重要とのこと。これら2つを駆使するだけで、記事の分かりやすさは大幅にUPするらしいのです!

 今回から最後のチャプターに入ります。
 より実践的な内容になっていきますので、心して学んでいきたいと思います。


動画 『WEBライター検定3級講座』を視聴して、重要だと感じた 私なりのポイント

※ 今回の記事は、【チャプター4】の計4動画分(動画No.19-21)になります。

■19、”分かりやすい文” を書く必要性
WEBの記事は、最後まで読んでもらえる可能性が少ない。
分かりやすい文 = 最後まで読んでもらえる可能性が高まる。 

■20、「一文一義 (単文)」を駆使して書く
一文一義:一つの文に、一つの情報だけを書く。
 ・文が短くなるため、理解しやすい 。(短期記憶を意識した書き方になる)
 ・誤解を生まない。
 ・ねじれ(主語・述語の関係がおかしくなっていること)を起こしにくい。

短期記憶を意識した書き方とは
  短期記憶とは、数十秒〜数分程度の期間だけ保持される記憶。記憶できる分量は、電話番号の桁数程度。文を読む際も、短期記憶を使用している。
 →  一文に入れ込む量は、短期記憶で処理できる範囲に留めることが重要。

◉ 文の種類は「単文」「重文」「複文」の3つ。
※ 動画では「単文」ではなく「短文」と記していますが、「単文」が正しいです。

「単文」主語ー述語              一文一義は単文
「重文」主語①ー述語①、主語②ー述語② 主語と述語の関係が並列
「複文」主語①ー主語②-述語②-述語① 文の中に別の文が入り込んでいる

文の長さによるメリット・デメリット
短い文(単文/一文一義)
・分かりやすくシンプルな反面、高圧的・幼い印象を与える。
長い文(重文・複文)
・格式高くやわらかな印象を与えるが、複雑なので理解しづらい。ねじれに注意する必要がある。
 → どちらか一方ばかり使用するのではなく、適切に使い分けながら書くことが重要。

出典:WEBライター検定3級 対策講座
【Chap.4 分かりやすい文を書く】なぜ「分かりやすく書く」ことが大切なのか?
一文一義で文を短く書く

スパッと伝えたいことは 「一文一義」で

 「一文一義」は、「…で、結局何が言いたいの?」とならないためのテクニックです。
 確かに、一文が長いものと短いものでは、短い文の方が圧倒的に理解しやすいです。

 「一文一義」は文字通り、一文に一つの意味しか持ちません。そのため、簡単に文意を汲み取ることができます。 
 一文に多くの情報を詰め込むのではなく、まずは要所を抜き出してしまう。
 よく  ”結論を先に書きましょう” と言われますが、あれと同じようなことなのでしょう。詳細などその他ことは、その後に付け加えていけばいいのです。

 ”わかりやすい文” とは 、”理解しやすい文” のこと。
 理解させたい・伝えたい内容ほど、「一文一義」を使用するのが良さそうです。
 

重要なのは  ”ねじれ” を起こさないということ

 「一文一義」のような短い文(単文)のメリットは 、ねじれが 起きにくいこと。反対に、一文が長い重文や複文のデメリットは、ねじれが起きやすいこと。

 つまり、ねじれのない文を書くことこそ重要だということなのでしょう。身も蓋もない言い方をしてしまえば、”ねじれを制する者は「分かりやすい文」を制する” です。

▶︎ねじれのある文(主語と述語の関係がおかしい)
今日の予定は買い物をしたいです。
 
 「一文一義」を使って文を短くしたところで、ねじれがあれば台無しです。短い文であっても、主語と合致した述語になっているかというチェックは必要になります。

長い文ほど ”ねじれ探し” は困難に…

 当然、文が長くなればなるほど、 ねじれは見つけにくくなります。

▶︎ねじれのある長文
タンパク質を多く摂れる食品は、鶏肉や牛肉、大豆製の豆腐や豆乳、牛乳やチーズなどの乳製品などに含まれています。

出典:EDiT.編集部
主語と述語のねじれに注意!伝わりやすく書くための文章のクセの直し方
https://edit.roaster.co.jp/writing/6767/

 一見すると正しいように思えるのですが、「食品は〜含まれています。」となっているため、この文はねじれアリのNG文です。  

 正しく書き直したものが、こちら。
 『タンパク質を多く摂れる食品は、鶏肉や牛肉、大豆製の豆腐や豆乳、牛乳やチーズなどの乳製品などです』。

 言われてみれば…ですが、私は間違いなくスルーしてしまうことでしょう。

 そこで、同記事内に紹介されていた、ねじれ対策法をまとめてみました。

■ねじれ対策法
基本
主語、述語を抜き出す →  主語と述語を正しい関係で配置する
 
長い文の場合
文章を分解し、省略された主語も含め、主語+述語のワンセットを作る

分解した例
『タンパク質を多く摂れる食品は、/鶏肉や牛肉、/大豆製の豆腐や豆乳、/牛乳やチーズなどの乳製品/などに含まれています』。

などに含まれています →  以上に(タンパク質が)含まれています
 = ”含まれています”  に対する主語は ”食品は” ではない。

出典:EDiT.編集部
主語と述語のねじれに注意!伝わりやすく書くための文章のクセの直し方https://edit.roaster.co.jp/writing/6767/

 長い文ではねじれを見つけにくい一方、「一文一義」のような短い文では、”見つかってしまいやすい” 。

 毎回毎回このように分解してチェックするのは、大変です。
 しかし、ねじれが発生する要因の多くは、書き方の悪癖によるものとのこと。

 癖は気にしないと直らない…。
 今まで私が書いた記事の中にも、多量のねじれが潜んでいることを思うと、ゾッとします。
 文章の質を上げるためにも、ねじれに注意しながら書いていきたいと思います。

〈まとめ〉

 「一文一義」は、一つの文に一つの意味。短くスパッと表現でき、単純明快で誤解釈も起こしにくい。
 よって、”分かりやすく書く” には最適な手法となる。
 しかし、「一文一義」を使って短い文にしたところで、ねじれがあれば意味がない。注意すべきは、ねじれの有無。

 しかしながら当然、全ての文を「一文一義」にすれば良いというわけではない。「一文一義」は適宜に使用する。


■21、箇条書きの使い方
箇条書きを使うことで、視覚的に理解できる = イメージ記憶として残りやすい
 → 箇条書きは積極的に使っていく。

効果的な箇条書き
・項目は3-5程度にする。(多くても7つ以下)
 → 項目が多くなる場合は、階層化する。
・使用する記号は統一する。(「・」なのか「▶︎」なのか  など)
・項目の文末表現は統一する。(言い切るのか、文章表現でまとめるのか など )

箇条書きのルール決めのヒント
・内容に順番性があるか否かを確認する。
   順番性がある         → 数字やアルファベットを使用 
   順番性はない(並列な内容)  → 「・」や「-」といった記号を使用
・「」と「(1)」では、括弧がない方が上階層になる(文科省の推奨ルール)

出典:WEBライター検定3級 対策講座
【Chap.4 分かりやすい文を書く】箇条書きを使う

 私は今まで、「箇条書き」は写真や挿し絵などと同様に、記事を補佐するための表現方法の一つであって、”記事(文章)とは別枠を設けた上で” 使用するものだと認識していました。
 なので、文章と箇条書きは、できる限り混ざらないようにしていたのですが、間違いだったようです。これからは文章中に積極的に取り入れていこうと思います。

箇条書きの 「基本ルール」
・項目は3-5が適切。(最大7つ)
・記号、文末表現は必ず統一。
・箇条書きの内容に順番性があれば、数字またはアルファベットを使用。
 (なければ記号を使用)
・一度決めたルールは遵守。

 箇条書きで書いてみました。いかがでしょうか。

 ちなみに、箇条書きでは体言止めを使うことが多々ありますが、ビジネス文書においては、箇条書きであっても体言止めの使用は、控えた方が良さそうです。

■ビジネス文書で避けるべき箇条書き
動詞で終わる文章を体言止め
にして書くのはNG。
▶︎ NGな箇条書きの例
・コストの低下
・売り上げの倍増

避けるべき理由
・”状態” を表しているのか、人や組織などの "ある主体の行為" を表しているのか判別がつかない。
・”行為” を表す場合、主語が抜けていることで “誰が” といった責任や因果関係が曖昧になる。
・過去の話か、現状の話題か、未来のことか判然としない。

→ ビジネス文書において、多義的に捉えられるのはNG

出典:ダイヤモンドオンライン
『超一流は、プレゼンやメールに「体言止め」を使わない。』杉野幹人
https://diamond.jp/articles/-/103121

 以前の記事にも、ビジネス文書と体言止めは相性が悪いと書きましたが、箇条書きにおいても同様の理由から、体言止めは避けるべきのようです。  

↓こちらの記事です!

「。」 「、」は使うべきか、使わざるべきか

 箇条書きについて私が調べた中で、需要だと感じたもう一点がこちらです。句読点は使っても良いのか。

 結論は、使ってOKです。
 ただし、「。」や「、」をつけるのは、箇条書きの内容が「文章」になっている、また文末が「こと」や「とき」の場合のみ。
 一方、箇条書きの内容が「名詞」で終わっている場合はつけません。(下記のような場合です)。

 材料
  ・プラスチックの段ボール
  ・粘着力のあるガムテープ
  ・50cmを測れる定規

 これらは文法的な決まりというわけではありませんが、一般的なルールとして認知されていますので、従っておくに越したことはありません。

〈まとめ〉

 「箇条書き」は、わかりやすく書くために欠かせないテクニック。まとめられるものは、積極的に使ってまとめていく。ただし、ルールには従うこと。
 
 また、ビジネス文書での箇条書きでは、体言止めを使わない。


 次回からは、より突っ込んだ学習になってきます。
 残り6動画分。もう少しです! 

↓ こちらも読んでいただけると嬉しいです!

いつか母と仲良くなれたら、母と私と猫さんで旅行に行きたいと思っています。 野っ原をのんびりと散歩。 母との生活は始まったばかり。 夢は大きく、まだまだ諦めません^^