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”満点の星空” は誤表現!?

目指せ WEBライター検定3級! 私の学習帳 : part 6

それダメなの!? 「体言止め」「重複表現」「表現の繰り返し」


 この記事は、クラウドワークスに登録すると視聴できる ”受験前の参考動画”『WEBライター検定3級講座』を視聴した私が、重要だと感じたポイントをまとめたものです。
 加えて、動画から学んだことをベースに、私なりに調べ、噛み砕き、時には例を交えつつ、『3級取得のための学習帳』として整理してみました。
 3級取得に向け、歩きはじめた私がまとめた学習帳ですが、良ければご活用ください!


 今回の学習テーマは、読みやすい文にするために欠かせない表現についてです。
 勉強するのは「体言止め」「重複表現」「表現の繰り返し」の3点。

 3級は、WEBライターとしてやっていく上で必要最低限となるスキルを問うものになっています。
 つまり、この3つの文体の理解は基礎中の基礎ということなのでしょう。

 癖のある文章を書きがちな私。
 襟を正して取り組んでいこうと思います。


動画 『WEBライター検定3級講座』を視聴して、重要だと感じた 私なりのポイント

※ 今回の記事は、【チャプター3】の計3動画分(動画No.16-18)になります。

■16、体言止め
体言止め:元は和歌などで余剰、余韻を持たせるために使われていた技法
 ・文章にリズムが生まれる 
 ・詩的な雰囲気が出る
 ・内容が強調される

体言止めの多用は避ける
 
→ 投げやり感、冷たい印象、丁寧さが欠ける
 ※ 特にビジネス文書の場合は注意「文末の不統一」とみなされる場合あり。発注者に使用の可否を確認すること。

出典:WEBライター検定3級 対策講座
【Chap.3 読みやすい文を書く】体言止めでリズムを生み出す

 言いたいことをスパッと表現できる体言止め。私は割と使用してしまうですが、多用はNGとのことでした…。何事も適度にということなのでしょう。

ビジネス文書では使わないが吉

 中でも注意すべきはビジネス文書ということで、調べてみした。
 一般的な主張としては、ビジネス文書での体言止めは、ぶっきらぼうという印象を与えるというもの。
 つまり、丁寧さが欠けるという理由から嫌厭されているようです。

 例えばこの2つの文。
・不調だった、今週の売り上げ。
・今週の売り上げは不調でした。
 確かに体言止めを使用した文は、ぞんざいな印象を受けます。

 そしてもう一つ。上記の以外にも、気に留めておくべき理由がありました。

■ビジネス文書で体言止めを使用するデメリット
体言止めは含みを持たせてしまう。
根拠がある事実なのか筆者の推測なのかわからなくなる。
 → 読み手によって受け取り方が変わる。
▶︎「明日は晴れ」
・天気予報で晴れるという根拠がある( → 明日は晴れです)
・筆者が晴れて欲しいと思っている ( → 明日は晴れると思います)

出典:estlinks
「体言止めとは?例文・使い方・効果やビジネス文書で使うときの注意点」
https://estlinks.co.jp/column/stoptalking/

体言止めは、意味をぼかしてしまう

 ビジネス文書において体言止めが避けられる理由。
 高圧的で失礼な印象を与えるから、というだけではなかったのです。
 
 前後の文章を読めば、どのような意図かという判断はつくかと思うのですが、そこはビジネス文書。
 ビジネス文書は、”瞬時に正確な意味を欲する” という側面が強く、読み手に曖昧な印象を与える隙を与えてはいけないということのようです。

 「これは新入社員が覚えるべきスキル(なので覚えさせましょう)」なのか、「これは新入社員が覚えるべきスキル(なので覚えなさい)」なのか。

 ”一瞬でも” 違った解釈を与えてしまう可能性を考えると、ビジネス文書での体言止めの使用は、控えるべきなのかもしれません。


■17、重複表現(二重表現)はNG
重複表現:”最もべスト” など、同じ意味の言葉を重ねて使用する表現。

 後で後悔、一番(まず)最初に、返事を返す、断トツの一位、すべて一任する、
 お体をご自愛ください など

出典:WEBライター検定3級 対策講座
【Chap.3 読みやすい文を書く】重複表現を避ける

 「頭痛が痛い」「馬から落馬する」などは有名なので、意識して使用を避けることができますが、厄介なのは、重複表現だと思わずに使用してしまっているフレーズ。
 
「過半数を超える」「栄養素の元」「満点の星空」なども重複表現です。私、全て引っかかりました。

聞き馴染みがあるからといって、そのまま書き進めない!

 聞き馴染みがあればあるほど、正しい表現だと思い込んでしまうもの。
 そのため、誤用の可能性を考えることすらなく、そのまま書き進めてしまいます。

 重複表現のミスを減らすために重要なのは、”重複表現は必ずどこかに潜んでいる”  と意識することです。
 勢い任せて書き進めるのではなく、立ち止まり、単語の意味を考える。
 私も心掛けていきたいと思います。


■18、同じ表現の繰り返しを避ける
単調で幼稚な印象を与えてしまうため、使用しない。

・文末の表現
の繰り返し(「〜います」「〜です」などが、連続する文章など)
 → 文末表現に変化をつけて回避させる
同一の単語の繰り返し
 → 類語に置きかえて回避させる
  ※ ただし、キーワードとなる単語は統一させること。(表記ゆれになる)

出典:WEBライター検定3級 対策講座
【Chap.3 読みやすい文を書く】同じ表現を繰り返さない

 書いたり消したりと試行錯誤しながら書いていると、「〜です。」など、ついつい同じ文末表現が続いてしまうことがあります。
 こういう時こそ校正の出番です。読み返してみることで、表現の繰り返しに気付くことができます。

 一方、同一の単語の繰り返しを避ける手立ては、簡単です。
1、まとめられるものは、まとめてしまう
    緑色は目に優しい色です。緑色を見ていると気分が落ち着きます。
    →緑色は目に優しく、見ていると気分が落ち着く色です。
2、「類語辞典」を頼りつつ、同意語に置きかえる。

 同じ表現が繰り返された文章は、しつこく感じてしまいます。記事の質に関わってきますので、警戒を怠ってはなりません。

ただし、キーワードだけは変化させない!

 動画で例にあがっていたのは、「お客さまの課題」と「お客さまの問題」。

 そもそもキーワードとは、特に強調したいフレーズのことです。
 つまり、キーワードが統一されていないと、強調したいという意図が薄まることになります。
 キーワード(強調したいフレーズ)をあえて重ねて使用することで、読み手に ”キーワード=重要ポイントである” と印象付けることができるのです。

〈まとめ〉

 「体言止め」「重複表現」「表現の繰り返し」の使い方は、読みやすい文を書く上で、特に気をつけるべきもの。
 魅力的な記事を目指すためにも、”適切に使えているか” と常に意識することを怠らない。


 次回からは、いよいよ最後のチャプター4に入ります。
 チャプター3では ”読みやすい文” について学んできましたが、次は ”分かりやすい文” についてです。
 同じように思うのですが、何か違うのでしょうか。
 良ければ、またお付き合いください。

↓ 学習帳シリーズ全部入りです!
良ければご覧ください。お薦めは「著作権」の記事です。


いつか母と仲良くなれたら、母と私と猫さんで旅行に行きたいと思っています。 野っ原をのんびりと散歩。 母との生活は始まったばかり。 夢は大きく、まだまだ諦めません^^