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人間の本質⒑

面白いことに人間のタイプにも環境や人種によっての特徴があるようだ。日本人の特徴とは?

1、幸福を求めながら、不安を常に持っておく

2、同調性重視

3、従順型

4、合理性と非合理性を兼ね備える

これは流動性の少ない国、島国、村社会という地理的要因の影響も大きいと言われております。

特に同調性が異常に強いのは、囲まれた世界ですので一回でも悪事を働いてしまうと、ズーッと記録が残り、逃げ場所がない為に、慎重に同調しながら生き延びなければいけない環境ということです。島国故の「みんな一緒」「同じ釜の飯を食う」「分かち合おう」「抜け駆けダメよ」という思考になっています。

同調性の影は、ご存知のように「異種」を許さない。ルール破りを許さない。兎に角みんな我慢しているんだから、あんたも我慢しなさい。あんただけ楽しむことは許さない。と全てが皆と一緒じゃないとダメと強要してくる点。不倫などの徹底した叩き合いは、この同調性の顕著な現れ。歴史的に見れば戦渦時に反戦を訴えた者を投獄してきた民族なのです。

人間にはリスク回避とリスクと直面する両面があるのですが、この点が激しいのが日本人の特徴。先ほどの反戦者の取り扱いも、普通なら表彰者に値しますが、戦渦ですので正しいとか間違っているとか関係なくなっちゃうんです。皆んなが戦争しているだから、反戦者は罪人だとなるわけです。普段は非常に合理的な発言をしているのに、いざという時に非合理な行動をとります。

そして常に合理的で冷静さを保ち言動をとる人間は、冷たい、変わっていると排除し始めます。浪花節や任侠道が好きな背景です。理屈じゃないんです。仕事も人生も理屈じゃない。これも同調性の影響と思われますけど。普通の社会人生活の中でも普段生産性がどうの効率がどうのと言う人が「理屈じゃないんだ」とよく口にします。

本来、仕事も人生もなんでもそうですが、更に良くしよう、さらに上手くなろうとしたら、理屈は避けて通れませんが、日本人は知識で理屈を理解し、心では理屈を忌み嫌うという摩訶不思議なタイプの人間が多いのです。中庸と言えば中庸、半端といえば半端。

幸福に関しても同様。良い事があったりすると素直に喜べない。良い事が起きているのに瞬時にして「ヤバイ、運を使ってしまった」「こんな事が起きるのは、逆に危険だ」と自ら幸福を消し去ろうとします。ゴルフをなされる方はお分かりのように、ホールインワンをやって、素晴らしいショットを打ったプレーヤーが、厄払いの意味合いも込めて、同伴者に大盤振る舞いするなんて、日本人だけです。全世界、ホールインワンをすれば、そのプレーヤーは、確実に奢って貰えますし、同伴者がパーティーを開いてくれます。日本人だけが真逆です。おみくじ引いて大吉が出ると「ヤベェ」と思ってしまう日本人。常に不安を自分の中に維持していないとバランスが保てないタイプなんです。だから幸福度は低くてそれでいいわけです。

幸福度合いは100が良いかと言えばそうじゃない。腹八分目で80が良いと思う人も、50くらいで良いなと思う人がいるわけで、日本人は、間違いなく不安と安心を両方同時に持っていないとバランスが保てない人間なのです。この自覚を持つ事が日本人にとって大きな意味を持つと私は思っています。それがアイデンティティーの確率だと。

また島国故に、先ほどの同調性の延長に従順性、反社会的を嫌う特性があります。狭く囲まれ逃げ場のない環境ですので、事を荒立てたり、社会を乱すものは悪になります。ですので日本人は社畜になるのが好きなんです。社会人で定時になったらじゃぁ帰りますなんて生きていたら、ほぼ出世はあり得ないし、日本人社会の同調性から見ても許されない行動なわけです。この「社畜になるのが好き」「社畜化を望んでいる」と言う自覚も持つべきなんですよね。

意見を述べることも全く同様で、思った事をポンと口にすることは悪になります。その前に皆んながどう思っているのか、なぜその現状があるのか、きちんと精査した上で発言をしないと、単なる反社会的的、反組織的、と評価されて仲間外れにされます。

日本は沈黙が生き抜く術なんです。

ですので日本人型にはリーダー、天才はほとんど出てこない。本来のリーダーは反社会的要素を兼ね備えていないとダメな側面があるのですが、日本は反社会的人間を認めないので、グローバル的価値観でのリーダは、日本では存在しません。皆んながついてきません。日本人が求めるリーダーは、リーダーではなく、同調する調整人間です。みんなと一緒だよと言いながら、面倒なことは私が調整してなんとかします、という調整型の人間を日本社会は求めます。

ですので、、、

仕事ができる、リーダー気質、経営ができる、などはリーダーの評価に入ってきませんので、社員から見れば「使えない上司」「鞄持ち」「風見鶏」と言うような幹部が増えていく分けです。それは選んでいる自分達に責任がある事を自覚してないただの愚痴です。本当にリーダーを望んでいるのか?と突き詰めていけば日本社会は「リーダー」を必要としない社会です。リーダー気質の人間は海外に出て行くしか道はないのです。今のところは、、。だから目の前の上司や先輩を卑下するのではなく、そういった「仕事ができない」上司を自分達が望んでいると言う自覚を持つべきなんですね。

長いものに巻かれ、笑顔の沈黙を守り、集団と一緒に生きて行く、それこそが日本人、日本社会にぴったりな人間とと言うことになると言う事が、年々明らかになって来ています。

従来から何となく言われてきた事が、最近はデーターとして裏付けられてきていると言えるでしょう。

そして人間は成長つまり変化をしていきます。

今日、日本が住み難いと感じていても、結局日本があっていたとなるし、今日本が良いなと思っていても、実際は海外に出た方が似合っていたとなります。短絡的に現状だけで判断をしない方がいいですね。

兎に角人間と言うものは面白いもので、且つ日本人は非常に稀有な特徴を持った人種であることは確かなようです。

幸福とは不安と共に持つべきもの。

合理性は最終的に不要なもの

生きるとは同調して行くこと

雁字搦めに縛られる事が好きな人種

東の果てだった故に、このような人種が増殖したのでしょうか?

人間とはやはり動物であると言う証明です。環境によって大きく影響され、それに合わせて生き抜く術を見出して行く。

動物的感覚をもう一度見直しても良いのではないでしょうか?

世界から見れば本当に理解しがたい日本であり日本人。しかしそれは決して良し悪しの問題ではなく、従順で同調心理で不安を幸福のバランスの鍵として、合理性を語り非合理性に生きる事が自分達なんだと自覚を持てば、異質な者を排除したり、否定する事なく自分達の立ち位置で生きていけると思います。

グローバル化と叫ばれて100年以上経っておりますが、日本、日本人は世界基準とは全く違うものであり、合わせる必要性も全くなく、あくまでも難解な国、日本人というスタンスで笑って生きて行くのが良いと思います。

当然生物学的に言っても少数派は日本社会では生きていけない人達もいます。願うならその少数派も活かせる社会が日本社会に生まれてほしいのですが、これまた難しく、人間と言う動物を見たときに、その環境に合わない人間は現状の環境を飛び出して他の環境に飛び込むしか道はないのでしょう。そしてその一部の少数派の日本人もいつかは遺伝子解明が進めば、原点が別な場所にあったのが証明されて行くと思います。

東の端の国、多くの人間が流れ着いた最終の地。

その様々な遺伝子が生き残り今の日本を形成しています。長い年月の中で、遺伝子の記憶を失った者、未だに過去の遺伝子の記憶を持ち続けている者、その比率が半々な者など多種多様の肉体を持った人間の寄せ集めの国日本。

世界基準で見れば摩訶不思議な訳のわからぬ国、日本人。そしてそれが日本人たる所以。他者と比較し無理に世界と合わせなくても、堂々と訳がわからぬ国、国民として生きていってほしいものです。

あっ、、

超同調性の民、、、

と言うことは、、どうしても世界に同調したい???


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