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あなたの花わたしの花

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みんな一緒が良かった時代から、おひとり様の方が生きやすい時代に突入しました。

おひとり様が苦手で、外食やショッピングや映画、旅行などなど、少しずつひとりで行動できる様に、練習している(または、配偶者にさせている)のだという話をよく耳にしました。

私は何でも、何処へでも、ひとり行動に慣れているのでへっちゃらなのですが、おひとり様にチャレンジしている人たちにとっては、今や一気にハードルが低くなったのではないでしょうか。

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こどもみらい塾フラワークラス。本年のお稽古初めです。

ガラリと、お教室の空気感の様なものが変わった気がしました。

いつもはピーチクパーチク賑やかで、手より口が良く動く子供達だった。しかし、昨日のレッスンでは、花材を手にするや、全集中で自分の作品に向かっていた。

オリジナリティーが、より際立っていて、全員が全く違うプロセスで作品を完成して行く爽快さ。

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個の時代の始まりを、肌で感じました。何が良いとか悪いとか、そういうレベルではなく、どう導けばより良い結果が望めるかという視点を持つこと。もっと抽象度を上げて、全体を見渡す必要があるのですね。

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レッスン後、子供たちは「これ誰の〜?!」と言いながら、それぞれの出来栄えを認め合い、楽し気に笑っていました。

子供ながらに、自己を確立しているのだなあ。だから、他との違いを喜び合うことができる。

私が子供だった頃の時代と比べ、格段に成熟した子供社会があるらしい。

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いつも勢いのある作風のNちゃんが、今回もダイナミックな花材の使い方をしていたから、「Nちゃん、今日も元気いっぱいだね」と、私は褒めたつもり。

でも本人の返答は「私だって疲れている日もあるよ。それなのに、今日も元気だねって・・・ショック〜」・・・すまぬ。

乙女の微妙な心持ちがわからぬ(笑)。

抽象度を上げねば。



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