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コロナ渦での、入院・手術ってどんな感じ?

先日、このような記事を書きました。

私が最近入院をしたのは、
出産時<2020年6月>と、上記の手術の時<2020年8月>ですが、今回は上記の記事にある「子宮頸がんでの入院・手術」をした時のことを書いていこうと思います。

コロナ渦での入院に必要なこと。

入院したのは某大学病院。さまざまな科が入っているいわゆる大きな病院です。2020年12月現在よりも感染者数などは少し落ち着いていた時期だったかと思います。
しかし、基本的に「面会・付き添い等はすべてNG」でした。これはおそらく現在すべての病院で共通していることかと思います。
ですので入院が必要になった際には、コロナ感染でなくとも、入院中には家族にも友人にも一切会えません。
(これって小児科の場合はどうなんだろう…。親御さん方も検査を受ければ付き添い可能なのかな…。)

入院前にはさまざまな身体検査を行いますが、
現在はPCR検査も必須になっています。私の場合は病院の敷地内で、他の患者さんとは触れ合わない通用口のような場所で検査を受けました。鼻につっこむタイプのものでしたが、思っていたより不快感は少なかったです。自覚症状がない感染者の可能性もゼロではないので、ちょっとドキドキ…。
無事陰性!が分かり予定通りに手術を行えることが決まりました。

PCR検査が陰性であっても、入院中は基本的にマスク着用が推奨されていました。大部屋だったこともあり、自分のベッドの上ではマスクなしでOKという感じ。

手術中、万が一の場合が起こった時に、本人の代わりに治療等の承諾を得るため、そして術後の結果説明を受けるために、手術の前後のみ家族が病院に入ることが許されました。
しかし、小さな子どもは付き添いNG。よって、夫と娘は来られないので母に来てもらうことにしました。
病院によって方針は違うかもしれませんが、小さなお子さんをお持ちで今後手術の予定がある方は、お子さんを預けられる環境もしくは、代わりに駆け付けてもらえる親族を見つけておくと良いかもしれません。

また、入院中に必要なものがあっても家族に届けてもらうことは出来ません。なので、「必要になるかも?」というものは事前にしっかり準備をしておきましょう。

さあ、手術当日です。

いよいよ円錐切除手術を受ける。

産まれて初めての手術ということにかなり緊張していました。出産時に背中から痛み止めの麻酔を入れる<硬膜外麻酔>は経験していたのですが、眠る麻酔は初めて。眠ってしまったあと、無事に目が覚めるのだろうか…、麻酔の後遺症などは起きないだろうか…という不安が頭を過ります。

時間になり、車椅子に乗せられて、母に見送られながらいざ手術室へ。
大きなドアが開くと、そこは無機質さと機械感のある独特な空間でした。みんなグリーンの手術着を着ています。横では、病棟の看護師さんから手術室の看護師さんへ私の詳しい情報の受け渡しをしています。
緊張していると、手術のサポートをしてくれる看護師さんが優しく声掛けをしてくだいました。

そして、いざ、手術台へ。

説明では聞いていましたが、手術台ってとても狭いです。天井にはあの大きなライト。周りにはさまざまな器具。時計。
2名の看護師さんと1名の麻酔担当の方が、点滴と麻酔の準備をしている中、執刀する医師とサポートされる医師の2名が部屋へ。おそらくこの合計5名が私の手術を担当して下さいました。
怖い…!めちゃくちゃ怖い…!何をどうされるんだ!怖い…!
”ザ・手術感”が高まり、さすがに怖くてちょっと震えてきました。
足を固定されながら、左腕の点滴ルートから眠る薬を入れられ、「痛い…!」と口に出したところまでで、私の手術前の記憶はおしまい。どうやらここですぐ眠ってしまったようです。

目が覚めると、酸素マスクがつけられていて、横には看護師さんが。まだ意識がぼんやりしているのと、手が重たくて、声もうまく出ません。
30分程度で終わる手術でしたが、私の場合は予定よりも少し時間がかかったみたいでした。
待合室で待っていてくれた母と少し対面し、そのままストレッチャーで病室へ。意識はすぐにハッキリし、手も動かせるようになりました。
しかし、足が全く動きません。どんなに力を入れようとしてもピクリとも動かなくて、それがとても怖かったです。(麻酔による影響だったので、徐々に動くようになりました)
そんな足には血液循環を促すポンプが装着されいて、翌日の朝まで外せず、「シュコーッシュコーッ」という音がずーっと鳴っているのと、足を固定されているためで寝返りができないことが、地味に苦痛でした。
やたら厳重なおむつを装着されていて、尿管にカテーテルが入っている状態でしたが、それも翌日には外すことができました。

術後のこと。

入院中は出血や痛みなどもほとんどなく、個人的な体感としては術前とほとんど変わりないような印象でした。
退院後、普通に生活をしてみると…生理中にありがちな、患部の違和感?のようなものが常にあるように感じました。痛みはありませんでした。夫も家に居てくれたので、できる限り安静に過ごしてはいたのですが、一度だけ買い物で長く歩き回ってしまった時に出血…。病院で止血剤をもらうことで治まりました。
術後の少量出血はよくあることのようで、激しい運動などをしない限り、普通の生活に戻ることができますよ。
ただ、無理は禁物です!稀に、多く出血してしまって、再度処置が必要になる場合もあるのだとか。

余談ですが、手術直後、家で待っていてくれてるみんなも心配してるだろうと思い、病室に戻ってからすぐにLINEを送ろうとスマホを触っていたら、
「術後なんだから、目をつぶって!ちゃんと休んで!!」
と、看護師さんにめちゃくちゃ怒られました…。笑

こんな感じで、私の人生初の手術は無事に終了しました。
術後3ヵ月を過ぎてからの再検査でも問題はなかったので、経過も良好といった感じです。
円錐切除手術を受けると、子宮頚管が短くなってしまうので、早産や流産のリスクが少し上がります。そういったこともあるので、早い時期から定期的に検診を受けることが大切だと思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

みなさんが、穏やかな年末年始を過ごせますように。

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