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お金の使い方を見直したら、そこには心の余裕と幸せな日々が待っていた。

28歳貯金0おんな。

人生のリスタートはお金の使い方の見直しから始まった。


28歳を目前にしたある日。

私は、離婚をきっかけにお金やお金に変わる財産がほぼ0なった。

(ちなみに、ギャンブルや酒癖が悪い等、圧倒的にどちらが悪いというものではなかったが、結婚生活が耐えられなくなっていた私の離婚したいという希望を叶えるためにお金や財産を手放したのだ。)


正直、看護師の私は安定した収入もあるのでそこに関して絶望することは無かった。

むしろ、ある程度収入があったがために、そして今思えば自分のためというより18歳からここまで、元旦那と、それから自分の見栄のためにお金も時間も費やした私は、お金の使い方を見直す良い機会になった。

恥ずかしい話だ。

良かれと思ってやっていた。

相手がとにかく居心地のいいように、

自分の方が収入があるのだからなんでも自分が多く出すのが当たり前、

相手がある程度自由にお金を使えるように、

相手が望む生活水準で生活できるように、、、

いい妻と思われるように、、、

、、、

私という人間はいったいどこにいたのだろうか。

そうして、自分で首を絞めて、重ねられた私のストレスは暴食にはしり、一時の見栄を張る気持ちやプライドを満たすだけの、心が満たされることは無いような、浪費を重ねていたと思う。


ある程度の収入があるのに、ある程度の額から貯蓄は増えなくなっていた。

というより貯まっては、なにかしらに消えたいった。


そんな中、28歳で貯金0になって

そして一人身になって初めてお金と向き合った。

友人に勧められた動画でお金の勉強をし始めた。

なるほど。

無知というのはこれほどまでに得られるはずのお金や、失う必要の無いお金を失わせてしまうのかと感じた。

携帯の代金や、賃貸の初期費用なんかは、無知が故に言われたものを全て受け入れていた。

私の携帯の使い道からして、格安スマホで充分だったが、自分で調べたり、変更するのがおっくうで、言ってみれば手間をお金で買っていた(つもりだった)。

いい家電だってそう。

いい物使ってるという見栄っ張りな心と、家事をすることが義務になり一人で家事をするためにはいい家電で手間をお金で買った。

悪いことでは無いと思うが、少なくとも夫婦2人だけの生活に必要無かったように思う。


賃貸は、どこかと比較することもなく言われるがまま契約した。

今後の引っ越しのために5社に同じアパートの初期費用の概算を出してもらったら、10万円前後の差があったのだ。話をすれば、値下げ交渉もしてもらえそうだった。

格安スマホに変えてみたら、1ヶ月1万円弱安くなった。

今まで見栄を張って(そんなつもりも無かったけど今思えば)わりと綺麗で新しい賃貸に住んでいたが、自分が生活するための空間、古くても、安くても、私自身が好きになってしまえば居心地はリッチなホテルにだって負けない。

そうなると、家賃も4万円近く安くなった。

携帯代と家賃だけで5万円も出費が減った。

さらに、自分自身を大切に、自分が、心地いいなと思う食事や生活をはじめたら、食事の華やかさは格段に落ちたが、健康的なうえに食費がガクンと下がったのだ。

ついでに痩せた(笑)


収入というのは、増やすのは容易では無い。

最近では積み立てNISAや投資などもあるが、考えてみた。やれるものはやって不労所得を増やすにしても、月に5万円の単位で収入を増やすというのは、やはり容易ではない。

ましてや財産0の私が。



例えば

今まで見栄のために使っていた賃料の4万円と、

手間をお金で買うように払っていた携帯代の1万円。

例えばそのうちの4万円を貯蓄に回したとしても、さらに1万円いつもより余裕がうまれる。


私は人にプレゼントをしたりサプライズしたりするのがとにかく好きだ。

人の喜ぶ顔がとにかく好き。

価格では無いとは思うが、喜んでもらいたいと思って贈るプレゼントは、やはり相手が喜ぶものをあげたい。

そうなると、あまりお金に余裕が無かった私は選択肢が狭くなっていた。

1万円の余裕が、人が喜んでくれることをするための選択肢の幅を広くしてくれた。

生活に必要なもの以外で自分に何か買ってあげるなら、年に1つ本当に一生大事にできるくらいのものが買えたらそれでいい。あ、旅行とかは好きだから行きたいけど。

でも、あったらいいな〜欲しいな〜くらいの気持ちで買うくらいなら大好きな人に何かをプレゼントしたい🎁

そんな私にとって、そのプレゼントの幅が広がるというのはこの上ない幸せなのだ。


お金の使い方を見直したら、

貯蓄が出来るようになっただけじゃなく、

健康になり、自分自身が心から健やかになり、

そして誰かが喜んでくれるという最高のギフトまでついてきた。

自分自身が健やかでいられる生活を送るようになったら、なんと家事も好きになってしまった。

洗濯や料理も、初めて楽しいと思えているのだ。

子どもができたりしたら分からないが、ひとまず、当分は手間をお金で買うような家電は必要ないかな(笑)


"幸せはお金じゃない"とずっと思ってきたけど

"幸せは、お金だけじゃない"と言葉を改めることにする。

お金に余裕があることで、人に何かしてあげられる人が喜んでくれることをする幅が広がるのだ。

きっと家庭もそうだろう。

お金があればあるほど幸せな家庭、とは思わない。


私は貧乏な有機農家に育って、奨学金を借りて高校に行かせてもらった。

それでも家族が大好きで、昔も今も幸せだから。

お金が無い分他の愛情がたっぷりあった。

だから、お金があるから幸せ、無いから不幸せではない。


でも、身をもって感じたのは、ある程度のお金の余裕は心の余裕になり、そしてその心の余裕は人に優しくなれる源となるということ。

今ある収入で、そのお金をどう使うか。

何に使うか。

自分の心に聞いてみる。



28歳貯金0おんなが

お金の使い方を見直してみたら、

そこには心の余裕と、幸せな日々が待っていた。





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