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2024年2月の記事一覧

「ペトラ・カン・フォントの苦い涙」 ライナー・ヴェルナー・ファスピンダー  監督作品「苦い涙」フランソワ・オゾン監督作品

「ペトラ・カン・フォントの苦い涙」 ライナー・ヴェルナー・ファスピンダー 監督作品「苦い涙」フランソワ・オゾン監督作品

大好きなファスビンダーの作品「ペトラ・カン・フォントの苦い涙」は昨年、菊川のストレンジャーで観たのが初めてでしたが、この作品をオゾン監督がリメイクした「苦い涙」公開された年でした。
「ペトラ・カン・フォントの苦い涙」ライナー・ベルダー・ファスビンダー監督作品

2度の離婚に失敗し落ち込むもののビジネスでは、成功を収めているファッションデザイナー 
ペトラ・カン・フォントは自宅兼アトリエで、奴隷のよ

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王国(あるいはその家について)         草野なつか監督 2018年作品

王国(あるいはその家について) 草野なつか監督 2018年作品

英ガーディアン紙・英国映画協会〈BFI〉による年間ベスト作品に選出された日本映画ということで、気になっていた映画。
ガーディアンというのは、元々は、マンチェスターで刊行された、近年、名匠マイク・リーも映画化した「ピータールーの虐殺」と言われる民衆弾圧事件も取材した、中道左派・リベラル寄りの新聞で、音楽の情報も多く(Haward DevoteやMicheal Headの特集も読んだことがあります)、

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「Stop Making Sense」4Kリストア版@IMAXシアター

「Stop Making Sense」4Kリストア版@IMAXシアター

約40年振りに観ました。83年作ですが、僕が見たのは、85年。レイト・ショーのみの公開でした。
当時は、メンズ・ビギがプロモーションをサポートしており、店舗にも大きなポスターが貼ってありました。あの時代、肩幅を強調したジャケットが大人気でしたが、あのスーツは肩だけでなく、身頃も巨大で来日時に観た能にインスパイアされたそうです。
改めて、彼らの音楽をまとめて聴いてから観たので、その辺の話から、映画に

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