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①ストレスの限界を迎え、アーユルヴェーダリゾートへ

時は遡ること2017年6月。
本場のアーユルヴェーダを体験しにスリランカへ行ってきました。

何故行ったのか。。

当時の私は、乳がんの手術を終えたのち、胸の再建や経過観察のため、1年弱の間、日本のトップ企業で派遣社員として働いていました。

何故そんな状態でトップ企業で働こうと思ったか。
それは家から近かったことと、時給がめちゃめちゃ良かったから。
どうせ受からないだろうと思い、ダメ元で診察のために一ヶ月に2回休みをもらうことや、再建手術で1週間ほど休む可能性があることも条件としてあげてみたら、快くのみこんでくれたからでした。

今まで3度、派遣社員として働いたことがありましたが、さすがトップ企業。
最初から容赦なし!
担当の国が振り分けられると、その国々に関しては自分が責任者。
会議もバンバン出るし、わからないことがあればパソコンを持って他部署まで自分で聞きにいかなければなりません。
まったく知識のない業界だったのでわけがわからないけど、わからないと言ってられない。
わからなければ自分で積極的に聞くしかないのです。

緊急対応を求められる部署だったため、毎日自分の限界を超えたパフォーマンスが求められ、「ハゲる〜!!」と叫びながら、なんとか仕事をしていました。

強烈に嫌味な上司がいましたが、猛烈に仕事が出来る人で尊敬していたので、勉強になる。
複雑な思いでストレスを抱えていました。

Lokoに通いながら、自分がしんどい時はしんどい!と言ってもいいと許可することを練習し始めたのもこの頃です。
それまでは、しんどいなんて言ってられない。やらなアカンからやる。という考え方でした。

ある日、仕事のパートナーの無責任加減にほとほと疲れた私は、「もう限界。明日の自分の為に、今日は帰らせていただきます!」と午後休を取ったのを印象深く覚えています。

明日休みます。じゃなくて、当日に帰るなんて今までの自分では考えられない。

自分で自分の行動に驚きながらも、誰のためでもない、自分のために意思表示をはっきりして行動できたことにガッツポーズでした

すると翌日は気持ちよく出社して働けたこと、前日に我慢して働いていたら、暗〜い顔して働いてただろうなと感じました。

このパートナーは一言でいうと私生活から仕事までだらしないのですが、とても優しく知識は豊富で聞かれても嫌な顔ひとつせず親切に人に物事を教えられる人物。
こういうところは尊敬していたので、ここでもまた複雑な思いを抱えていたのでした。



シェフの時もそうでしたが、私は、人の良いところを見つけて尊敬するのが得意なことが裏目に出て、不快を感じ切れずに自分の中に溜め込んでしまう性質があります。

また、人より我慢の限界が来るのは遅い方ですが、限界が来た時はピシャリと正論を言ってその場を去る傾向もあります。
こうなったらもう誰も手をつけられない(笑)

そうなる前に、我慢しすぎないように、

①「腹立つ〜!でもあの人、こういうとこすごいしな。」

じゃなくて、最近は順番を逆にするようにしています。

②「あの人のこういうところがすごい。でも今は腹立つ〜!」

といった具合です。


普段から被害者意識になったり人に怒りをぶつけやすい人は①を、私のように怒れない人には②をオススメします。


なんだかんだで、仕事は順調に進み有り難く正社員の試験を受けないかとお話をすぐにいただきましたが、オーストラリアに帰りたい一心とマジでハゲると思ったのでその場でお断りさせていただき、家族にはそんなチャンス二度とないで、もったいない!と嘆かれたことを覚えています。


実は、そんなチャンス二度とないでもったいない案件は今回に限った話ではなく、私はそんなチャンスを人生で幾度も経験しています。
でもいつも家族の思いに応えずに、自分の選択をすることに罪悪感を持って生きてきました。

今、気が進まないのに二度とないチャンスかもしれない。。。と悩んでいる人がいたら、言わせてください。
チャンスは来ます!
自分の本当の声に従っていれば、何度も何度もチャンスはやってくる。
相手の意見も聞いてみる。信頼できる人に相談すればいい。
でも後悔のないように、最後は自分で決めたという意識を持つことが大切だと思います。


お待たせしました。
それで何故スリランカでアーユルヴェーダなのかというと、乳がんの経過観察の目処も立ちこれからは年に2回の検査となったので、オーストラリアへ戻る前にリフレッシュしたかったから&アーユルヴェーダには常々興味があり、どうせなら本場で体質改善兼ねて受けてみたかったから。

携帯の電波も通じないスリランカのジャングルの中にあるリゾートで、朝昼のアーユルヴェーダのトリートメントにオーガニックの食事、ヨガ。
私に必要なことだと思いました。

次回、スリランカでの珍道中始まります。



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